技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験薬GMPにおける生データの取り扱いとデータインテグリティ対応

治験薬GMPにおける生データの取り扱いとデータインテグリティ対応

~実験ノートの管理と保管・当局査察での指摘事項の傾向~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月19日(火) 10時30分17時00分

プログラム

 医薬品製造はGMP管理下、厳しい製造及び品質管理が実施されているが、治験薬においても年々治験薬GMPの適用が厳しくなってきている。日本においては最近特に製造企業の品質問題やデータ改ざんの報告がニュースとして取り上げられることが多くなった。実験における生データの取扱いやデータインテグリティの問題は国際的な関心事となっており厳しい監査、査察が行われ企業も対応に追われている。
 本セミナーでは、治験薬GMPにおいてはどのように対処すべきか、そのポイントについて解説する。

  1. 医薬品製造とGMP
    1. GMPとは
    2. GMPの歴史と基本
    3. GMPの3原則
    4. 経営者の責任と従業員の責任
    5. 品質保証体制の確立
  2. ICHとGMP
    1. ICHとは:ICHにより何が変わったか
    2. ICHQ8,Q9,Q10,Q11について
  3. PIC/S GMPガイドラインについて
    1. PIC/Sとは
    2. PIC/Sの動向と日本の対応
    3. サイトマスタープランとは
    4. PIC/SのGMP
    5. ガイドラインに位置づけ
  4. 治験薬GMPとは:まぜ治験薬GMPが必要なのか
    1. 治験薬の3原則
    2. 治験薬GMPとGCPの位置づけ (日、米、EU)
    3. Q7原薬GMPガイドラインにおける治験薬
    4. 治験薬GMPと医薬品GMPの相違点
  5. Annex13 (治験薬製造) の要旨と留意点
    1. Annex13とは
    2. Annex13のポイント
    3. Annex13の活用
  6. 生データの取扱い
    1. 生データとは
    2. 生データの例
    3. 生データになる条件
    4. 生データの取扱い
    5. 生データの訂正ルール
    6. 生データへの確認、署名、承認
    7. 生データの管理と保管
  7. 実験ノート
    1. 実験ノートとは
    2. 実験ノートの記載法
    3. 実験ノートの管理と保管
  8. データインテグリティ
    1. データインテグリティの基本
    2. データインテグリティ対応
    3. 当局査察での指摘事項の傾向
    4. 治験薬GMPにおけるデータインテグリティ
  9. 変更管理と逸脱管理
    1. 変更管理のランク付と処理の仕方
    2. 逸脱管理処理法
    3. 社内ルールの明確化
  10. 治験薬受託製造の留意点
  11. 治験薬出荷承認体制
  12. 新薬開発状況と欧米における承認状況
  13. 製薬業界の動向
  14. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/25 バリデーション関連文書作成時の必修事項と記載例 東京都 オンライン
2025/11/25 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/25 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/11/25 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/11/25 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/25 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2025/11/26 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2025/11/27 バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析 オンライン
2025/11/27 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント オンライン
2025/11/27 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 東京都 会場・オンライン
2025/11/27 製薬分野に特化した生成AIによる知的財産業務の効率化 オンライン
2025/11/27 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 オンライン
2025/11/27 開発段階/承認後の処方・剤形変更時の生物学的同等性評価 オンライン
2025/11/27 バイオ医薬品・再生医療等製品製造におけるシングルユースのリスク管理戦略・製造設計とE&L評価 オンライン
2025/11/28 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2025 オンライン
2025/11/28 治験薬GMP入門 オンライン
2025/11/28 製造/ラボにおけるER/ES・CSV規制要件をふまえたデータ保管・管理の留意点 オンライン
2025/11/28 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書