技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

試験室における過剰/不足に陥らない管理・保存条件のポイント

試験室における過剰/不足に陥らない管理・保存条件のポイント

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年1月26日(火) 11時00分 16時30分

プログラム

第1部. 過剰・不足に陥らないGMP対応した検体、参考品/保存品の保存量と保存条件

~参考品・保存検体の保管・管理のポイントと過剰管理・管理不足の防止~

(2016年1月26日 11:00〜12:30)

 PIC/S対応としてGMP省令施行通知で新たに負荷された参考品・保存検体のポイントについて紹介する。解釈によっては保存する検体数が多くなるが、本来の目的を達成し増加をできるだけ最小限に抑える。GMP省令施行通知、PIC/SのGMPガイドラインの該当するところを読みこなす。

  1. GMP省令の施行通知の6つのギャップ (試験室に関係が大きいもの)
    1. 参考品/保存品/原料/資材の保管
  2. PIS/SのGMPガイドライン アネックス19「参考品及び保存サンプル」の各条について
  3. 保管方法 (必要によりミニチュアの作成)
    1. 保管量の確認とSOP化
    2. 保管場所の確保
    3. 保管条件
    4. 保管期間
    5. 保管すべき範囲
    6. ミニチュアの作成
  4. 安定性モニタリングの実施と問題点
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 室温なりゆきと25℃×60%の対応違い
  5. ハード面のポイント
    1. 保管検体の増加対応
    2. 安定性試験室のスペース拡大対応
    3. 保管室の温湿度管理 (温度マッピングの確認など)
  6. サンプリングの管理
    1. サンプリングの位置づけ
    2. 受け入れ試験時の試験検体のサンプリング
    3. 参考品/保存品のサンプリング
    4. 長期安定度試験品のサンプリング
    5. 製品試験のサンプリングポイント
  7. 当局の指摘事項
    • 質疑応答

第2部. 過剰・不足に陥らないGMP対応の試薬の管理、保存条件

(2016年1月26日 13:15〜14:45)

 試薬・試液・標準品の管理は試験検査に重要な項目です。一方、GMPでは管理が厳しく求められています。いかに効率より管理するかも重要な項目になってきます。GMP上の管理だけでなく、効率よく運用する方法についても紹介します。

  1. 試薬、試液の定義
  2. PIC/S – GMPガイドラインの試薬等の要求事項
  3. 試薬、試液の管理と取扱いに関する基準
    1. 目的
    2. 適用範囲
    3. 責任
    4. 定義
    5. 基準
  4. 試薬の管理 (購入試薬・調製試液)
  5. 標準品の管理
    1. 国の標準品とのトレーサビリティ
    2. 二次標準品設定
    3. 製剤の標準品は99.0%以上の活用
  6. 水のロット管理
  7. 毒薬/劇薬/向精神薬/麻薬の試験室での管理
  8. ファクターのある試液/試薬の管理
    1. 自ら作成/検定する場合
    2. 購入する場合
    3. 都道府県の指摘事項
  9. 標準品の管理ミスによるトラブル事例
  10. 当局の指摘事項
    • 質疑応答

第3部. 試験室管理の要件と当局査察対応の留意点

(2016年1月26日 15:00〜16:30)

 人類の健康福祉に貢献する医薬品は、国際共通ベースでの研究開発が可能であり、新薬の研究開発段階で確立した安全性 及び有効性を製造販売承認後もそれらを担保するために、医薬品の製造管理及び品質管理基準の遵守が必須となっている。 そのため、その一翼を担う品質部門の試験検査室に良好な試験室管理の要求事項をGMPガイドライン上に記載している。 今回、試験室管理の要件を整理し、新薬承認要件の当局査察対応について事例を含めて実務面の留意点を紹介する。

  1. 医薬品の研究開発
    1. 品質設計と治験薬製造
    2. 薬事規制
    3. GMP適合性調査
  2. GMPガイドライン上の試験室要件
    1. 日本におけるPIC/Sの取扱い
    2. 日本
    3. 欧州
    4. 米国
  3. 当局査察対応におけるポイント
    1. 事例からの対応ポイント
    2. 対応での留意点
    • 質疑応答

講師

  • 第1,2部 (株)ミノファーゲン製薬 顧問 脇坂 盛雄 氏
  • 第3部 グロファーマフィジクス 主宰 上杉 恵三 氏

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 化粧品OEM/ODMにおける品質管理・保証とトラブル防止のリスクアセスメント オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/11/29 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法