技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

データ・インテグリティを軸にしたコンピュータ化システムバリデーション (CSV) 対応

現職の担当者が、実務上の問題点、打破する方法・手順について解説する

データ・インテグリティを軸にしたコンピュータ化システムバリデーション (CSV) 対応

~問題点発見能力向上のためのQA要員等の教育、育成法とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月18日(月) 12時30分16時30分

修得知識

  • データ・インテグリティのドラフトガイダンスの基本精神
  • コンピュータ化システムバリデーションの基本プロセス
  • データ・インテグリティの確立に必要なシステム要件の概要
  • データ・インテグリティの確立へ向けた活動のヒント

プログラム

 現在もっとも注目されているテーマのひとつは「データ・インテグリティ」であることは論を待たないが、GxP環境におけるデータ・インテグリティの確立は、必ずしも順調ではなく、規制当局からの指摘も依然多い。
 本講演では、データ・インテグリティについて相次いで発行されたガイダンスを読み解き、データ・インテグリティを確立するために必要なコンピュータ化システムの要件についてコンピュータ化システムバリデーションも含めて検討するとともに、データ・インテグリティの確立を妨げているものについて検討し、ポイントを抽出し、それを打破する方法、手順について提案する。
 本講演では、講師から、たくさんのQuestion を参加者に発して、参加者の積極的なエンゲージメントを引き出して、心に残る経験としていきたいと考えている。

  1. はじめに
    1. データ・インテグリティとは
    2. 今、最も注目されているトピック
    3. 医薬品の安全性、有効性、製品品質への信頼
  2. ALCOA原則
    1. ALCOA
    2. ALCOA plus
    3. データ・インテグリティに関するリスクとメリット
  3. データ・インテグリティに関するドラフトガイダンスを読む
    1. ドラフトガイダンスから読み取れること
    2. データ・インテグリティ確保の戦略
    3. 能力成熟度モデル
  4. データ・インテグリティ推進の具体策
    1. 意識啓蒙、教育
    2. データガバナンスの方針決定と実践
    3. 手順と記録の整備
    4. データレビュー、監査証跡のレビュー
    5. コンピュータ化システムによる対策
  5. データ・インテグリティを推進するコンピュータ化システムの要件
    1. ユーザ・アクセス管理
    2. 監査証跡
    3. 電子署名
    4. 日付時刻管理
    5. データ保護
    6. バックアップ/アーカイブ
  6. コンピュータ化システムのバリデーション
    1. バリデーションと要件
    2. システムバリデーション
    3. 様々なコンピュータ
    4. コンピュータ化システムバリデーション
    5. バリデーションとは
  7. 国内のガイドライン等
    1. ERES指針
    2. 適正管理ガイドライン
  8. コンピュータ化システムバリデーションのプロセス
    1. 期待、機能、設計およびテスト
    2. 報告書
  9. システムバリデーション完了後のコンピュータ化システム利用
    1. システムバリデーション完了後
    2. データレビュー、監査証跡レビュー
    3. バリデートされた状態の維持
  10. コンピュータ化システムの運用とデータ・インテグリティ推進
    1. データ・インテグリティの確保
    2. データ・インテグリティの浸透を妨げているもの
    3. データ・インテグリティの成熟度 (1) 監査証跡
    4. データ・インテグリティの成熟度 (2) ユーザ・アクセス管理
    5. データ・インテグリティの成熟度調査
  11. 問題点発見能力向上のためのQA要員等の教育、育成
  12. まとめ

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/13 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチ/データインテグリティ対応と供給者監査 オンライン
2026/2/13 最近の裁判例の論点をふまえた核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2026/2/13 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/2/16 バイオ医薬品の品質・安定性向上を目指すタンパク質の凝集体分析と安定化戦略 オンライン
2026/2/16 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物 (NDSRI含む) の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2026/2/16 GMP監査 (内部・外部・サプライヤー) にむけた準備/チェックリストの活用/リスクベース対応と実地での情報収集の勘所 オンライン
2026/2/18 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2026/2/19 GMPにおける出荷不適品 (OOS) の管理と不適品 (原材料、製品) 発生防止策 オンライン
2026/2/19 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2026/2/20 国内外規制要件をふまえたE&L評価基準の考え方・進め方と分析・評価方法 オンライン
2026/2/20 再生医療等製品におけるバリデーション実務 オンライン
2026/2/24 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2026/2/25 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2026/3/6 GMPにおける出荷不適品 (OOS) の管理と不適品 (原材料、製品) 発生防止策 オンライン
2026/3/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/6 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2026/3/9 再生医療等製品におけるバリデーション実務 オンライン
2026/3/9 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/10 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2026/3/12 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発