技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造部門 & 品質部門における品質統計学活用事例

超入門

医薬品製造部門 & 品質部門における品質統計学活用事例

~これだけは身に付けておくと、現場で役立つ統計活用術~
東京都 開催 会場 開催 デモ付き

概要

本セミナーでは、医薬品製造所、製造販売業の品質保証業務において、製造管理/品質管理/品質保証業務に必要な基礎的な統計手法の考え方と活用方法を詳解いたします。

開催日

  • 2015年10月26日(月) 10時30分 16時30分
  • 2015年10月27日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 工程管理のためのデータの見方
  • バラツキの考え方から管理図活用
  • 品質部門での製品品質照査での統計データの活用
  • 分析バリデーションの分析能パラメーターへの統計の活用
  • 苦情時の実際の統計の活用で解決した事例

プログラム

 医薬品製造所の品質管理にでは、統計に関しての知識は必須です。ただ、深い知識までは必要ではなく、統計の基礎的な考え方を身につけ、幾つかの手法を活用できれば十分だと思います。医薬品製造所での具体的な事例でそれがどう統計手法を活用するかを学びます。
 現場での7つ道具を活用した工程管理のためのデータの見方、バラツキの考え方から管理図活用、品質部門での製品品質照査での統計データの活用、分析バリデーションの分析能パラメーターへの統計の活用、苦情時の実際の統計の活用で解決した事例なども紹介します。
 基本統計量の算出、F検定やt検定、分散分析では、講師が実際にExcelを活用して行います。
 30年間品質管理/品質保証に携わって来た経験から、これだけは身に付けておけば役立つものを選び、それについて説明します。

  1. 医薬品製造所で必要な統計とは
    1. 統計手法がでてくる場面
    2. 何故、統計は学んでも活用できないのか
  2. データのバラツキを知る (平均値とバラツキ)
    1. 基本統計量
    2. バラツキとは (いろいろな分布)
    3. 偏差値との関係
    4. 7つ道具と工程管理/改善活動
    5. Excelで基本統計量を求める
  3. 管理図の活用
    1. 管理図の種類
    2. 管理図の管理のバラツキとの関係
    3. 管理図の読み取り方
  4. 製品照査と工程能力指数の活用
    1. 製品照査の中で統計の活用
    2. 工程能力指数 (CpとCpk) とは
    3. CpとCpkの違いと活用
  5. 差の検定 (F検定とt検定)
    1. F検定
    2. 平均値の差の検定
    3. 検出力を知らずに差があるないを言う意味 (区間推定含む)
    4. Excelでの算出方法
  6. 分散分析
    1. 分散分析/実験計画法/多変量解析の概念 (活用方法)
    2. 分散分析の考え方
    3. 新旧の3ロットn=3のよく活用する事例への応用
    4. エクセルでの算出方法
  7. 回帰直線と相関係数
    1. 散布図と相関
    2. 回帰直線と残渣の関係
    3. エクセルでの産出方法
  8. サンプリングと計数抜取検査
    1. サンプリングと均質性の関係
    2. OC曲線は計数抜取検査の基本
  9. 分析法バリデーションと統計処理
    1. 分析法バリデーションで確認する項目 (分析能パラメーター)
    2. 分析法バリデーションと統計の活用
  10. 苦情処理と官能検査
    1. 苦情で官能検査が威力を発揮したケース
    2. 官能検査の手法 (一対比較法)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 分析法バリデーションの統計解析入門 オンライン
2024/12/3 分離工学の基礎、各種技術 (蒸留・抽出・吸着・膜分離) とシミュレーションによる簡単解析 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/12/4 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/12/4 医療機器のEO滅菌および放射線滅菌の基礎・規格と滅菌バリデーション オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 検定・推定 (主に計量値) オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発