技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

創薬・DR成功のためのビッグデータ・人工知能 (ディープラーニング) の活用法

創薬・DR成功のためのビッグデータ・人工知能 (ディープラーニング) の活用法

~創薬/ドラッグリポジショニング (DR) における最新動向と今後の方向性とは / ビッグデータ創薬・AI創薬のポイントや計算創薬によるターゲットの探索法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、生体ビッグデータを用いて、創薬・DRを行う研究の現状、AIの創薬での使用法の実際、有望視されるビッグデータ創薬・DRおよびAI創薬・DRの方法と実際について詳解いたします。

開催日

  • 2017年11月16日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ビッグデータ創薬・AI創薬の体系的理解
  • 人工知能 (ディープラーニング) の活用による計算創薬の実際
  • 創薬ターゲットの探索法の詳細

プログラム

 近年、次世代シーケンサーなどのバイオテクノロジーの発展によって膨大な網羅的生命情報が蓄積され、医療・創薬はビッグデータ時代を迎えつつある。これらの生命情報ビッグデータを活用した「生体分子プロファイル型の創薬/ドラッグリポジショニング (DR) 」には、「非学習的アップローチ (「ビッグデータ創薬」) 」に加え、最近急速に進展している人工知能 (AI) 、とくに Deep Learning (深層学習) を活用した「学習的アプローチ (「AI創薬」) 」が注目を集めている。
 本講習会では計算創薬・DRの基本的枠組みを論じるとともに、とくにAI 創薬に関して、著者らの研究を含め国際的な研究状況を解説し、将来の展望を論じる。

  1. 生体分子プロファイル型の計算創薬/DR の基本概念
    1. 創薬を巡る状況とこれからの展望
    2. 疾患・薬剤・生体ネットワークの基本枠組み
      1. 生体分子プロファイル型計算創薬の原理と従来のインシリコ創薬の違い
      2. 非学習的計算創薬/DR と学習型計算創薬/DR
  2. ビッグデータ創薬/DR (非学習型方法)
    1. 遺伝子発現プロファイル比較型の創薬/DR
      1. 薬剤投与時の遺伝子発現プロファイル変化 (CMap と LINCS)
      2. 初期の比較型研究の代表的成果 (Hu、Sirota らの研究)
      3. 最近の展開としての臨床データベースの利用
    2. 疾患ネットワーク準拠の創薬/DR
      1. 疾患原因遺伝子ネットワーク Diseasome (Goh, Barabasi ら)
      2. Butte の遺伝子発現プロファイルネットワーク Genomed
      3. 生体分子ネットワークと遺伝子発現に準拠した疾患ネットワーク
    3. 計算創薬・DRの理論的な枠組み
      1. 疾患関連遺伝子、薬剤標的分子、生体分子ネットワークの関係
      2. タンパク質相互作用ネットワークの3環構造と薬剤標的分子の分布
      3. タンパク質相互作用ネットワークにおける薬剤標的分子、疾患関連分子の関係
      4. 様々な距離の定義 (Wang, Sun, Barabasi ら) による有効薬剤の評価
  3. AI 創薬/DR (学習型方法) の実際と将来の方向
    1. ビッグデータの特性と医療・創薬のパラダイム変革
      1. 新 NP 問題とビッグデータの「構成性原理」
      2. 層別化医療と Real World Data
    2. 人工知能の分類と歴史
      1. 知識型人工知能とニューラルネットワーク
      2. 医療分野での2つの人工知能のアプローチの展開
    3. ニューラルネットワークの発展と ディープラーニング (DL) の革命性
      1. ニューラルネットワークの発展と従来の方式の限界
      2. ディープラーニング (DL) の革命性:「教師なし学習」による特徴表現学習
      3. 多層自己符号化 (deep autoencoder) による超多次元ネットワークの次元縮約
    4. 超多次元複雑ネットワークの革新的縮約法としての DL
      1. 医療・創薬ビッグデータの縮約としての DL
      2. タンパク質相互作用ネットワーク (PPIN) の DL による縮約
      3. DLと従来の統計的縮約法との比較
    5. AI 創薬 – DLによる薬剤標的分子の探索
      1. 人工知能 (DL) と機械学習による薬剤標的分子の (PPINの縮約準拠型) 探索
      2. Pharm-AI の創薬:薬剤標的分子の探索方法の評価:
      3. Pharm-AI の DR:アルツハイマー症での探索結果とこれまでの結果との比較
    6. AI 創薬発展の将来的方向と国際的研究状況
      1. AI創薬とバーチャル・スクリーニング
      2. AI創薬における疾病情報の導入と臨床知識データベースの導入の効果
      3. AI創薬と疾患システムバイオロジーとの統合による創薬に向けて
  4. 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/24 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/24 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/5/24 GCP調査に向けたSOPの作成と管理並びにTMFの整備 オンライン
2024/5/27 メディカルライティング実習入門講座 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/27 外観検査へのAI導入と生成AIによるトレーニングデータ不足への対応 オンライン
2024/5/27 神経障害性疼痛の最新治療とメディカルニーズ オンライン
2024/5/27 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/5/27 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/5/27 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン
2024/5/27 mRNA/核酸用DDS技術におけるLNP設計・調製とLNP製剤の品質評価法 オンライン
2024/5/28 GMP超入門 オンライン
2024/5/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/28 バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集メカニズム、凝集体形成防止・製剤安定化に関する取組み方、品質管理、ストラテジー オンライン
2024/5/28 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務速習 オンライン
2024/5/28 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/28 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/31 創薬研究者がこれだけは知っておきたい最新のウイルス学
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集