技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

選ばれる医薬品包装講座

医療従事者から評価を得られるデザイン包装とは

選ばれる医薬品包装講座

~他社との差別化を計る、今後望まれる医薬品包装とは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品包装の基礎から解説し、医療現場でメディケーションエラーを誘発する可能性のある医薬品包装・表示デザインとその回避策について事例を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2015年11月26日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品包装に携わる担当者

修得知識

  • 病院薬局を中心とした医薬品の管理、保管、取り扱い状況
  • 医療現場におけるメディケーションエラーの発生原因とその回避策
  • 医療現場でメディケーションエラーを誘発する可能性のある医薬品包装・表示デザイン
  • 治験薬における包装形態の問題点を把握し、脱落症例を回避するためのポイント
  • 医療現場で必要とされる医薬品包装・表示デザインは何か

プログラム

 製薬企業の包装デザイン設計に関わる担当者が、自社内で議論を重ね開発・採用に至った医薬品であっても、そのデザインが医療従事者から高い評価を得られるとは限らない。新規医薬品の開発が以前にも増して困難を極めるなか、医療現場での医薬品採用基準は、より安価でメディケーションエラーを誘発しにくい製品に重きを置く傾向が鮮明になっている。その一方で、治験薬に関しては医療現場に厳しい実施管理条件を求めながら、その包装形態は旧態依然のままである。複数の治験を抱える現場では、その画一的な視認性・識別性がリスク管理上問題となっている。
 そこで本講では、現在臨床現場で使用されている医薬品包装のデザイン、形態、使用感に関する医療医従事・患者からの評価を交え、当該包装の何が現場で問題なのかを具体的に提示する。同時に、医療現場で評価される医薬品包装や、現場で今後必要とされる医薬品包装のヒントについても提示したい。

  1. 医療現場における医薬品の流れとそのリスク発生場所
    1. 医療現場における医薬品管理
      1. 病院調剤室における内服薬・外用薬の管理状況
      2. 病院における注射薬の管理状況
      3. 病院における麻薬の管理状況
    2. 医薬品調剤の実際
      1. 錠剤・散剤・水剤・外用剤の調剤
      2. 注射薬の調剤
      3. 麻薬の調剤
  2. 高齢者を中心とした患者の身体的、精神的、社会的特徴とメディケーションエラーの実態
  3. 医療現場で問題となる医薬品包装・表示デザイン事例
    1. 現行医薬品の包装・表示ラベルの問題点
      1. 外見が類似している医薬品
      2. 包装形態に問題がある医薬品
      3. ラベル表示に問題がある医薬品
      4. 使用期限の表示に問題がある医薬品
      5. PTPシートの表示に問題がある医薬品
      6. ブリスター表示に問題がある医薬品
    2. ジェネリック薬品の問題点
      1. 薬用量の表記方法とメディケーションエラー
      2. 誤解を生みやすいラベル、商品名
    3. 使い方が難しい経口製剤の例
  4. 医療現場で評価される医薬品包装・表示デザインの例
    1. キット製剤・プレフィルド製剤の医療現場での評価
    2. ピッチ印刷によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
    3. カードブリスターによりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
    4. イラストやシンボルマークの導入によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
  5. 治験薬における包装形態の問題点 ~脱落症例回避のための改善策~
  6. 医薬品包装・表示デザイン改善策のヒント

会場

江東区産業会館
東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 日・欧・米における食品容器包装規制と制度の比較2019
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集