技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本書籍は、フィルム、金属、粉体表面改質、ディスプレイ・半導体洗浄、エッチング、有機・無機薄膜、バイオ処理など、大気圧プラズマの応用技術について網羅した、大気圧プラズマの技術書籍の改訂版です。
本書の 2006年の初版 に際しては、当時世界でも初めてと思われる大気圧低温均質プラズマに関する技術解説書であったことから、内容も啓蒙書に近い形になった。とはいえ、すでに初版から6年近く経過した現時点でも、初版に書かれた基礎的な分野の記述、あるいは示された応用技術は決して古びているわけではなく、大気圧プラズマ技術全体において、本書で示した基礎理論の更なる詳細取扱いへの深化、および広範囲な応用分野への展開がとどまることなく進んでいるのである。たとえば世界最大規模のプラズマ化学国際会議である ISPC のISPC-17(2005年)では、初めてTopicsの中で大気圧非平衡プラズマが取り上げられ、大気圧グロー放電に関する多数の報告がされたのであるが、その後の3回のISPCのみならず、同種のプラズマ学会ではすでに定番のTopicsテーマとして定着して現在に至っている。また6年の短い間にも超大な数の大気圧関係の論文、新型放電管、処理機の発表が成されてきている。
改訂版ではその辺を踏まえて、6年間の進展と今後に期待できる新技術を取り込むことを考えた。初版では大気圧プラズマの特徴を強く打ち出すために、常温に近い低温大気圧プラズマを中心に、基礎と応用を解説したが、新版では新たな領域を加えるために大気圧プラズマの範疇を、低温の気体から、液体中に発生させたプラズマや中高温の大気圧プラズマにまで広げて、液中プラズマによる応用技術および中高温プラズマによるサブナノ粉体製造への応用についても解説を行っている。
本書の中(第10章)でも述べられているように、すでに大気圧プラズマ技術は「大気圧」とわざわざ銘打たなくても、それこそ旋盤や大工道具のように、ごく当たり前のように日常使われている、汎用技術としての性格を帯びるようにもなってきているのである。またそれが一つの目標であったわけで、大気圧プラズマを始めた研究者の一人として、誠にご同慶の至りであるとともに、今後新しい研究者や技術者の方々のご努力による、各応用分野での無限の広がりを期待するものである。
(監修 小駒益弘/「はじめに」より抜粋)
大気圧プラズマ放電による滅菌-エンドポイントとキャリアのダメージ評価 概要
(※) 印のあるものは 2006年発刊【大気圧プラズマの生成制御と応用技術】 と同じ内容です
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2024/12/6 | 大気圧プラズマの基礎と低炭素技術への応用 | オンライン | |
2024/12/18 | 大気圧プラズマの基礎と低炭素技術への応用 | オンライン | |
2024/12/18 | 大気圧プラズマを用いたSi系機能薄膜の低温・高能率形成技術 | オンライン | |
2024/12/19 | プラズマエッチングにおけるパーティクル・プロセス異常の検出技術とプラズマ耐性部材 | オンライン | |
2025/1/20 | 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 | オンライン |
発行年月 | |
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2021/3/8 | プラズマ技術 |
2021/3/8 | プラズマ技術 (CD-ROM版) |
2018/9/27 | プラズマCVDにおける成膜条件の最適化に向けた反応機構の理解とプロセス制御・成膜事例 |