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電気化学測定によるリチウム電池の部材評価、劣化診断への活かし方

電気化学測定によるリチウム電池の部材評価、劣化診断への活かし方

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月19日(火) 10時30分16時30分

修得知識

  • リチウムイオン二次電池の仕組み
  • 充放電特性の見方
  • 電池構成材料とその反応特性
  • 各種電気化学測定法
  • 特にインピーダンス測定法とそのスペクトルの意味
  • 電池状態把握
  • 電池の健全度診断法
  • 安全性確保の工夫
  • 最近の開発トピックス

プログラム

 リチウム二次電池は、モバイル機器用途から、定置型蓄電、車載などの大型用途まで、その市場はさらに広がりを見せています。そのために、リチウム二次電池の状態把握、安全性の確保がとても重要な開発課題になっています。また、更なる電池高性能化を目標とした部材開発も盛んです。
 そこでこの度、リチウム二次電池のユーザーおよびメーカーとして新規参入企業の研究者、技術者、管理者にも分かりやすいように、リチウムイオン二次電池の基礎、動作状態把握、特性評価法、電池の劣化度診断法では、パルス法やインピーダンス法を用いた手法について基礎からじっくりと解説します。
 最新の測定法や材料開発も紹介し、周辺の研究課題を明らかにします。また、現状市販されている電池の特徴を紹介します。講義終了後には、受講者の講演内容に関するご質問に可能な範囲で回答いたします。

  1. リチウムイオン二次電池特性の基礎 (10:30〜12:10)
    1. 電池特性の基礎概念
    2. 正・負電極用活物質のレドックス応答とその解析・評価
    3. 充放電特性から得られる情報
    4. 電池構成部材とその開発状況
  2. 交流インピーダンス測定法と直流測定法 (13:00〜14:40)
    1. パルス測定法の原理と特長
    2. 充放電特性とその関連微分特性
    3. インピーダンス測定の原理と特長
    4. 擬似等価回路での評価
  3. いくつかの市販電池でのインピーダンス応答 (14:50〜16:30)
    1. 電極評価
    2. 部材評価
    3. 劣化挙動との関連性
    4. 劣化度評価と寿命推定
    • 質疑応答

講師

  • 小山 昇
    エンネット株式会社
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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