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ウェアラブル生体情報センシングの開発と新製品開発への応用事例

ウェアラブル生体情報センシングの開発と新製品開発への応用事例

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年12月1日(木) 10時00分 16時10分

プログラム

第1部. 日常医療のためのキャビタス (体腔) センサおよび生体ガス用センサ

(2016年12月1日 10:00〜12:00)

 本講演では、日常での利用を想定した、「口腔や結膜嚢などの体腔への脱着が可能なキャビタスセンサ」、「疾病臭や代謝臭の高感度計測が可能な生化学式ガスセンサ」を紹介し、その生体計測応用について解説する。

  1. キャビタス (体腔) バイオセンサ
    1. 生体化学情報計測のためのキャビタスセンシング
    2. 生体適合性ポリマーと微細加工技術の融合
    3. 柔軟な酸素センサとその経皮ガス計測
    4. ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサ
    5. 非侵襲血糖値評価のための涙液グルコース計測
    6. 結膜経皮ガス計測
    7. BLE無線機能付きマウスガード型センサ
    8. 生体計測のための人体通信システム
  2. 生体ガス用センサ (バイオスニファ)
    1. 薬物代謝機能に基づく高選択性ガスセンシング
    2. 魚臭症候群に起因するトリメチルアミン用ガスセンサ
    3. 口臭成分メチルメルカプタン用ガスセンサ
    4. バッチ計測用チップ型アルコールセンサ
    5. UV-LEDを用いた高感度ガスセンサ
    6. 匂いの可視化モニタリング
    • 質疑応答

第2部. 衣類型ウェアラブルモーションセンサの開発と応用事例

(2016年12月1日 12:50〜14:20)

 ゴムの様に大きく伸縮し、伸縮量に応じて電気抵抗がリニアに変化する薄型ストレッチャブル変位センサを開発した。センサを衣類に一体化させ、人間が着用することで動作情報をリアルタイムにモニターすることができる。
 このセンサの説明、衣類型ウェアラブルモーションセンシングシステムを構成する周辺技術、および実用化に向けた具体的な取り組み事例について紹介する。
 当日はセンサの実物、開発品のデモンストレーションを予定している。

  1. ストレッチャブル変位センサの概要
  2. センサの構造、特徴、動作原理、性能
  3. 市場、目指すアプリケーション領域
  4. ウェアラブルデバイスと周辺技術
    1. ウェアラブルデバイスの動向
    2. 衣類型ウェアラブル機器
    3. 伸縮配線技術
  5. 応用事例
    1. 衣類型ウェアラブルモーションセンシングシステム
    2. ロコモティブシンドローム向け応用事例
    3. 呼吸計測
    4. 動作認識
    5. 指の動きを検知するデータグローブ
    6. バーチャルリアリティ (Virtual Reality, VR) 応用
  6. デモンストレーション
  7. まとめ
    • 質疑応答

第3部. IoTとビッグデータ時代の生体情報センシング

(2016年12月1日 14:40〜16:10)

 今、時代はIoT、ビッグデータ、人工知能という大きな技術潮流を目の当たりにしている。
 「デジタルヘルスケア」の未来を考えると、政府が推進するデータヘルス計画と、主に民間で研究開発が進むウェアラブル生体情報センサの相補的活用は必然。
 2030年の医療を見据え、センシングデバイスのクラウド&ユビキタス化、VR (仮想現実) ・AR (拡張現実) ・テレイグジスタンス (遠隔臨場) などの知覚制御技術との融合、知的エージェントの活躍、さらには、ナノテクノロジーの応用展開について論じる。

  1. ウェアラブル生体情報センシングの意義
  2. ウェアラブル生体情報センシングの実際
    • 睡眠評価、心拍変動からの自律神経活動評価
    • 震災時の生体情報記録例
  3. データヘルス計画と医療ビッグデータ:2025年問題を見据えて
    • 医療ビッグデータを利用した研究の現状
    • 地域包括ケア、遠隔医療、ストレスチェック
  4. 最新ウェアラブルセンサ事例
    • 人工知能、脳科学、知覚制御技術との連携
    • ナノバイオテクノロジーとの連携
    • 改正薬事法 (薬機法) における単体プログラムの医療機器化
  5. 生体情報の活用技術
    • 生体認証とFinTech (Financial Technology) への応用
    • 自動運転、アミューズメントへの応用
  6. 特許、研究費、ソーシャル情報から見た開発動向と戦略

講師

  • 三林 浩二
    東京医科歯科大学 生体材料工学研究所
    教授 / 副理事
  • 鈴木 克典
    ヤマハ 株式会社 研究開発統括部 第2研究開発部 素材素子G
    グループリーダー
  • 川口 伸明
    アスタミューゼ株式会社 イノベーション創出事業本部
    エグゼクティブ・チーフ・サイエンティスト

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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