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眼球運動を指標とした自動運転時のドライバ状態モニタリング法

眼球運動を指標とした自動運転時のドライバ状態モニタリング法

~自動車の自動運転時のドライバの注意、覚醒レベルの低下を防ぐ~
東京都 開催 会場 開催 デモ付き

概要

本セミナーでは、自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術について、眼球運動計測と解析法のデモを交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2016年2月26日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • ドライバ状態モニタリングに関連する技術者、研究者
  • 生体信号処理に関連する技術者、研究者

修得知識

  • 生体信号処理の基礎
  • 自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術
  • 眼球運動計測と解析

プログラム

 自動車の自動運転時には、通常運転時と比べ、ドライバの注意や覚醒レベルが低下しやすく、いざという時に迅速かつ適切な介入操作ができない可能性が指摘されている。従って、常にドライバの注意・覚醒レベルをモニタリングし、それらの低下を防止する技術が重要となる。
 眼球運動の制御には大脳皮質のみならず、小脳や脳幹などに広く分布する様々な神経核が関わっており、注意や睡眠・覚醒の状態が反映される。また、眼球運動は自動車内でも無拘束・非接触で計測可能であり、ドライバ状態をモニタリングする上で適した生体信号である。
 本セミナーでは、こうした眼球運動を指標とした、自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術について、眼球運動計測と解析法のデモを交えてわかりやすく解説する。

  1. 眼球運動の解剖学概論
    1. 眼球と筋肉系の構造
    2. 三次元剛体回転の非可換性と眼球運動
    3. 眼球運動に関わる脳部位
  2. 様々な眼球運動とそれらの性質
    1. サッカード
    2. サッカード後の眼位保持 (中枢神経積分器)
    3. 滑動性眼球運動
    4. 視運動性眼球運動
    5. 前庭動眼反射
    6. 固視微動
    7. 注意・覚醒度低下時の眼球運動
  3. 眼球運動計測法の原理と技術
    1. 高精度計測法
    2. 簡易計測法
    3. スマートフォンによる計測例
  4. 視覚的注意、睡眠・覚醒に関わる脳部位と眼球運動
    1. 視覚的注意を反映する眼球運動とそれらの特性
    2. 睡眠・覚醒状態を反映する眼球運動とそれらの特性
  5. 最近の関連研究成果

講師

  • 平田 豊
    中部大学 工学部 ロボット理工学科
    教授

会場

あすか会議室 神田小川町会議室
東京都 千代田区 神田小川町2丁目1番地7 日本地所第7ビル
あすか会議室 神田小川町会議室の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 49,680円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込) (3名まで受講可)

割引特典について

  • 複数名 同時受講:
    1口 57,000円(税別) / 61,560円(税込) (3名まで受講可能)
本セミナーは終了いたしました。

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