技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子膜 / フィルムにおける透過性およびバリア性発現メカニズムの基礎と応用

高分子膜 / フィルムにおける透過性およびバリア性発現メカニズムの基礎と応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子膜/フィルムの透過、透湿、拡散、収着挙動などの基礎原理を網羅し、高分子透過膜、分離膜、バリア膜についての問題や現状についても解説いたします。

開催日

  • 2015年6月23日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子フィルム / 高分子膜に関連する技術者
    • 太陽電池バックシートの酸素・水蒸気バリア材
    • LEDの酸素・水蒸気バリア材 など

修得知識

  • 高分子膜/フィルムの基礎
    • 透過
    • 透湿
    • 拡散
    • 収着挙動 など
  • バリア性を左右する要素
  • 高分子膜中での気体・蒸気の輸送現象の基礎
  • 高分子膜中の気体・蒸気の分離・バリア性の制御

プログラム

 高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) を通した気体や、蒸気 (水蒸気) 等の低分子の透過性の基本を原理に基づいて説明し、それぞれの高分子膜の透過・拡散・収着機構を概説する。ガラス状高分子膜、結晶性高分子膜等の透過・拡散・収着挙動を各論的に紹介し、高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) の問題点や現状について紹介する。

  1. 気体透過性と透湿性
    1. 気体の収着・拡散・透過性
  2. 収着 (吸収+吸着)
    1. 吸収
    2. 溶解度
    3. 溶解度パラメータ
    4. 高分子-気体・水蒸気の親和性
    5. 相互作用パラメータ
  3. 収着機構
    1. ヘンリー収着
    2. ラングミュアー収着
    3. 二元収着
    4. BET収着
    5. Flory-Huggins型の溶解
  4. 拡散
    1. 気体・水蒸気のサイズ
    2. 自由体積
    3. 自由体積分率
    4. 占有体積
  5. 透過
    1. 透過測定法
    2. ガラス状高分子膜
    3. 部分不動化モデル
    4. 結晶性高分子膜、
    5. スマートメンブレン
  6. バリア性
    1. 凝集エネルギー密度
    2. 水素結合形成
    3. イオン結合形成
    4. 結晶部分の活用
    5. 高分子鎖の配向、
    6. sub Tg annealing
    7. 複合化
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,250円 (税別) / 51,030円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/21 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/22 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/24 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/27 シール技術全般の基礎講座 オンライン
2025/1/27 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/28 半導体封止材の最新技術動向と設計評価技術 オンライン
2025/1/29 高分子の劣化・変色メカニズムと対策技術、評価方法 オンライン
2025/1/29 半導体封止材料の基礎と設計・製造の応用技術および半導体パッケージ動向 オンライン
2025/1/29 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 フレキシブルプリント基板の樹脂フィルム/ガラスと銅箔の接合技術 オンライン
2025/1/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書