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製薬・医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー

製薬・医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー

~品質の向上とコンプライアンスコスト削減の方法とは~
東京都 開催 会場 開催

「製薬企業・医療機器企業におけるFDAが要求するCAPA導入の留意点」との同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、臨床試験におけるリスクベースドアプローチのあり方について、リスクマネジメントの具体的な実施方法を実習を交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年11月13日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • リスクベースドアプローチのあり方
  • CAPAの基礎
  • QC、QA、監査の違い
  • コンプライアンスコストを下げる方法
  • 修正と是正と予防の違い
  • リスク分析の具体的な手法
  • ALCOAの原則

プログラム

 製薬企業や医療機器企業にとって、リスクを管理することは非常に重要です。しかしながら、リスクマネジメントは難解です。医療機器業界では、欧州が先行し、90年代からIOS-14971が制定されました。医薬品業界は、2005年にICH-Q9「品質リスクマネジメントに関するガイドライン」が合意され、翌年から本邦においても施行されています。
 リスクマネジメントは、特定の部署だけが対応したり、手順書を作成するだけではありません。研究開発、設計管理、臨床開発、製造販売後、流通、申請、査察にいたる製品のすべてのライフサイクル全般について、すべての部署がそれぞれの手順にリスクマネジメントの概念を取り込まなければなりません。そのためには、リスクマネジメントの基本的な考え方と規制当局の期待を十分に理解しなければなりません。
 本セミナーでは、難解なリスクマネジメントを初心者にもわかりやすく解説いたします。またリスクマネジメントに関するSOPのサンプルを配布し、具体的に説明いたします。

  1. はじめに
    1. FDAが査察を行う理由
    2. 患者やユーザ (消費者) にフォーカスする
    3. スイスチーズモデル
    4. ソフトウェアに起因した医療機器事故 (1985〜1987年 Therac-25)
    5. 宇宙ステーション補給機「こうのとり」 (HTV)
    6. 日航ジャンボ機墜落事故
  2. リスクとは
    1. 「リスク」って何でしょ?
    2. リスクに関するテスト #1
    3. リスクに関するテスト #2
    4. リスクとは
    5. 航空機はなぜ飛ばせることができるのか?
    6. リスク評価の実際 (R-Map法)
    7. 危害の程度
    8. 発生頻度のゼロレベル
    9. 発生頻度の確率的表現
    10. 許容可能なリスク (「安全」の定義)
    11. 誤使用・不注意に分類された事故例
    12. 誤使用・不注意事故とヒューマンエラー
    13. 製品の使用条件とリスクアセスメントの範囲
    14. ヒューマンエラーの一般例
    15. どうやって安全にするのか?
    16. 一般的なリスクマネジメントプロセス
  3. ISO/IECガイド51
    1. Definition of “Risk”
    2. 機械安全の国際規格
    3. ISOとIEC
    4. ISO/IECガイド51について
    5. 機械安全の国際規格 ISO/IEC
    6. ISO/IECガイド51について
    7. 本質安全設計方策 Step 1
    8. 本質安全設計方策 Step 2
    9. 使用上の情報 Step 3
    10. ISO/IECガイド51 2014の構成
    11. ISO/IECガイド51:2014の主な改正点
    12. ISO 12100
  4. 用語解説
    1. 医薬品・医療機器共通の用語
    2. 製薬業界における用語
    3. 医療機器業界における用語
    4. ハザード (hazard) の例
  5. 一般的なリスクマネジメントプロセス
    1. ハザード、危害、リスク
    2. リスクアセスメント、リスクコントロール、リスクレビュ
    3. 一般的な品質リスクマネジメントプロセス
      1. 品質リスクマネジメントプロセスの開始
      2. リスクアセスメント
      3. リスクアセスメント 「リスク特定」
      4. リスクコントロール
      5. リスクコントロール 「リスク低減」
      6. リスクコントロール 「リスク受容」
      7. リスクレビュ
      8. リスクコミュニケーション
      9. リスクマネジメント手法
  6. リスク分析手法
    1. 欠陥モード影響解析 (FMEA:Failure Mode Effective Analysis)
    2. FMEAによる詳細なリスクアセスメント
    3. 詳細なリスクアセスメントの実施
    4. FTA : Fault Tree Analysis
    5. HAZOP : Hazard and Operability Study
  7. リスクベースドアプローチ
    1. コンプライアンスコストの増大
    2. 受容可能なレベルまでのリスクの低減
    3. コンプライアンス・コスト・マネジメント
    4. 規制コストの増大
    5. FDA cGMPs for the 21st Century Initiative
    6. リスクベースドアプローチとは
    7. リスクベースドアプローチの効能
    8. cGMPの改革と21 CFR Part 11の改定
    9. 製薬企業のコンピュータ化システム関連リスク
    10. 製品とプロセスの理解
    11. リスクのとらえ方
  8. 医薬品とリスク管理
    1. PIC/S GMPの有機的な繋がり
    2. ICH (International Conference on Harmonization:日米EU医薬品規制調和国際会議)
    3. 品質リスクマネジメントに関するガイドライン (2006年9月1日)
    4. ICH Q9とは何か?
    5. ICH Q9を実践することによる望ましい状態
    6. 序文
    7. サイエンスベースの品質リスクマネジメント
    8. 重大性と確率 は単純な概念か?
    9. どうやってリスクを定義するべきか
    10. 序文 (続き)
    11. 適用範囲
    12. 品質リスクマネジメントの原則
    13. 付属書 I:リスクマネジメントの方法と手法
    14. 付属書 II:品質リスクマネジメントの潜在用途
  9. 医療機器とリスク管理
    1. 品質が良いとは?
    2. 品質の4つの種類
    3. 医療機器リスクマネジメントとは
    4. ISO14971誕生の歴史
    5. ISO14971 (JIS T 14971) 規格とは
    6. ISO13485上のリスクマネジメント要求事項
    7. EN ISO 14971とは
    8. EN ISO 14971とISO 14971:2007の相違点
    9. “negligible risk” (無視可能なリスク) の扱い
    10. リスクの受容可能性についての製造業者の自由裁量権
    11. 「可能な限り」VS「合理的に実行可能なまで」のリスク低減
    12. あらゆるリスクに対する (リスク/便益分析) の適用
    13. リスクコントロール手段についての裁量
    14. 初期リスクコントロール手段
    15. 残存リスクについてのユーザへの情報提供
    16. IVD製品のリスクモデル
  10. GAMP5におけるリスク管理
    1. GMPにおけるコンピュータ化システム
    2. GAMP5ガイドライン 目次 (Main Body)
    3. 品質リスクマネジメント
    4. GAMP 5における5つのキーコンセプト
    5. リスクマネジメントのプロセス
    6. 初期、機能リスクアセスメントの実施時期
    7. 初期リスクアセスメント
    8. 詳細なリスクアセスメント
    9. 影響の大きいシステムの例
    10. さらなるアセスメントの必要性の判断
    11. 初期リスクアセスメントチェックシートの作成例
    12. カテゴリ3
    13. カテゴリ4
    14. カテゴリ5
    15. リスクアセスメントに関する役割と責任
    16. 初期リスクアセスメント実施手順
      1. GxPアセスメント
      2. 電子記録・電子署名に関するリスクアセスメント
      3. 製品とプロセスの理解
      4. システムの規模、複雑性、新規性に関する調査
      5. ハザード分析
      6. 危害分析
      7. 影響分析
      8. 不具合の可能性分析
      9. 不具合の検出可能性分析
      10. より詳細なリスクアセスメントの必要性判断
      11. リスクアセスメント報告書の作成
    17. 詳細なリスクアセスメント実施手順
      1. 患者の安全、製品の品質、およびデータの完全性に影響を与える機能の特定
      2. 機能リスクアセスメントの実施
    18. トレーサビリティマトリックスと機能リスク評価
    19. 詳細なリスクアセスメント実施手順
      1. 患者の安全、製品の品質、およびデータの完全性に影響を与える機能の特定
  11. FMEA実習
    1. GMPにおけるコンピュータ化システム
    2. 自動倉庫システム概要
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり定価半額の 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
    • 受講者様全員が、会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。

全2コース申込割引受講料について

  • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 61,500円(税込)
  • 通常受講料 : 85,500円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 56,944円(税別)

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対象セミナー

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