技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱伝導向上のためのフィラーの最密充填・伝熱ネットワーク形成技術と粘度・熱伝導率予測

熱伝導向上のためのフィラーの最密充填・伝熱ネットワーク形成技術と粘度・熱伝導率予測

~熱伝導性フィラー高充填・表面処理、混練分散、コンポジット、熱伝導性向上へ~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、フィラーの表面処理について基礎から解説し、窒化物フィラーの分散・表面改質技術とコンポジット材料の熱伝導率向上・設計・評価について詳解いたします。

開催日

  • 2016年10月24日(月) 13時00分16時30分

修得知識

  • フィラーの種類と分類
  • フィラーの表面処理の理論と実際
  • 窒化物フィラーの種類と熱伝導率
  • フィラー最密充填理論

プログラム

 本セミナーでは、高熱伝導性ポリマー系コンポジット材料の開発に重要となるフィラーの最密充填・伝熱ネットワーク形成技術と、得られるコンポジット材料の成形加工性 (粘度) 、熱伝導率の予測手法等を解説する。
 また、国内外の高熱伝導性コンポジット材料の開発事例を紹介し、フィラーのハイブリッド化等の新たな材料設計技術についても言及する。

  1. フィラーの分散・充填技術
    1. フィラーの種類と熱伝導特性
    2. コンポジット材料の粘度予測式
    3. コンポジット材料の粘度とフィラー粒度分布の関係
    4. コンポジット材料の熱伝導率と粘度の関係
    5. フィラー最密充填理論と粒子充填ソフトを活用した微視構造設計
  2. ナノフィラーの分散・充填技術
    1. ナノフィラーの種類と特性
    2. ナノフィラーの分散手法
      • 層間挿入法
      • ゾル-ゲル法
      • 微粒子直接分散法
    3. CNTの特徴
      • 構造・形態
      • 物性
      • 合成法
      • 安全性
    4. CNTの分散技術
      • 超音波分散法と処理条件最適化
    5. CNTの表面処理技術
      • 混酸処理
      • 紫外線/オゾン処理
  3. 放熱材料開発のための材料設計・特性評価技術
    1. 従来のフィラーを用いたコンポジットの熱伝導率予測式
    2. CNTを用いたナノコンポジット材料の熱伝導率予測式
    3. 国内外におけるCNTによるネットワーク構造形成技術
    4. 国内外におけるフィラーハイブリッド化技術
    5. アルミナとCNTの複合による高熱伝導性コンポジット材料の開発事例
    6. 窒化ホウ素とアルミナナノワイヤーの複合による高熱伝導性コンポジット材料の開発事例
    • 質疑応答

講師

  • 真田 和昭
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    教授

会場

京都リサーチパーク

4F 中会議室B

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • Eメール案内を希望する方
    2名様まで 37,963円(税別) / 41,000円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 27,963円(税別) / 30,200円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 37,963円(税別) / 41,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 37,963円(税別) / 41,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 65,926円(税別) / 71,200円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    2名様まで 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 70,000円(税別) / 75,600円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/23 塗料・塗膜の基礎 (含:塗装系) 、塗膜の欠陥不良 (発生メカニズムと対策) 東京都 会場
2025/6/24 Excelを用いて体験する伝熱工学 オンライン
2025/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2025/6/25 乳化重合・懸濁重合の重合反応の制御と機能性微粒子の合成 オンライン
2025/6/25 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法 オンライン
2025/6/25 シランカップリング剤の反応メカニズム解析、界面 (層) 形成・表面の反応状態の分析・評価方法 オンライン
2025/6/25 高電圧モータ・回転機の放電・絶縁評価とナノフィラー分散高分子絶縁材料の設計技術 オンライン
2025/6/26 半導体パッケージの伝熱経路、熱モデルと熱設計・シミュレーション技術 オンライン
2025/6/27 放熱/冷却技術の最新動向 オンライン
2025/6/27 めっきの基礎および不良要因とその対策 オンライン
2025/6/27 半導体パッケージの伝熱経路、熱モデルと熱設計・シミュレーション技術 オンライン
2025/6/30 ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御 オンライン
2025/7/3 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎とマイクロ波加熱による機能化 オンライン
2025/7/3 シランカップリング剤の効果的活用法 オンライン
2025/7/4 粉体装置・設備トラブルの原因と予防・対策 オンライン
2025/7/7 塗布膜乾燥の基本とプロセス・現象・本質の理解、最適化と欠陥・トラブル対策 オンライン
2025/7/7 ヒートパイプ・液冷の技術動向と応用事例 オンライン
2025/7/8 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的に活用するための必須知識 オンライン
2025/7/9 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的に活用するための必須知識 オンライン
2025/7/9 基礎から学ぶ & サステナブル社会に貢献するフィラー活用術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/9 熱交換器〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/9 熱交換器〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/30 熱、排熱利用に向けた材料・熱変換技術の開発と活用事例
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/11/29 パワーデバイスの最新開発動向と高温対策および利用技術
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/7/30 電子機器の放熱・冷却技術と部材の開発