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薬剤疫学の英語論文の読み方 (コホート研究のデザイン・研究計画の体験学習)

薬剤疫学の英語論文の読み方 (コホート研究のデザイン・研究計画の体験学習)

~薬剤疫学トピック:高齢者の薬物療法と副作用~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年1月30日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」の概要
  • 「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」作成時に参照された欧米のガイドライン
  • 高齢者の副作用に関する研究
  • コホート研究のデザイン
  • STROBEに沿った読み方、研究計画の体験

プログラム

「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」、Beers criteria (米国) 、 STOPP/START (欧州) の概要について学ぶとともに、どのような薬剤疫学研究が行われているかを把握する。実際に「観察的疫学研究報告の質改善 (STROBE) のための声明」に沿ってグループで論文を読むことによって、薬剤疫学研究の研究計画や論文作成時の注意点を体験学習する。

  1. 高齢者の安全な薬物療法
    1. アメリカのガイドライン
      American Geriatric Society, Beers Criteria for potentially inappropriate medication use in older adults
      • 概要
      • 研究論文
    2. ヨーロッパのガイドライン
      コーク大学 (アイルランド) Screening tool of older peoples prescriptions (STOPP) and screening tool to alert to right treatment (START) criteria
      • 概要
      • 研究論文
    3. 日本のガイドライン
      日本老年医学会. 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015
      • 概要
      • 研究論文
    4. 高齢者と副作用
      • 高齢者における疾患分布と医薬品の使用
      • 多剤併用 (薬物動態的相互作用、薬力学的相互作用)
      • 高齢者における薬物動態 (ADME) の変化
      • 高齢者における薬力学の変化
      • 高齢者における医薬品副作用
        • 医薬品の開発と使用に関する考察
          Martin U and Coleman J. 42 Drugs and the elderly. In : Pharmacovigilance, 2nd edition. p515 – 532. 2007. John Wiley & Sons, Ltd. 2007. England.
  2. 薬剤疫学の英語論文読書会【STROBEに沿った検討】
    • 課題論文
      Gurwitz JH, Field TS, Harrold LR et al. Incidence and Preventability of Adverse Drug Events Among Older Persons in the Ambulatory Setting. JAMA. 2003; 289 (9) :1107-1116. doi:10.1001/jama.289.9.1107
      http://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/196099 (PDFダウンロード可能)
    • タイトル
      1. 抄録
      2. はじめに
        1. 背景
        2. 論拠
        3. 目的
      3. 方法
        1. 研究デザイン
        2. セッティング
        3. 参加者
        4. 変数
        5. データ源・測定方法
        6. バイアス
        7. 研究サイズ
        8. 量的変数
        9. 統計・分析方法
      4. 結果
        1. 参加者
        2. 記述的データ
        3. アウトカムデータ
        4. 主な結果
        5. 他の解析
      5. 考察
        1. 鍵となる結果
        2. 限界
        3. 解釈
        4. 一般化可能性
      6. その他の情報
        1. 研究の財源
        2. 倫理審査
        3. 利益相反
          「観察的疫学研究報告の質改善 (STROBE) のための声明: 解説と詳細」より一部改変
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 野村 香織
    東京慈恵会医科大学 分子疫学研究室

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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