技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

先端半導体歩留向上・超クリーン化技術

先端半導体歩留向上・超クリーン化技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、歩留り向上のためのULSI半導体クリーン化技術について、基礎から最先端技術までを、実践的な観点から豊富な事例を交えて、初心者にも分かりやすく、かつ具体的に徹底解説いたします。

開催日

  • 2015年7月21日(火) 10時00分 16時00分

修得知識

  • 半導体製造ラインの汚染の実態、
  • その汚染とデバイス欠陥・不良の相関の具体例
  • 半導体ウェーハへの汚染を防止しクリーンに保つためのノウハウ
  • 歩留り向上に役立つクリーン化技術への科学的アプローチ

プログラム

 ULSI半導体デバイスの微細化に伴い、半導体デバイスの製造現場では、パーティクル (異物微粒子) や金属不純物、表面吸着化学汚染 (無機/有機汚染によるケミカル・コンタミネーション) など様々な微小な汚染物質が、半導体デバイスの歩留りや信頼性にますます大きな悪影響を及ぼすようになっています。半導体プロセスは、そのすべてが汚染の発生源と言っても過言ではありません。
 このため、製造ラインの超クリーン化 ~全工程にわたり、いかに汚染を防止し、Siウェーハ表面をクリーンに保つか~ の重要性が一段と高まっています。設計ルールが20nmを切り、1xnm時代を迎えるに至り、今後は今まで問題にしてこなかったナノパーティクルの計測と防止・除去が大きな課題となります。また、イメージセンサでは金属汚染低減が最大の課題となっています。超クリーン化技術は、これまでノウハウとして門外不出の内向きの技術領域として扱われてきましたたが、半導体製造の根幹である半導体表面クリーン化の視点に立った科学的アプローチが必要です。
 本セミナーでは、歩留り向上のためのULSI半導体クリーン化技術 (ウェーハ表面の汚染をいかに防止するか) について、その基礎から最先端技術までを、実践的な観点から豊富な事例を交えて、初心者にも分かりやすく、かつ具体的に徹底解説します。
米国・台湾・日本の様々な半導体クリーンルームや製造現場 (450mm~150mmウェーハライン) の実写ビデオを見て議論しながら、考える学習をしましょう。

  1. 予備ビデオ学習 ~半導体製造現場・クリーンルーム見学~
    1. 最先端 (300/450mmFOUP方式) 半導体工場クリーンルーム・製造現場見学
      • G450C
      • Intel
      • Taiwan Semiconductor Manufacturingなど
    2. 旧来 (150/200mmオープンカセット方式半導体工場クリーンルーム・製造現場見学
      • 米Texas Instruments
      • 国内メーカーなど
  2. クリーン化の目的 (なぜクリーン化すべきか?)
    1. 歩留りの種類
    2. 歩留り向上の重要性
    3. 歩留りの低下要因
    4. 歩留り予測モデル (歩留りの科学)
  3. クリーン化の対象 (何をクリーン化すべきか?)
    1. 半導体製造における空気清浄度の推移
    2. ウェーハ搬送方式の推移
    3. 汚染発生源の推移
    4. ミニエンバイロンメント (200/300/450mm用)
    5. 半導体製造におけるクリーン化の優先順位
    6. 半導体製造における汚染の実態とそれぞれの汚染によるデバイス不良例
    7. ウェーハ表面汚染の種類と主なデバイス特性への影響
    8. 半導体製造装置・プロセスの主な発塵源
  4. 半導体表面クリーン化の手法 (汚染をどのように防止すべきか?)
    1. ウェーハ表面の汚染分析手法
    2. 半導体プロセスにおけるパーティクルの低減・防止対策
    3. 半導体プロセスにおける金属汚染の低減・防止策
    4. 半導体プロセスにおける無機化学汚染の低減・防止策
    5. 半導体プロセスにおける有機化学汚染の低減・防止策
    6. ホットトピック:FOUP内の窒素パージによる各種汚染の防止策
  5. まとめ
    1. クリーン化技術のパラダイム転換
    2. 今まで計測できなかったナノパーティクルの課題と展望

講師

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 49,680円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込) (3名まで受講可)

割引特典について

  • 複数名 同時受講:
    1口 57,000円(税別) / 61,560円(税込) (3名まで受講可能)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/3 SiCパワー半導体の最新動向とSiC単結晶ウェハ製造の技術動向 オンライン
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/4 クリーンルームにおけるゴミ・異物の見える化と静電気対策 オンライン
2024/12/6 半導体洗浄の基礎と要点、困ったときの対策 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/10 半導体洗浄のメカニズムと汚染除去、洗浄表面の評価技術 オンライン
2024/12/10 半導体基板へのめっき処理と密着性の向上、評価 オンライン
2024/12/10 半導体用レジストの特性および材料設計とその評価 オンライン
2024/12/10 これから訪れる本格的な生成AIブームとその羅針盤 東京都 会場・オンライン
2024/12/11 錠剤、カプセル剤等食品 (サプリメント) へのGMP実施 (2026年9月) にむけた理解と対応 オンライン
2024/12/11 低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法 オンライン
2024/12/11 シリコンパワー半導体の性能向上・機能付加の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/11 食品安全と問題解決を実践するための食品工場の品質管理セミナー オンライン
2024/12/13 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/12/16 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/16 半導体パッケージ技術の進化とそれを支える要素技術 オンライン
2024/12/16 半導体洗浄技術の基礎知識および技術トレンド オンライン
2024/12/17 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/17 ダイヤモンド半導体の現状・課題・最新動向 オンライン
2024/12/18 大気圧プラズマを用いたSi系機能薄膜の低温・高能率形成技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/4/30 次世代半導体用の難加工結晶材料のための超精密加工技術
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/4/28 次世代半導体パッケージの最新動向とその材料、プロセスの開発
2022/11/29 半導体製造プロセスを支える洗浄・クリーン化・汚染制御技術
2022/10/31 半導体製造におけるウェット/ドライエッチング技術
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕 (CD-ROM版)
2022/5/23 クリーンルーム〔2022年版〕(CD-ROM版)
2022/5/23 クリーンルーム〔2022年版〕
2021/11/12 レジスト材料の基礎とプロセス最適化
2021/6/18 2021年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2020/10/30 クリーンルームの微小異物・汚染物対策と作業員教育
2020/7/17 2020年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2019/7/19 2019年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2018/3/20 レジスト材料・プロセスの使い方ノウハウとトラブル解決