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インクジェットインクのレオロジー・界面化学の基礎と実測例

インクジェットインクのレオロジー・界面化学の基礎と実測例

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、インクジェットインクのレオロジー・界面化学の基礎と実測例について詳解いたします。

開催日

  • 2015年7月30日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • インクジェットの応用分野の技術者、品質保証担当者、管理者
    • インク・塗料
    • プリンタ
    • パッケージ・ラベル印刷
    • プリンテッドエレクトロニクス
    • 高分子
    • 医療分野
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 食品
  • インクジェットの技術者、設計、開発、製造、品質保証担当者
    • ヘッド
    • 装置
    • インク
    • ハードウェア
    • ソフトウェア など

修得知識

  • 最適性能を有する粒子分散系インクを印刷プロセスと関連づけて設計するための知識
    • 高分子希薄溶液の粘弾性
    • 粒子の凝集とサスペンションレオロジー
    • 界面活性剤の拡散と動的表面張力
    • 印刷面に対するぬれ性

プログラム

 インクジェットインクは低濃度の高分子溶液に顔料である微粒子が分散した低濃度分散系としてモデル化されますので、まず、低濃度分散系と高分子希薄溶液のレオロジーをメカニズムに基づいて概説します。インクジェットにおいてはバルクのインクから液滴が吐出されますが、このときインクには新しい液面が形成されます。また、紙などの被印刷体上では固体表面がインクで濡れた後、浸透乾燥されることになりますので、インクの界面化学的性質もこのプロセスを支配する重要な因子となります。インクジェットインクのレオロジーと界面化学について測定法も含めて様々な観点から解説します。

  1. インクジェットインクのレオロジー
    1. 粘度と粘弾性の基礎
      1. ニュートン流動
      2. 非ニュートン流動
      3. 動的粘弾性
    2. 分散系と高分子溶液のレオロジーに関する基礎
      1. 非凝集分散系のレオロジー
      2. 凝集分散系のレオロジー
      3. 高分子希薄溶液のレオロジー
    3. インクジェットインクのレオロジーに関する実測例とその解析
      1. 擬塑性流動
      2. 粘弾性挙動
      3. 伸長粘度
  2. インクジェットインクの界面化学
    1. 表面張力
      1. 表面張力と表面自由エネルギー
      2. 臨界表面張力
    2. 動的表面張力
      1. 界面活性剤の拡散と動的表面張力
      2. 動的表面張力の測定
      3. インクジェットインクの動的表面張力に関する実測例
    3. 固液界面における濡れと接触角
      1. 濡れ性と接触角
      2. 接触角と液体の流動
      3. 表面の幾何学と濡れ性
      4. インクジェットインクの濡れ性と浸透性に関する測定例

講師

会場

連合会館

5F 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)
複数名
: 27,963円 (税別) / 30,200円 (税込)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
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