技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

臨床試験の欠測の取り扱いとEstimand

新任/新入臨床開発担当者のための臨床統計基礎コース B-2

臨床試験の欠測の取り扱いとEstimand

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、臨床試験における欠測の取り扱い、およびEstimand設定のポイントについて、数式を極力使わずに分かりやすく説明いたします。
欠測の取り扱いとEstimandを正しく理解すれば、臨床試験の妥当性を高めることが出来るともに、臨床試験を計画するときの重要事項をより明確に理解できるようになります。

開催日

  • 2016年9月14日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 臨床試験における欠測の取り扱いのポイント
  • 臨床試験におけるEstimand設定のポイント
  • 臨床試験の妥当性を高めることができる
  • 臨床試験を計画するときの重要事項を明確に理解できる

プログラム

 臨床試験では欠測が生じます。欠測は正しく取り扱う必要があり、そのためにはEstimandを明確に設定する必要があります。注意深く欠測と取り扱うことができれば、臨床試験の結果の妥当性は大幅に向上します。本セミナーでは、臨床試験における欠測の取り扱い、およびEstimand設定のポイントについて、数式を極力使わずに分かりやすく説明します。欠測の取り扱いとEstimandを正しく理解すれば、臨床試験の妥当性を高めることが出来るともに、臨床試験を計画するときの重要事項をより明確に理解できるでしょう。

  1. 欠測
    1. 欠測とは
    2. 欠測が引き起こす問題
    3. 経時測定データと欠測の単調性
    4. 欠測の分類
      • MCAR
      • MAR
      • MNAR
    5. 共変量に依存するMAR
    6. 欠測と打ち切り
  2. Estimand
    1. Estimandとは
    2. 試験の目的とestimand
    3. 有効性と有用性のestimand
    4. Estimandの代表的な分類
    5. 治療後追跡と後治療
    6. Estimandと打ち切り
  3. 代表的な欠測の取り扱いと問題点
    1. 完全例解析 (complete case analysis)
    2. 可能性解析 (available case analysis)
    3. 単一代入法 (single imputation)
    4. 多重代入法 (multiple imputation)
      1. MCMC法に基づくアプローチ
      2. FCS法に基づくアプローチ
      3. その他のアプローチ
    5. 尤度に基づく解析法
      • MMRM
      • MRM
    6. MNARを仮定した解析法
      1. 選択モデル (selection model)
        1. Diggle-Kenwardモデル
        2. 感度分析の方法
      2. パターン混合モデル (pattern-mixture model)
        1. 多重代入法に基づくアプローチ
        2. 混合効果モデルに基づくアプローチ
        3. プラセボ多重代入法と感度分析
      3. 共有パラメータモデル (shared parameter model)
    7. その他の方法
    8. Restrictiveモデルとinclusiveモデル
    9. Analytic roadmap
  4. 欠測の取り扱い
    1. 欠測を低減させるための工夫
      1. 試験デザインの工夫
      2. データセンターが行う工夫
      3. 施設が行う工夫
    2. 欠測の取り扱いの実際
      1. 各種ガイダンス上の取り扱い
      2. Estimandに基づく手法選択
      3. 解析用ソフトウェアと
  5. まとめと質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

複数コース申込割引受講料について

  • 通常2コース 受講料 : 82,080円 (税込) → 2コース申込 割引受講料 61,750円 (税込)
    • 2016年8月23,24日、または2016年9月13,14日の2日間セット
  • 通常4コース 受講料 : 164,160円 (税込) → 4コース申込 割引受講料 86,400円 (税込)
    • 2016年8月23,24日、9月13,14日の4日間セット

対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築