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コア技術の用途探索、分析と新規事業領域への展開

コア技術の用途探索、分析と新規事業領域への展開

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年10月22日(木) 11時00分 17時00分

プログラム

1. 構造マップを使った未開拓分野の「見える化」による新事業テーマの発掘

(2015年10月22日 11:00〜12:30)

コア技術を用いて新規分野を開拓する場合、これまでに接点のない分野 については知識、情報がほとんどないため、検討が深まっていかないという 問題が生じる。一般的には、成長分野を抽出し、コア技術が活用できる製品 を探すという進め方が採られているが、この場合見落としが多くなる。ビジネ ス構造マップは、用途として可能性のある領域を広く捉え、それを構造化す るツールであり、このツールを用いることで、コア技術と相性の良い未開拓分 野を「見える化」することが可能となり、思いがけない用途の発掘につなが る。 コア技術の用途探索という課題に対してのビジネス構造マップの価値と使 い方を、事例を踏まえて解説する。

  1. 技術を出発点とするテーマ探索が難しい理由
  2. ニーズ指向とシーズ指向の利点と欠点
  3. 新規事業は“顧客の目的の創造”である
  4. “潜在ニーズ“って、何? どうやって掘り起こすの?
  5. 魅力ある新規事業をつくる“目的指向のアプローチ”の概要
  6. ビジネス構造マップの価値と使い方
  7. 一般的な技術分類 (技術の棚卸) のイメージ
  8. コア技術の用途探索という観点から見た技術分類と技術の種類
  9. 用途探索を目的とした自社コア技術の定義のやり方
  10. 未開拓分野の見える化のためのビジネス構造マップの活用と事例
  11. 魅力度の高い候補領域の絞り込み
  12. 顧客の声を聴く活動のポイント (仮説は覆されるものという姿勢)
  13. ビジネスレイヤー別の用途探索の実際
    • 質疑応答

2. 新規参入のための異業種ベンチマーキングの進め方と勘所

(2015年10月22日 13:15〜14:45)

パラダイムシフトを理解し、新規参入がなぜ難しいのか?その本質に迫 る。歴史を踏まえて、現在の新しい異業種ベンチマーキングの概要を理解 し、激しい環境変化をどう認識するのか、発想を転換し気づきの経営ができ るかどうか、新しいビジネスモデルを開拓するための成功要因を探る。、い つ・何を・どのように・誰が・なぜベンチマーキングをすべきなのか?課題の 理解と解決策を考える。IT融合の時代のIoT・IoEやクラウド・ビッグデータ の活用等最先端技術を組織内に導入するために必要なプロセスの改善・改 革のポイント、新しいリーダーシップ、イノベーティブ人財としての個人と組織 能力の向上等、知の経営の概要を解説する。

  1. ベンチマーキングの歴史的経緯
  2. 変化する時代の認識
  3. ベンチマーキングの必要性と効果
  4. 異業種ベンチマーキングとは何か?
  5. 対象領域
  6. 何をベンチマーキングすべきか
  7. ベストプラクティス
  8. イネイブラー
  9. ベンチマーキング方法論
  10. ベンチマーキングの重要成功要因
  11. 知の経営の概要
    • 質疑応答

3. マーケティング視点からの自社コア技術の多用途への応用展開の考え方

(2015年10月22日 15:00〜17:00)

新規事業を成功に導くために有効なアプローチの一つが自社コア技術の応用展開です。ただし、応用展開するためには、前提となる「自社コア技術」が本当にコア技術でなければなりません。そして、そこから生まれた製品が顧客に価値を提供できるものでなければなりません。 また、技術開発・展開がゴールではありません。新技術による製品が事業として成功してこそ技術が活かされたと言えます。 本公演では、コア技術とは何か、コア技術を応用展開する方法、事業化を見据えたマネジメント手法関するマーケティング戦略理論をご紹介します。

  1. コア技術分析手法
    1. リソース・ベースド・ビューの考え方
    2. コア技術を分析するフレームワーク「VRIO分析」
  2. コア技術であるための条件
    1. コア技術の必須条件
  3. コア技術の応用展開手法
    1. 成長マトリクスの応用
    2. 応用展開しやすい方向を考える
  4. 応用展開におけるマネジメント
    1. イノベーションのマネジメントとは
    2. イノベーションのマネジメントの注意点
  5. 事業化評価のポイント
    1. 事業化に向けての可能性評価の方法
    2. 想定顧客の簡易評価調査方法
    • 質疑応答

講師

  • 芦沢 誉三
    株式会社リーディング・イノベーション コンサルティング事業部
    代表取締役
  • 高梨 智弘
    新潟大学 大学院 技術経営研究科
    特任教授
  • 古森 創
    株式会社 古森コンサルタンツ
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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