技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

TMF/eTMF (トライアルマスターファイル) 管理方法と査察/監査対応

TMF/eTMF (トライアルマスターファイル) 管理方法と査察/監査対応

~規制当局の適合性調査対応とMoc inspectionの実施~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、TMF管理の基礎から解説し、TMF監査の指摘事項と対策、eTMF利用時に遵守すべき規制、eTMFシステム選定、紙ドキュメント・記録類の電子化のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2016年3月10日(木) 12時30分 16時45分

修得知識

  • 規制当局の適合性調査に対してどのようにTMF管理を行えば良いか
  • TMFを対象とした監査ではどのようなことが指摘されているか、また指摘されない方法
  • eTMFの最新動向とeTMF利用時に遵守すべき規制
  • eTMFシステム選定時と紙ドキュメント・記録類の電子化における留意点

プログラム

第1部 eTMFでの治験関連文書管理の実際と具体的手順

(2016年3月10日 12:30〜14:30)

 臨床研究・治験活性化5か年計画2012のアクションプランの1つに治験手続の効率化があり、その短期的目標の中にIRB審査資料の統一化と電子化が示されており、これを受けて、治験実施施設における電子化が進んでいる。これに対応すべく、製薬企業において、eTMFの導入あるいは導入の検討が開始されている。本セミナーでは、eTMFとはどのようなもので、また、導入に際し、遵守すべき規制と留意点について解説する。

  1. eTMFとは
    1. 基本的な機能
    2. 規制当局のeTMFに対する考え方
    3. eTMFの状況
  2. eTMF利用時に遵守すべき規制
    1. 21 CFR Part 11 (FDA)
    2. ER/ES指針 (厚生労働省)
    3. Computerized System Used in Clinical Investigations (FDA)
    4. Reflection paper on expectations for electronic source data and data transcribed to electronic data collection tools in clinical trials (EMA)
  3. eTMFシステムの導入
    1. eTMFシステムのスコープ
    2. eTMFシステム選定時の留意点
    3. 紙ドキュメント・記録類の電子化における留意点
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 監査担当者から見たTMFの整備と監査・調査への対応

(2016年3月10日 14:45〜16:45)

 旧GCPの頃から言われている「GCPの4本柱」の一つである「記録」に関して、大きな動きが最近出てきているのはご承知のとおりです。2013年7月に発出された事務連絡で治験関連文書における電磁的記録の活用の具体例が示され、一方でEU DirectiveがRegulationに移行してTMFの記載が詳細になり、昨年6月にStep 2がsign offとなったICH-E6 (R2) ではTMFに関するAddendumが追加されています。このような動きに対してどのようにTMFを管理すれば良いかを詳説します。

  1. ICH-GCPとEU Regulation並びにJ-GCPにおけるTMF
    1. ICH-GCPとEU RegulationのTMF
    2. 日本の必須文書
  2. TMF管理の事例紹介
  3. 規制当局の適合性調査対応
    1. TMFの整備と調査対応
    2. 調査対応への当局チェックリストの活用
    3. Mock inspectionの実施
  4. TMF監査
    1. TMFの監査方法
    2. TMF監査事例
    3. 監査指摘されないTMF管理
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松井 一
    株式会社 シーエーシー デジタルITプロダクト部
    参事
  • 大場 誠一
    株式会社 エスアールディ 品質保証室
    部長

会場

京都市男女共同参画センター (ウィングス京都)

2F セミナー室A

京都府 京都市 中京区東洞院通六角下る御射山町262
京都市男女共同参画センター (ウィングス京都)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/29 製造とラボの現場におけるペーパレス化実践セミナー: データインテグリティに適合した記録方法とレビューの実務 オンライン
2024/8/29 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2024/8/29 アンメットメディカルニーズを深堀する調査法、抽出法 オンライン
2024/8/29 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2024/8/29 QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬確認と点検方法 オンライン
2024/8/29 Beyond-The-pill/Around-The-Pillにむけた業界動向とアイデア創出のA・B・C オンライン
2024/8/29 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文メディカルライティング入門 オンライン
2024/8/29 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/8/30 査察/監査対応における準備項目とチェックリストによる製造所の診断/リスク抽出・評価 東京都 会場・オンライン
2024/8/30 基礎から学ぶやさしいバリデーション超入門講座 オンライン
2024/8/30 GMP 基礎講座 オンライン
2024/8/30 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/8/30 医薬品製造・品質管理におけるキャリブレーションシステム構築と許容値設定・DI対応 オンライン
2024/8/30 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応 オンライン
2024/8/30 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/9/3 試験室管理レベルアップのための重要項目とその対応策 オンライン
2024/9/3 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/9/4 希少疾病用医薬品の薬価算定の実際と適正な利潤獲得のための薬価戦略 オンライン
2024/9/4 教育訓練の実効性評価の具体的な方法/逸脱対策 オンライン
2024/9/4 R&D領域のデューデリジェンスで確認すべき (した方がいい) ポイントと不透明な段階におけるリスクヘッジの考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策