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インクジェットインクの設計と求められる物性、最新動向

インクジェットインクの設計と求められる物性、最新動向

~目詰まり、濃度ムラ、スジなどトラブル対策のヒント~
オンライン 開催

概要

インクジェット技術は、エレクトロニクス、機能性材料、捺染、3Dプリントなど多岐にわたる分野へと拡大しています。
本セミナーでは、インクジェットインクの基礎から水性・UV・ソルベントインクの概要とシステム設計、要求性能に合わせたインクの設計、最新の技術動向、特許情報を基にした市場のトレンドや注力企業の動向を詳しく解説します。
インクジェットインクの応用展開については、デバイス (有機EL・導電性材料) 、セキュリティ・機能性インク、デジタル捺染、立体形成・加飾などの企業の特許出願状況や展開例を取り上げ、インク設計の具体例や市場競争の状況について解説いたします。

開催日

  • 2025年9月11日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  • 最新のインクジェットインクの技術の概要
    • フィルム用
  • 各種インクの要求課題への対応、メカニズムに基づくロジカルな設計
  • インク構成材料について、各種インク別の選定の指針
    • 顔料
    • 溶剤
    • 樹脂
    • 添加剤
  • 商業印刷対応インクは、やや高難易度、その現状
    • オフセット紙
    • 軟包装
  • 応用展開用インク技術の現状と将来への展望
    • デバイス
    • 情報
    • 捺染
    • 3D
  • トレンド紹介
    • 導電性回路形成
    • DTFプリンタ
    • 構造色 等

プログラム

 1980年代から本格化したインクジェット技術。家庭用プリンタ、オフィスプリンタ用のインクについては、ほぼ完成の領域に達している。現在は、デジタル化の波に乗り、市場規模が大きく拡大する商業印刷 (オフセット紙、軟包装、段ボール 等) への対応を中心に、各社が鎬を削っている。最新の状況をまず把握してもらう。
 また、応用展開については、進展が著しい。捺染が先行しているが、デバイス関連のディスプレー形成技術や導電性、絶縁性付与技術もいよいよ本格化し、楽しみな状況となっている。3DプリンタもUVインクによるマテリアルジェット方式に加え、粉体材料に対するバインダージェット方式が有力となっている。
 本講座では、現状から将来に向けてのインクジェットインク技術全般について、解説する。

  1. インクジェット技術の現状
    1. インクジェット技術の変遷
    2. インクの分類と概要
      • 水性
      • UV
      • ソルベント
    3. システム設計
      • ヘッド
      • プロセス
    4. 化学物質の管理
  2. インクジェットインク関連の最新特許動向 (2016年〜2024年)
    1. 特許状況
    2. 有力企業情報
  3. 水性インクジェットインク設計 (ラテックスインク 等)
    1. 要求性能とその対応
      • 画質
      • 吐出
      • 信頼性 等
    2. 構成材料の現状と選定の指針
      • 色材
      • 溶剤
      • 樹脂
      • 添加剤
  4. 実践インク設計 メデイア別インク設計の考え方
    1. 普通紙対応インク
    2. 塗工印刷紙 (オフセット紙) 対応インク
    3. 軟包装対応インク (白インク設計を含む)
  5. インク製造技術とトラブル防止
    1. チェックリスト
    2. 製造工程 留意点
  6. 応用展開分野 インク技術動向
    1. 公開特許解析 (2022年〜2024年)
    2. デバイス対応
      • ディスプレー
      • 導電インク 等
    3. 情報対応
      • セキュリティインク
      • 温度検知インク 等
    4. 捺染インク技術
      • 従来捺染デジタル化
      • 昇華
      • 顔料
      • DTFプリンタ 等
    5. 立体形成対応インク
      • 3D
      • 建材/加飾
      • パッケージ
      • 可食インク 等
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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