技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP工場設計&マルチパーパス工場設計コース

GMP工場設計&マルチパーパス工場設計コース

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年10月26日(水) 10時30分 16時30分
  • 2016年10月27日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

2016年10月26日「GMP対応工場 (増築・新規構築) における建設計画/設計・設備計画/設計の注意点と維持管理・保守点検」

 GMP対応工場の構築プロジェクトに参画した場合、ユーザーとしてまず実施すべきはユーザー要求仕様書 (URS) の作成である。URSの作成にはリスクマネジメント能力が要求される。要求と設計が不適切であると、以後の校正、保守点検に多大なタスクを要することになる。
 失敗しないユーザーエンジニアリングを講師の経験から具体的に紹介する。

  1. ハードに関するGMPの要請
    1. 空調システムへの要請
    2. 清浄度の設定
    3. 施設専用化の要件
  2. プロジェクト業務
    1. ユーザーとエンジ会社の業務分担
    2. ユーザーが提示すべき事項
      • プロジェクトチームの仕事
  3. リスクマネジメント
    1. 潜在危険と運転の解析手法HAZOP
    2. ユーザーが最初にすべきことはユーザー要求仕様書の作成
    3. GMP+GDP+IHの視点
  4. 配置計画
    1. 配置計画協議時のポイント
    2. 部屋と面積の確保
    3. 倉庫面積の設定
  5. 異物対策を考える
  6. 防虫対策を考える
  7. キャリブレーション
    1. 校正周期の設定
  8. メンテナンス
    1. 6種の保全方式
    2. 点検のタイミング
    3. 作業員が行う保全
    4. 点検時の留意点
    5. 保全・点検記録の活用
    6. 恒温恒湿器 (室) の留意点
    • 質疑応答・名刺交換

2016年10月27日「PIC/S GMP対応マルチパーパス医薬品製造工場設備の設計・運用のポイント」

 今後のマルチパーパス医薬品製造設備では、取り扱う物質の薬理活性の大小を問わず、品質リスクと曝露リスクを科学的に管理していくことが必要とされる。
この際のツールが健康ベース曝露限界値である。
 本講座では、最新規制の内容、健康ベース曝露限界値PDE (ADE) の概要、適用する場合のポイントと留意点、健康ベース曝露限界値から導出される各種アセスメントツール、洗浄バリデーションおよび環境モニタリングへの適用、洗浄しやすい設備の設計ポイントなどについて、演習を交えて説明する。

  1. マルチパーパス医薬品製造工場設備の課題
    1. 品質リスク・曝露リスク
    2. リスクを管理するための洗浄と封じ込め
    3. 科学的根拠に基づくアセスメント
    4. リスクベースアプローチの必要性
    5. リスク管理のための健康ベース曝露限界値PDE
  2. 最新規制の概要
    1. PIC/S-GMP 専用化要件 (Chapter 3 ) /交叉汚染防止要件 (Chapter 5 )
    2. PICS GMP Annex15 Qualification and Validation
    3. EU-GMPとの差異
    4. EMAガイドライン (PDE設定)
  3. 健康ベース曝露限界値を理解するための毒性学基礎知識
    1. 健康ベース曝露限界値を設定する過程
    2. 用量-反応曲線
    3. 各種用語
  4. 健康ベース曝露限界値
    1. 健康ベース曝露限界値の定義
    2. 健康ベース曝露限界値の計算式
    3. 不確実係数の設定
    4. 有効数字と丸め方
    5. 健康ベース曝露限界値データを適用する場合のポイント
      • 例題演習:健康ベースでの曝露限界値の算出
  5. 品質リスク・曝露リスクアセスメントのための各種ツール
    1. 健康ベース曝露限界値の使われ方
    2. STV と目標洗浄レベルの設定
    3. OEL / DEL / CPTの設定
    4. 製品非接触部のワイプリミットASLの設定
  6. 現場でのモニタリング
    1. 洗浄バリデーション
    2. 目視検査基準VRLとスワブリミット
    3. 環境モニタリング
    4. 曝露リスク上の懸念される箇所
    5. モニタリング事例
  7. 洗浄しやすいマルチパーパス設備の設計
    1. リスクアセスメント~洗いにくい箇所
    2. 洗いやすい設備設計の事例
    3. 洗浄負荷を軽減するための方策
    • 参考
      • A1. 健康ベース曝露限界値を用いる洗浄バリデーションの流れ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/7 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/10/7 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/10/7 バイオ医薬品/抗体(ADC抗体)医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/10/8 事例から学ぶQA担当者教育訓練とQA部門構築のポイント オンライン
2024/10/8 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2024/10/8 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2024/10/9 リスクの高い滅菌プロセス管理要求ポイント及び医薬品PIC/S GMP、EMAの滅菌、無菌性保証の注意ポイント並びに滅菌関連回収事例、見落としがちの滅菌バリデーションのポイント オンライン
2024/10/9 承認申請資料としての価値を高めるための効果的な日本語メディカルライティング オンライン
2024/10/9 医薬品や医療機器の早期承認取得のためのPMDA申請戦略とスムーズに合意を得る方法 オンライン
2024/10/9 ペプチド医薬品における品質評価・不純物分析の留意点・事例 オンライン
2024/10/10 ラボと製造におけるデータインテグリティとCSV基礎から実践まで 東京都 会場・オンライン
2024/10/10 半導体製造における洗浄技術・装置の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/10/10 バイオロジカルクリーンルームの建築設備設計、バリデーション、運用および維持管理の最適化 オンライン
2024/10/10 医薬品研究開発におけるポートフォリオマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/10/10 データインテグリティの具体的な手順書作成セミナー オンライン
2024/10/11 Excelを使った医薬品売上予測 オンライン
2024/10/11 教育訓練の実効性評価の具体的な方法/逸脱対策 オンライン
2024/10/11 変革・イノベーションを継続する組織・デジタル人材づくりのポイント オンライン
2024/10/11 費用対効果評価 (日本版HTA) の基礎と実践 オンライン
2024/10/15 GMP文書、記録のデータインテグリティ対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/25 クリーンルーム 技術開発実態分析調査報告書
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション