技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

粉末吸入剤・吸入デバイスの開発時における現状と課題

粉末吸入剤・吸入デバイスの開発時における現状と課題

~吸入システムの構築から申請まで~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年6月24日(金) 12時30分16時30分

修得知識

  • 粉末吸入剤の製剤設計
  • 粉末吸入デバイスの設計
  • 動物における経肺投与方法
  • 吸入剤の試験法の課題
  • 粉末吸入システムの開発時の課題と解決策
  • ジェネリック医薬品に関するレギュレーションの動向
  • FDAで承認されたインスリン吸入剤であるAFREZZAの内容

プログラム

 吸入剤は他の剤形と異なり、製剤と吸入デバイスを組み合わせた吸入システムとして開発しなければならず、吸入システムが構築できたとしても、前臨床試験を実施するためには動物ごとに経肺投与方法の確立が必要であり、レギュレーションの整備が不十分であることから、吸入剤開発の経験の少ない会社においては吸入剤の開発は一般的にハードルが高い。
 そこで、本セミナーでは吸入剤の開発に際して直面する前臨床での課題、製剤やデバイス設計の課題、申請時での課題をどのように解決するかを中心に概説する。また、吸入剤のジェネリック医薬品の開発に際してのレギュレーションの動向や昨年、FDAで承認されたインスリン吸入剤であるAFREZZAの申請内容についても言及する。

  1. 呼吸器系の解剖学的構造と機能
  2. 吸入剤の製剤設計
    • 肺内分布に影響を及ぼす各種要因
  3. 吸入デバイスの設計
    • 適切なデバイス抵抗値の設定
  4. 吸入剤のin vitro評価
    • カスケードインパクター
    • MSLI
    • NGI
  5. 吸入剤の毒性評価
    • 小動物を用いた毒性評価方法
    • 大動物を用いた臨床製剤による毒性評価方法
  6. 吸入剤のin vivo評価
    • γ-シンチグラフィーによる肺内分布とPK評価
  7. 三極薬局方における吸入剤試験法の現状と課題
    • 噴射量の均一性試験、空気力学的粒度分布試験
  8. 動物における経肺投与方法の現状と課題
    • 小動物における経肺投与方法 (非侵襲的投与方法等)
    • 大動物における経肺投与方法 (人工呼吸器を用いた投与方法等)
  9. 粉末吸入システム構築時における課題
    • 粉末吸入剤における吸入流量依存性による
    • 性能変動に対する基本的な考え方とその解決方法
  10. 吸入剤のジェネリック医薬品に関するレギュレーションの動向
  11. FDAで承認されたインスリン吸入剤であるAFREZZAの申請内容

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/12 医薬品と医療機器の製造現場とラボにおけるデータインテグリティ対応と監査証跡対応 オンライン
2025/11/12 脂質ナノ粒子 (LNP) 、リポソームによる核酸・遺伝子DDSと製剤設計 オンライン
2025/11/12 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/12 バイオ医薬品・再生医療等製品製造におけるシングルユースのリスク管理戦略・製造設計とE&L評価 オンライン
2025/11/12 ペプチド医薬品における特許 (製剤・製造など) 事例 (調査・要件・侵害) と特許戦略 オンライン
2025/11/13 医薬品製造・試験記録におけるデータインテグリティ入門講座 オンライン
2025/11/13 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/13 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/13 医薬品のサンプリング基礎知識と設定根拠の策定・統計的考え方と解析 オンライン
2025/11/13 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/11/13 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/13 臨床研究法の改訂 (2025) の正しい理解・運用と新しい手続き オンライン
2025/11/13 ICH M7/ニトロソアミン不純物のリスク評価・限度値設定と新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方 オンライン
2025/11/13 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発・スケールアップの考え方 オンライン
2025/11/13 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2025/11/14 中国医薬品・生物製剤の承認申請の留意点と中国DMF (原薬/添加物/包装材) 登録申請の全容 オンライン
2025/11/14 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/14 2025年4月改正ISO11137-1:2025 最新規格に適合した医療機器の放射線滅菌バリデーションの実務ポイントと留意点 オンライン
2025/11/14 医薬品の処方・剤型変更におけるBE試験回避の考え方 オンライン
2025/11/14 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)