技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ICH Q3Dをふまえた元素不純物分析・機器選択実践と​リスクアセスメント・品質管理戦略

ICH Q3Dをふまえた元素不純物分析・機器選択実践と​リスクアセスメント・品質管理戦略

~米国・欧州の動向とトレーニングマテリアル (案) の紹介~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、ICH Q3Dガイドラインに基づくリスクアセスメントの考え方と管理戦略を紹介し、ICHQ3Dに対応するための医薬品中元素不純物の評価手順、管理戦略につき、測定装置の選択・活用の具体例を交えながら、基礎から実践技術まで詳解いたします。

開催日

  • 2015年7月24日(金) 10時30分 17時00分

受講対象者

  • 医薬品に関連する技術者、研究者、品質担当者

修得知識

  • 元素不純物分析
  • 機器選択実践
  • ​リスクアセスメント・品質管理戦略

プログラム

第1部 ICH Q3Dガイドラインに基づく医薬品中の元素不純物のリスクアセスメントと品質管理戦略

(2015年7月24日 10:30〜14:00)

ICH Q3Dガイドラインは、医薬品中に含まれる元素不純物量をリスクに基づいて管理する方法の適用を示した日米EUの三極で調和されたガイドラインであり、2014年12月にステップ4に到達した。本講座ではこのガイドラインに基づくリスクアセスメントの考え方と管理戦略を紹介し、今後の課題とその対応について考える。
  1. ガイドライン作成の経緯
  2. ガイドラインの概説
    1. 適用範囲
    2. 元素不純物の安全性評価
    3. 元素の分類
    4. 元素不純物のリスクアセスメント及び管理
    5. 元素不純物の管理
    6. PDE値から濃度限度値への換算
    7. スペシエーション及びその他検討すべきこと
    8. 分析方法
    9. ライフサイクルマネジメント
    10. 曝露限度値の設定方法
    11. 元素不純物のPDE値
    12. 事例解説
      • 許容濃度への換算例
      • リスクアセスメント例
  3. 米国及び欧州の動向
  4. トレーニングマテリアル (案) の紹介
    1. ワークフロー
    2. 算出オプション
    3. リスクアセスメント
    4. 管理戦略
    5. ガイドラン作成時に数多く寄せられた質問
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 ICH Q3Dをふまえた医薬品等の元素 (金属) 不純物評価・管理方法と試験実施時における測定機器の選択・活用

(2015年7月24日 14:15〜16:15)

2014年12月にICHQ3D (元素 (金属) 不純物) がStep4となり、医薬品中の元素 (金属) 不純物評価は元素毎に設定されたPDE値 (1日許容曝露量) 以下に管理するための個別評価へ移行していく。本セミナーでは、ICHQ3Dに対応するための医薬品中元素不純物の評価手順、管理戦略につき、測定装置の選択・活用の具体例を交えながら、基礎から実践技術まで解説する。
  1. ICHQ3Dでの元素 (金属) 不純物評価
    1. ICH Q3D (元素 (金属) 不純物) とは
    2. 対象となる元素 (金属) 不純物及び許容限度値
  2. ICHQ3Dに対応した管理戦略
    1. ICHQ3Dの要求に対する現状の把握
    2. 特定、アセスメントへの流れ
  3. 医薬品中の元素 (金属) 分析の実施方法
    1. 医薬品中元素 (金属) 不純物分析を実施するための環境整備及び管理
    2. 試料の前処理方法と注意事項
    3. 測定装置の選択と使用方法
      • ICPとは
      • ICP発光分析装置の使用方法及び注意事項
      • ICP質量分析装置の使用方法及び注意事項
  4. 試験法設定及びバリデーションデータの取得
    1. 医薬品中元素 (金属) 分析の特徴
    2. 試験法設定
    3. バリデーションデータの取得
  5. 本日のまとめ
    • 質疑応答・名刺交換

第3部

  • 植西様、東様による全体の質疑応答
  • 17:00ごろ終了予定

講師

  • 植西 祐子
    大日本住友製薬 株式会社 信頼性保証本部 信頼性保証統括部
    部長
  • 東 秀幸
    株式会社 住化分析センター テクニカルソリューション本部 大阪ラボラトリー 組成解析グループ 医薬金属チーム
    試験責任者

会場

ゆうぽうと

5F たちばな

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の25,000円(税別) / 27,000円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/28 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/1/28 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/5/10 分析法バリデーション実務集
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価