技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性およびSOP記載事項および作成上の留意点

事例をふまえた

環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性およびSOP記載事項および作成上の留意点

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、2015年改訂ISO14644の内容を含め「ポイント設定方法」などの環境モニタリングのバリデーションについて解説いたします。

開催日

  • 2017年11月22日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 環境モニタリングのポイントや管理値の設定と事例
  • 環境モニタリングのバリデーションにおけるポイント設定根拠
  • 逸脱の対象外となる管理値からの乖離とSOPへの記載方法
  • 逸脱の事例、その根本原因、対応策

プログラム

 高品質な医薬品を製造するためには高度に管理された製造環境が必要になる。製造環境を適切な清浄度で維持管理するためには、管理基準の設定と適切なポイントでのモニタリングが必須となる。これらの基準は日本薬局方などの公定書に記載されてはいるものの、詳細な運用については各社で設定しなければならない。そのため、運用を構築・管理する際に、公定書に記載されていない内容が壁となり、非常に悩まされることがある。また、様々な要因により刻一刻と変動する環境に対応しなければならず、品質には影響しないと考えられる一過性の管理値からの乖離を逸脱管理するべきか判断に迷うことも多い。
 本セミナーでは、医薬品製造施設の環境モニタリングポイントについて、どのように設定するべきか具体的な事例を挙げて説明する。また、環境モニタリングでは一過性の逸脱まで全て管理することは困難であるため、どのような場合に逸脱対象外とするべきなのかSOPへの記載方法も含め解説する。更に環境モニタリングにおいて、どのような逸脱が発生し、どのように対応すべきなのか実際の例を挙げながら解決策を提示する。
 環境モニタリングの運用管理でお困りの管理者や、新しい施設を立ち上げ、新たに運用を構築しなければいけない担当者の方の悩みを一掃するために必見のセミナーである。

  1. 環境モニタリングとは
    1. 環境モニタリングの定義
    2. 環境モニタリングの測定項目
    3. 環境モニタリング測定方法の概要
    4. 清浄度区分
    5. アルミキャップ巻締部の清浄度区分
    6. 連続モニタリングシステム (集中監視システム) の概要
  2. アラートレベル・アクションレベル
    1. 管理基準値の定義
    2. 基準値設定の方法
    3. 基準値による管理方法
    4. 基準値の見直し (傾向分析)
  3. 環境モニタリングのバリデーション
    1. 環境モニタリングのバリデーションとは
    2. 浮遊微粒子測定ポイント設定方法及び留意点
    3. ISO14644:2015について
    4. 浮遊菌測定ポイント設定方法及び留意点
    5. 付着菌測定ポイント設定方法及び留意点
    6. 室間差圧測定ポイント設定方法及び留意点
    7. 温湿度測定ポイント設定方法及び留意点
  4. 環境モニタリングの逸脱とその対応手順
    1. 逸脱対応の流れ
    2. 逸脱と一過性逸脱
    3. 逸脱対象外の条件とSOP記載方法
    4. 応急措置
    5. 原因調査 (なぜなぜ分析)
    6. 原因調査 (特性要因図)
    7. 原因調査 (フォルトツリー解析)
    8. 原因調査 (故障モード解析)
    9. 是正措置・予防措置
  5. 環境モニタリングの逸脱事例及びその対応
    1. 浮遊微粒子
    2. 浮遊菌
    3. 表面付着菌
    4. 落下菌
    5. 室圧・室間差圧
    6. 温湿度
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 藤村 真一
    旭硝子 株式会社 事業開拓部 新事業推進グループ
    マネージャー

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き