技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製品・材料の測定データで学ぶレオロジー入門講座

製品・材料の測定データで学ぶレオロジー入門講座

東京都 開催 会場 開催 デモ付き

概要

本セミナーでは、食品、化粧品、医薬、塗料、スラリー、高分子、粘着剤、繊維強化プラスチックなど、様々な製品や材料に通ずる粘弾性の基本を一から学んでいただきます。

開催日

  • 2018年2月27日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • レオロジー、材料の変形や流動が重要な分野の技術者・研究者
    • 高分子
    • スラリー
    • 粘着剤
    • CFRP、繊維強化プラスチック
    • 塗料
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • 粘度・粘弾性などのレオロジーの基礎
  • レオロジーの測定データの見方・考え方・活かし方
  • レオロジーを応用した製品開発のための力

プログラム

 レオロジーを理解して業務に応用できるようになる最速の方法は、製品・材料の測定データを読み解く力をつけることにあります。この入門講座では次の8つの分野の製品・材料の測定データの見方・考え方・活かし方をわかりやすく解説します。

  • (1) 食品
  • (2) 化粧品
  • (3) 医薬
  • (4) 塗料
  • (5) スラリー
  • (6) 高分子
  • (7) 粘着剤
  • (8) 繊維強化プラスチック

 他分野のデータも、「レオロジー」としては共通の現象もあり、知りたい分野の一層の理解に非常に役立つこともあります。

  1. レオロジーとは
    1. 高分子・バイオ・食品のレオロジー
    2. 分散系とは、分散系のレオロジー
  2. 応力・ひずみ・ひずみ速度とは
  3. 応力 – ひずみ曲線
    1. 弾性率 (ヤング率・剛性率)
    2. 降伏点・破断点
  4. 流動曲線
    1. ニュートン・擬塑性・ダイラタント流動
    2. 塑性、ビンガム・非ビンガム流動
  5. 粘度曲線
    1. 粘度曲線で読み取ること
    2. 粒子の分散・凝集と粘度曲線
  6. チクソトロピーとは
    1. 構造変化と粘度減少
    2. チクソトロピックループ
  7. 粘弾性
    1. 動的粘弾性:2つの弾性率 (G’,G”) の解釈
    2. 周波数依存性と温度依存性
  8. 食品のレオロジー
    1. ケチャップとマヨネーズの構造・レオロジーの違い
    2. 液状食品の流動曲線とねばさの感覚帯
  9. 化粧品のレオロジー
    1. 各種クリームの流動曲線とぬり心地
    2. 製品開発例1:オールインワン化粧品
    3. 製品開発例2:液状口紅
  10. 医薬のレオロジー
    1. 関節液の粘弾性:ヒアルロン酸添加効果
    2. カテーテル用材料 (SPU) の粘弾性:温度依存性
  11. 塗料のレオロジー
    1. 塗料・塗装における粘度制御
    2. 塗料の流動曲線とたれ・レベリング
    3. 塗料の硬化過程の粘弾性変化
  12. スラリーのレオロジー
    1. スラリーの流動曲線・粘弾性と安定性
    2. スラリー中の凝集構造と粘度の時間変化
  13. 高分子レオロジーの基礎
    1. 粘度に関するコックス・メルツ則
    2. 時間 – 温度換算則:弾性率と粘度の場合
    3. 固体の動的粘弾性:衝撃強度との関連
  14. 粘着剤のレオロジー
    1. 粘着剤の粘弾性:温度依存性
    2. ダールキスト基準とPSAバンド
  15. 繊維強化プラスチックのレオロジー
    1. 繊維と樹脂 (エポキシ樹脂, PP, PA) の相互作用
    2. 繊維長と繊維配向の影響:弾性率と強度
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 プラスチック/ゴムの劣化・破壊メカニズムとその事例および寿命予測法 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン
2025/4/18 ラジカル重合 基礎講座 オンライン
2025/4/21 はじめてのプラスチック材料と成形法 オンライン
2025/4/21 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2025/4/21 微生物劣化のメカニズムと対策技術 東京都 会場
2025/4/23 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2025/4/24 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用