技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品マルチチャネルマーケティングの成功策

医薬品マルチチャネルマーケティングの成功策

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年4月13日(水) 10時30分16時15分

プログラム

第1部. マルチチャネルプロモーション戦略構築の要点

(2016年4月13日 10:30〜12:00)

 デジタルによる情報提供体制の整備、医療系SNSの普及、MRのiPad活用、web講演会の普及等、ヘルスケア企業を取り巻く環境は激しく変化している。しかし、マーケティングの観点から考えると、最も焦点を当てるべき変化は「人間の変化」であると考える。本講座では、シェア・オブ・ボイス (SOV=Share of Voice) の測定を前提に設計された「製品」×「情報量」の2軸による活動効果の限界を認識したうえで、行動変容を実現するための次世代型マーケティングモデルについて、皆様とともに考えていきたいと思っております。

  1. マーケティング・プロセスの進化
    1. ヘルスケア企業におけるマーケティング戦略の基本的展開
  2. マルチチャネルプロモーションの現況と課題
    1. 情報大洪水時代におけるザイオン効果
    2. タイプ別の期待効果比較
  3. 「行動変容」実現のためのマーケティングアプローチ
    1. 内性要因を考慮したイノベーター理論
    2. デジタル時代に求められる紙メディア
    3. ディテールの即時効果とストック効果
    • 質疑応答

第2部. リーン型マルチチャネルプラットホーム環境構築のポイント

(2016年4月13日 13:00〜14:30)

 企業の環境適応能力に注目する傾向にある昨今、製薬企業もここ数年大きく変わりつつあります。製薬企業でも、マルチチャネルマーケティングの重要性が叫ばれて十数年が経とうとしていますが、急激に変化を求められている中で、変化に十分に適応出来ていないのが現状です。1つの要因として、マルチチャネルマーケティングが独自 (アドホック) に進められており、統合的に分析 (効果測定) できないという点が挙げられます。あるべき姿に一気に到達することは難しい中で、どのようなプラットホームを構築するのが的確か? その課題と打開策を、「リーン」・「アジャイル」・「環境適応力」というキーワードに主軸に置きながら、皆様とともに考えていきたいと思います。

  1. デジタルプロモーションの現状理解
  2. マルチチャネルプロモーションの現状理解
  3. マルチチャネルプロモーションにおけるハードル・課題
  4. リーン型マルチチャネルプラットホームとは?
    1. データ (レイク・ウェアハウス・マート)
    2. スモールスタート
    3. 環境適応能力に優れたマルチチャネルプラットホーム
  5. マルチチャネルプラットホーム運用時の注意事項
  6. 他業界事例紹介 (デモ)
    • 質疑応答

第3部. 目に見える「成果」があがるマルチ・チャネル・マネジメントとは?

(2016年4月13日 14:45〜16:15)

 グローバルな医薬品のプロモーション規制の動きは、年々厳しさを増してきています。そんな中、各製薬メーカーはMRだけでなく様々なチャネルを駆使したプロモーション・情報提供活動を行う必要に迫られています。これまで情報の流れは製薬メーカーからHCP (ヘルスケア・プロフェッショナル) への一方向になりがちでしたが、今では情報は、営業 (MR) 、メディカル (MSL) 、コールセンター、インターネットといった様々なチャネルを介して、製薬メーカー・HCPの双方向でリアルタイムでやりとりされるようになってきています。
 ただ、このような「形」はできても目に見える「成果」を実現するには、実は簡単なことではありません。どうやってHCPに関心を持ってもらい各チャネルに継続的にアクセスしてもらうのか、また社内的にはどう組織の壁を越えて情報を意味のある形で共有化し、成果に繋げていくのか。こうした仕組みは単なるツールの導入で実現できるものではなく、明確なビジョン・戦略の下で、”経営インフラ (プロセス、組織・体制、ICT) 化”することが重要になります。
 本セミナーでは様々なチャネルを有機的に融合したマルチ・チャネル・マーケテ ィングについて解説いたします。

講師

  • 小夫 聡卓
    株式会社 三菱総合研究所 人間・生活研究本部 ヘルスケア経営グループ
    主任研究員
  • 関 国康
    株式会社ミュートス
    取締役 / ヘルスケア事業本部長
  • 田畑 萬
    PwCコンサルティング合同会社
    Strategy&パートナー

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/12 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン
2025/11/12 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/12 洗浄バリデーションでの残留限度値設定、残留物の評価法、査察不適合事例 オンライン
2025/11/12 医薬品と医療機器の製造現場とラボにおけるデータインテグリティ対応と監査証跡対応 オンライン
2025/11/12 新市場開拓と連携した研究開発・製品開発の考え方・進め方 オンライン
2025/11/12 脂質ナノ粒子 (LNP) 、リポソームによる核酸・遺伝子DDSと製剤設計 オンライン
2025/11/12 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/12 バイオ医薬品・再生医療等製品製造におけるシングルユースのリスク管理戦略・製造設計とE&L評価 オンライン
2025/11/12 ペプチド医薬品における特許 (製剤・製造など) 事例 (調査・要件・侵害) と特許戦略 オンライン
2025/11/13 医薬品製造・試験記録におけるデータインテグリティ入門講座 オンライン
2025/11/13 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/13 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/13 医薬品のサンプリング基礎知識と設定根拠の策定・統計的考え方と解析 オンライン
2025/11/13 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/11/13 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/13 臨床研究法の改訂 (2025) の正しい理解・運用と新しい手続き オンライン
2025/11/13 ICH M7/ニトロソアミン不純物のリスク評価・限度値設定と新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方 オンライン
2025/11/13 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発・スケールアップの考え方 オンライン
2025/11/13 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2025/11/14 中国医薬品・生物製剤の承認申請の留意点と中国DMF (原薬/添加物/包装材) 登録申請の全容 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発