技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

非GLP試験における信頼性確保

非GLP試験における信頼性確保

~計画書・報告書作成/逸脱対応と品質レベル~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、経験豊富な講師からのアドバイスやディスカッションを通して、施設の信頼性性保証の在り方を見直す機会にして頂き、 試験の信頼性確保はどこまでやれば良いのか、現在のシステムは過剰ではないのか、計画書・報告書の作成や記録の残し方を中心に信頼性確保について解説いたします。

開催日

  • 2015年8月27日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 非GPL試験に関連する担当者、管理者
  • 医薬品の委託試験に関連する担当者、管理者
  • 申請用の薬理、薬物動態試験の担当者、管理者
  • 薬理、薬物動態試験の信頼性を確保する業務 (QC/QA等) の担当者

修得知識

  • 計画書の記載項目 (恣意性を排除するため、計画段階から明記すべき項目)
  • 記録 (記録の取り方、ワークシート、データの不採用、ファイリング、データチェック) の問題点と対策
  • 報告書作成時の問題点と対策
  • 治験薬概要書とCTD用試験の品質レベルについて

プログラム

「申請資料の信頼性の基準」が施行されて18年を経過し、非GLP試験については、試験の質が向上し、医薬品の承認申請資料に対する適合性書面調査においても照会事項が見られなくなってきました。その一方で、試験の信頼性確保についてはどこまでやれば良いのか、現在のシステムは過剰ではないのか、悩まれている施設は多いと思われます。講座では計画書・報告書の作成や記録の残し方を中心にして、信頼性を確保するために必須の事項は何かについて皆さんとともに考えたいと思います。

第1部:はじめに

  • 研究における不正行為と我が国の取組

第2部:医薬品の申請資料に係る法規制とその背景

  1. 規制制定の背景
    1. データの偽造・捏造/薬害
    2. 安全対策・審査体制の強化
  2. 医薬品の法規制
    1. 医薬品医療機器等法 (薬事法)
    2. 申請資料の信頼性の基準

第3部:非GLP試験の信頼性確保と留意点

  1. 手引きと試験実施上の留意点 (薬理試験のケース)
    1. 効力を裏付ける試験の信頼性確保のための手引き (JPMA/JSQA.1999.1.7.)
      • 手引き作成の背景等/手引きとGLPの違い
    2. 試験を実施する際の留意点
      1. 試験の実施体制
        • 施設・設備、職員、信頼性確保、手順書
      2. 試験計画書
        • 計画書作成・変更時の問題点と対策
        • 計画書の記載項目 (恣意性を排除するため、計画段階から明記すべき項目)
        • 計画書の書式、計画の変更
      3. 試験の記録:操作の記録、結果の記録、管理の記録
        • 記録 (記録の取り方、ワークシート、データの不採用、ファイリング、データチェック) の問題点と対策
        • 生データの定義、記録の要件、記載事項と変更
      4. 試験報告書
        • 報告書作成時の問題点と対策
        • 報告書の記載項目
        • 第三者による整合性確認のポイント
      5. 被験物質等
        • 被験物質の要件、対照物質、主な試薬
      6. 動物、細胞、生体試料等
        • 記録の要件
      7. 機器
      8. 資料保存
  2. CMC・薬物動態試験
    • 薬理試験 (手引き) との相違点について

第4部:最後に

  • 治験薬概要書とCTD用試験の品質レベルについて
  • 質疑応答・名刺交換

<ご参加の皆さまへ>

このセミナーでは、より有意義なセミナーにさせていただくため、皆さまから、①現場でのお困りの事例や、②判断がつかずお悩みの事例、または、③社内で判断に困っておられる事例などを募集いたします。
ご経験豊富な講師からアドバイスや、皆さまとのディスカッションを通して、信頼性性保証の在り方を見直す機会にしたいと考えております。
(※匿名、具体的名称などを伏せていただいて結構です)

講師

  • 勝 鎌政
    株式会社スリーエス・ジャパン
    顧問

会場

AP浜松町

B館 地下1F C会議室

東京都 港区 芝公園2-4-1 芝パークビルB館地下1F
AP浜松町の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン