技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ペプチドの医薬品・膜透過性・安定性・修飾に関する特許戦略

ペプチドの医薬品・膜透過性・安定性・修飾に関する特許戦略

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、強くて広い特許の取得方法、特許情報の開示範囲、特許の活用法を解説いたします。

開催日

  • 2017年10月27日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 近年、ペプチド医薬品は、幅広い疾患領域で開発が進められており、今後は医薬品市場全体を拡大させる成長分野になることが期待されています。また、ペプチドの化学修飾技術の開発などにより、膜透過性、安定性などが改善され、医薬品としての可能性がさらに拡大しています。 このようなペプチド医薬品の研究開発を推進するためには、研究開発戦略とともに特許戦略の構築が必要不可欠です。すなわち、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかが重要な課題になっています。とくに、研究開発の初期の段階から特許について十分に検討することにより、広くて強い特許を取得することが有効です。その結果、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。
 本講演では、このような視点から、ペプチドの医薬品・膜透過性・安定性・修飾に関する特許戦略について説明し、今後の課題と対応策について解説します。

  1. ペプチド医薬品に関する特許の動向
    1. 特許出願の最近の傾向
      • ペプチド医薬品を中心に
    2. ペプチドの医薬用途に関する特許出願
      • がん領域
      • 内分泌・代謝疾患
      • 感染症
      • 循環器領域
      • 自己免疫疾患
      • 骨・皮膚疾患
      • 神経・精神疾患
      • ペプチドワクチンなど
    3. ペプチドの製剤化に関する特許出願
      • DDS製剤
      • 経口投与
      • 鼻腔投与
      • 経皮吸収
      • 液剤など/膜透過性・安定性の向上
    4. 特許マップによる分析
      • 国籍別分析
      • 企業別分析
      • 技術要素の分析など
  2. ペプチドの修飾技術に関する特許の動向
    1. 特許出願の最近の傾向
      • ペプチドの修飾技術を中心に
    2. ペプチドの化学修飾に関する特許出願
      • リン酸化・硫酸化ペプチド
      • ホスホノペプチド
      • アミノ基修飾誘導体
      • チオール基修飾誘導体
      • 糖ペプチド
      • 高分子コンジュゲートペプチドなど
    3. ペプチドの製造技術に関する特許出願
      • 固相合成
      • 液相合成
      • バイオインフォマティクス (IOT)
      • 人工知能の活用など/膜透過性・安定性の向上
    4. 特許マップによる分析
      • 国籍別分析
      • 企業別分析
      • 技術要素の分析など
  3. 特許を視野に入れた研究開発戦略 <ペプチド研究に最適な研究開発戦略>
    1. 特許出願のタイミングと注意点
      • 研究開発段階における特許出願の判断手法
        • 医薬用途
        • 製剤化
        • 用法・用量
        • ペプチド修飾など
    2. 研究開発に必要な特許調査のポイントと課題
      • 特許調査の手法とコツ
        • ペプチド医薬品
        • DDS製剤
        • 用法・用量
        • ペプチド修飾技術
        • ペプチド製造技術など
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化 (実例を中心に)
    4. 共同研究、研究委託の現状と注意点 (製造委託を含む)
    5. 最近の事例 (ペプチド研究の成功事例)
  4. どのような特許を取得すべきか <ペプチド研究に必要な権利化戦略>
    1. 特許を受けるための要件 (ペプチド研究を事例として)
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか (従来技術との比較データなど)
    3. どの程度の開示が要求されるのか
      • 実験データ
      • 薬理データ
    4. 広くて強い特許とは、どのような特許か
      • 要素技術別のクレームの傾向と課題
        • 医薬用途
        • DDS製剤
        • 用法・用量
        • ペプチド修飾など
    5. 特許審査への対応
      • 拒絶理由への対応方法
      • 面接審査の活用方法
      • 審査官への電話連絡など/拒絶査定を回避するコツ
  5. 特許をどのように活用すべきか <ペプチド研究の成果の有効活用>
    1. 自社実施とライセンス供与の判断手法 (オープン&クローズ戦略)
    2. 特許ライセンスの現状と注意点
    3. 他社の特許を侵害しない方法
      • ペプチド研究に関する他社特許について、どのように調査するべきか、どのように回避するべきか
    4. 事業戦略と特許戦略の一体化 (実例を中心に)
  6. ペプチド医薬品のLCM戦略
    1. 特許権の存続期間延長制度の活用方法
    2. 最近の裁判例からの教訓 (延長された特許権の効力範囲など)
    3. ペプチド医薬品に最適なLCM戦略の検討
      • 研究開発段階に対応したLCM戦略
        • 医薬用途
        • DDS製剤
        • 用法・用量
        • ペプチド修飾など
    4. ジェネリックペプチドの今後の方向性
  7. ペプチド研究に関する登録特許の最新事例
    1. 特許請求の範囲の最新事例
      • ペプチド医薬品
      • 膜透過性
      • 安定性
      • 修飾など
    2. 実施例は、どの程度、開示するべきか (最近の事例より)
    3. 進歩性は、どの程度、要求されるのか (最近の事例より)
    4. 諸外国の登録特許の事例との比較 (米国、欧州、中国など)
    5. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
    • 質疑応答

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 機械学習/AIによる特許調査の高度化で実践するスマート特許戦略 オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/2 他社特許の読み方、分析法と障害特許への対応 オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/3 国内外のAI法規制と企業のAIリスク対策 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/12/4 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/1 パテントマップの全知識 (増刷改訂版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)