技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

微生物同定の基礎知識と検査のポイント

微生物同定の基礎知識と検査のポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、細菌学の基本から、同定検査法、分離・培養検査法、菌株保存法など実務に活かす具体的な方法を解説いたします。

開催日

  • 2015年8月20日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 微生物検出・同定に関連する技術者
    • 医薬品・製薬
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • 細菌学の基礎
  • 同定検査法
  • 分離・培養検査法
  • 菌株保存法

プログラム

 化粧品メーカー、食品メーカー等で、細菌検査の業務に従事する方ばかりではなく、直接細菌検査には関係のない業務の方にとっても必要となる細菌学の基本を理解する。
 更に、実際に細菌検出に必要な技術や理論、具体的な方法について理解してもらい、最後に、化粧品メーカー、食品メーカー等で問題となるヒトに病原性のある細菌について、その特徴、検出法を習得する。

  1. 微生物の分類
    1. 地球の歴史と微生物の歴史
    2. 微生物とは何か
    3. 原核生物と真核生物、病原微生物と非病原微生物
    4. 好気性菌と嫌気性菌
    5. 細菌の一般的形態;特に細胞壁の構造に関して
    6. 細菌の種類、特徴
  2. 消毒法と滅菌法
    1. なぜ、滅菌や消毒が必要か
    2. 滅菌と消毒の定義
    3. 主に滅菌に用いられる物理的方法
    4. 主に消毒に用いられる化学的方法
    5. 実際に用いられる消毒法
  3. 培地の種類とその特徴,培地作成法
    1. 細菌の生物学的性状
    2. 細菌の増殖条件
    3. 細菌の増殖法
    4. 培地とは何か
    5. 液体培地、固形培地、半流動培地
    6. 選択培地と非選択培地
    7. 高層培地、斜面培地、半斜面培地
    8. 培地作成の実際
  4. 顕微鏡標本の作成法
    1. 染色とは何か
    2. 染色の必要性
    3. 無染色標本と染色標本
    4. グラム染色の意義
    5. 目的に合わせた各種染色法
  5. 分離・培養検査法
    1. 分離培養の目的
    2. 検体の選び方
    3. 無菌操作法
    4. 塗抹法
    5. 培養法;
      • 好気性培養
      • 炭酸ガス培養
      • 嫌気性培養
  6. 同定検査法
    1. 集落の形態観察
    2. 生化学的性状
    3. 免疫学的性状
    4. 迅速同定法
  7. 菌量測定法
    1. 細菌数検出の問題点
    2. 総菌数と生菌数
    3. 迅速定量法
  8. 菌株保存法
    1. 一時的菌株保存と長期間の菌株保存
    2. 保存法の実際
    3. 菌株の登録・保存機関
  9. 細菌検査の現場で必要となる病原細菌の知識
    1. グラム陽性菌
    2. グラム陰性菌
  10. その他
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第6展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/6/27 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2025/6/27 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2025/6/27 米国化粧品近代化規制法 (MoCRA) と他主要国における化粧品規制の概要解説 オンライン
2025/6/27 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2025/6/27 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2025/7/31 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/11/30 バイオプロセスを用いた有用性物質生産技術
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/7/22 微生物の取り扱いと微生物管理に関わる試験法
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)