技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

薬価申請・原価算出方法の実際と高薬価取得へのアプローチ/日本におけるHEOR活用

薬価申請・原価算出方法の実際と高薬価取得へのアプローチ/日本におけるHEOR活用

~2016年度薬価制度改革及び最近の薬価算定状況等をふまえ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ASEAN主要6カ国(シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム) の薬事制度や医薬品市場・医療保険・薬価制度を徹底解説いたします。

開催日

  • 2017年2月28日(火) 10時30分 17時15分

受講対象者

  • 医薬品の製造販売担当者、企画担当者

修得知識

  • 2016年度薬価制度改革及び最近の薬価算定状況
  • 高薬価・加算取得に向けた有効な資料作成と交渉戦略のポイント
  • 多く見られる当局からの照会事項の内容と回答の留意点
  • 原価計算の実際、計上可能な費用の範囲と査定の対象となる費用、費用査定の最近の傾向
  • 最類似薬の選定理由欄、有用性加算欄の記載方法、補足資料
  • Target Product Profile – POCとR&Dリスクテイクと事業化・薬価戦略
  • 原価方式ケースの研究開発、製造、その他コスト、投与患者数などと薬価の相関関係
  • 希望薬価予測Assumptions変数の透明化、モデリング、予測の精度向上で間違い回避
  • 日本におけるHEORの薬価・保健償還における活用

プログラム

第1部 『薬価申請・原価算出方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成』

(2017年2月28日 10:30~12:45)

 2016年度薬価制度改革及び最近の薬価算定状況等を踏まえ、高薬価・加算取得に向けた有効な薬価申請・原価計算資料の作成と交渉戦略のポイントについて、分かりやすく解説する。
 また、多く見られる当局からの照会事項の内容と回答の留意点についても言及する。

  1. 薬価算定ルールの概要
    1. 類似薬効比較方式 (I) (II)
    2. 原価計算方式
    3. 補正加算と加算率のポイント計算の考え方
    4. 外国価格調整
    5. 再算定
    6. 2016年度薬価制度改革のポイント
    7. 薬剤の経済評価 (HTA) の施行開始と今後の展望
    8. 薬価収載手続の流れ
    9. 薬価算定に関する基礎的知識
  2. 薬価申請の実際とそのポイント
    1. 最類似薬の選定
    2. 補正加算の該当性
    3. 原価計算方式における原価計算表作成と各種の費用計上
      • 原価計算の実際
      • 計上可能な費用の範囲と査定の対象となる費用
      • 費用査定の最近の傾向など
    4. 売上予測
    5. 外国価格調整とその実際
      • 英米独仏のリスト価格
      • 米のASPなど
    6. 検討の基礎となるデータ・資料
      • 薬剤分類表
      • 審査報告書
      • 試験デザインなど
    7. 当局の薬価の妥当性の判断の視点
    8. 有効な薬価申請資料作成のポイント
      • 最類似薬の選定理由欄
      • 有用性加算欄の記載方法
      • 補足資料など
    9. よくある当局からの照会事項と回答の留意点
  3. 高薬価・加算取得を目指した交渉戦略のポイント
    • 薬価戦略立案とシナリオ策定の具体的な進め方

第2部 『ケーススタディと妥当高薬価へのアプローチ、R&Dリスクテイクと機会損失回避』

(2017年2月28日 13:30~15:45)

 中医協資料に基づき、2016年迄の薬価収載事例を体系的に分けて、A事例成功の梃子要素は色々ある、B事例成功の梃子要素はOOOだったなどを事例ごとに解説し、傾向についても私見を述べる。薬価戦略はライセンス候補段階から承認前後を含む。

  1. ケーススタディは各事例の算定方式、特徴特異性から次のように分類する
    • (A) 原価方式、1st in Class, Unmet Medical Needs, 難病、その他、R&Dリスク高い
    • (B) 原価方式、新投与経路、原薬同じでもDDS新剤型で価値創出、R&Dリスク相対的に低い
    • © 類似薬効方式、Best in Class, 有用性加算、市場加算など、R&Dリスクは (A) より低い
    • (D) 類似薬効、規格間調整、配合剤特例、その他
  2. 薬価戦略はどの段階から検討準備するのが好ましいか
    - R&D段階から薬価申請準備まで
  3. 患者の流れを含め治療にどう貢献するかは個別新医薬品ごとに大きくまたは微妙に異なる
  4. Target Product Profile (TPP) – POCとR&Dリスクテイクと事業化・薬価戦略
  5. 原価方式ケースの研究開発、製造、その他コスト、投与患者数などと薬価の相関関係
  6. 希望薬価予測Assumptions変数の透明化、モデリング、予測の精度向上で間違い回避
  7. 重要性を増す医薬経済評価アウトカムリサーチおよび近未来の活用
  8. お値ごろ感って言われるが、実態は何だろうか ~予測算定の罠にはまらないように
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 『日本におけるHTA導入に向けた薬価戦略と医療経済・アウトカム研究 (HEOR) およびリアルワールドデータ活用』

(2017年2月28日 16:00~17:15)

 HTAが導入され薬価戦略でも費用対効果など、臨床的な価値だけではなく経済的な価値も含めた包括的な価値の提案が必要となり、レセプトデータ等のリアルワールドデータの活用も有用となっている。
 本講演では、HTAとデータベースの医薬品の薬価戦略について述べ、さらに、HTAを考慮した臨床試験の重要性についても概説する。

  1. 医療技術評価 (HTA)
    1. 経済学と医療経済
    2. 費用対効果
    3. 財政への影響
  2. リアルワールドデータ
    1. データベースの特性と種類
    2. 事例紹介
  3. これからのマーケットアクセス戦略
    1. アウトカム
    2. 医療経済評価を考慮した臨床試験
    3. 価値の提案 (Value Proposition)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役
  • 長江 敏男
    Pharma Business Consultant
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/7 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)