技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゲノム編集/遺伝子治療技術の特許戦略

研究者にも分かり易く解説する

ゲノム編集/遺伝子治療技術の特許戦略

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゲノム編集/遺伝子治療技術の特許戦略について基礎から解説いたします。
ゲノム編集技術を使用した製品開発での留意点、特許侵害とならないための留意点、今後の特許取得・権利化の戦略と、他社特許の侵害防止対策について詳解いたします。

開催日

  • 2018年10月18日(木) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部. ゲノム編集技術の特許化動向とその権利効力範囲

(2018年10月18日 10:00〜13:30) ※途中、昼食の休憩を含む

 本セミナーは、「ゲノム編集/遺伝子治療技術」と称するが、その主要対象焦点はゲノム編集技術とその応用面が主となる。
 このセミナーの最初のパート、「ゲノム編集技術の特許化動向とその権利効力範囲」では、その技術の説明と関連する特許出願状況、さらに特許となっている範囲と出願された発明のこれからなる特許範囲などの紹介と解説が、さらに本技術のインパクトに鑑み、その権利の取り扱いにつき施作論的方向性が生まれており、その紹介を含め、さらに知的財産的にどのように対応するかの一般的考え方を提示するという、総論的な話題が対象となります。

  • はじめに
    • いわゆる「ゲノム編集」に関わる昨今の状況を見ると (新聞記事等から)
      • 「DIYバイオ」の強力な手段が、ゲノム編集?
      • 「ゲノム編集」の方法さえインターネット情報で手に入れれば、市販の試薬で新しい (思い通りの?) ゲノムが作成可能?
      • その将来に渡っての危惧・問題とは?
    1. ゲノム編集とは? (第二世代。第三世代のゲノム編集技術)
      1. CRISPR – Cas9系
      2. TALENs系
      3. 応用技術
      4. ゲノム編集技術と遺伝子治療技術、さらに治療薬、ゲノム医療との関係
        (時間があれば、iPS関連技術との関係)
    2. ゲノム編集に関わる基本技術の権利化状況
      1. ゲノム編集の基本技術特許の特許範囲
      2. ゲノム編集技術を進めるのに、どのような権利が必要か?
    3. 例えば、ゲノム編集技術を使用し、新しい開発を進め、製品等を上市するには?
      1. ゲノム編集技術と、いわゆる遺伝子工学的 (分子生物的) 技術と医薬品開発、さらに特許との関係は?
      2. 本技術を特許経済的視点から見ると?
      3. 医薬品から見た、特許権と開発 (特に医薬品開発) との関係、さらに本技術の特徴的観点 (倫理の問題まで含む?)
    4. ゲノム編集技術の権利化に係る、行政庁等の対応
      1. 日本特許庁から紹介されている、本技術に対する支援施策等
      2. 本技術の応用技術、本技術の成果物への焦点、研究開発へのインセンティブへの影響、本技術の研究開発・知的財産・規制 (安全性・倫理等) 等の戦略
    5. 質疑応答

第2部. ゲノム編集技術を用いた遺伝子治療関連技術の特許侵害対策

(2018年10月18日 13:45〜15:15)

 新たなゲノム編集技術であるCRISPR – Cas9システムは、ゲノム情報を簡便に書き換え可能な技術であり、遺伝子疾患の治療等への応用が図られています。また、遺伝性疾患を対象とした臨床試験も米国のベンチャー企業により本年中に開始される予定です。 ゲノム編集技術を用いた遺伝子治療関連技術は多岐に渡る技術から構成されています。
 そこで、本セミナーでは、ゲノム編集技術及び遺伝子治療関連技術を構成する技術を検討した上で、権利者側に立ってどのような特許が存在しうるかについてお話しします。

  1. ゲノム編集技術の種類及びその特許
    1. ゲノム編集技術とは?
    2. 主要なゲノム編集技術
    3. 各ゲノム編集技術の特許
    4. CRISPR – CAS9システムの基本特許
  2. 遺伝子治療関連技術の種類及びその特許
    1. 遺伝子治療関連技術とは?
    2. 遺伝子
    3. デリバリー技術
    4. ベクター技術
  3. 出願戦略から考える特許侵害対策
    • 質疑応答

第3部. ゲノム編集技術を利用して作製された細胞等に関する特許侵害対策

(2018年10月18日 15:15〜17:15)

 ゲノム編集技術として、ZFN、TALENおよびCRISPR – Cas9が知られている。特に、CRISPR – Cas9の研究開発は著しく、米国の大学や企業等を中心に相次いでCRISPR – Cas9に関して特許出願がなされ、各国で基本特許が成立し始めている。CRISPR – Cas9に関する出願公開公報や特許公報を紹介し、ゲノム編集技術に関する研究開発に与える影響や考慮すべき点等について検討する。

  • ゲノム編集技術の出願動向と権利化状況
  • ゲノム編集技術の改良技術と出願動向
  • 試験又は研究のためにする特許発明の実施
  • CRISPR – Cas9の基本特許について考慮すべきこと
  • CRISPR – Cas9に関する出願公開公報の紹介
  • CRISPR – Cas9に関する出願の日本における審査状況
  • ゲノム編集に関する出願事例、特許事例に基づく侵害対策の検討
  • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書