技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ICH・三極申請に対応した不純物試験及びバリデーションの実施法

ICH・三極申請に対応した不純物試験及びバリデーションの実施法

~三極局方の相違点/差異点や今後の動向を見据え、いかに試験法を設定していくのか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年3月9日(月) 12時20分17時10分

プログラム

第1部 ICH Q3D (元素 (金属) 不純物) に対応した医薬品のアセスメント及び管理

(2015年3月9日 12:20〜13:50)

近年、医薬品の安全性確保の観点から、原料/触媒などに由来する金属不純物評価の重要性が増している。2014年12月にICHQ3D (元素 (金属) 不純物) がStep4となり、日米欧3極における医薬品中の金属不純物評価は、各元素の毒性から算出されたPDE値 (1日許容曝露量) を鑑みた個別定量へ移行する。今回、ICHQ3Dでの許容限度値を踏まえたリスクアセスメント、3極の動向も含めた医薬品中金属不純物分析の基礎から実践技術について解説する。

  • 医薬品中元素 (金属) 不純物分析の動向
  • ICH Q3D及び3極での元素 (金属) 不純物評価
  • ICH Q3D (元素 (金属) 不純物) 解説
  • 日本薬局方の動向
  • USPの動向 Chapter
  • EMEA2008、EPの動向
  • 医薬品中元素 (金属) 不純物分析を実施するための環境整備及び管理
  • 試料の前処理方法と注意事項
  • ICP発光分析装置及びICP質量分析装置の使用方法及び注意事項
  • 試験法設定及びバリデーションデータの取得
  • 原薬、添加剤、製剤中の元素 (金属) 不純物評価例
  • 質疑応答

第2部 残留溶媒試験の日米欧の局方比較と試験法バリデーション

(2015年3月9日 14:00〜15:30)

製薬企業のグローバル化が進展する中、医薬品の品質・有効性・安全性の分野でICHにより多くのガ イドラインが発出され、研究開発が効率的に促進できる状況となっっている。今回、CTD申請資料の 作成に係る分析担当者に対し、残留溶媒の規格と試験法上の取扱いに関するICHガイドラインを解説 し、日米欧の局方比較及び試験法バリデーションについてFDA査察事例からの留意点も含めて紹介す る。

  1. 医薬品研究開発
    • 医薬品研究開発の流れ
    • 品質設計と治験薬
    • 薬事規制
    • 書面調査
  2. 残留溶媒試験
    • ICHガイドライン
    • 日米欧の局方比較
  3. 試験法バリデーション事例
    • 検討からバリデーションの流れ
    • 文書類 (計画書、報告書) の作成
    • 検出限界/定量限界/真度/精度及び頑健性
  4. 査察事例からの留意点
    • 質疑応答

第3部 不純物の閾値管理と規格及び試験方法の設定

(2015年3月9日 15:40〜17:10)

医薬品の不純物管理は、品質管理のうでも、また、有効性、安全性においても重要な項目である。新医薬品の不純物に係るICHガイドラインの制改定経緯を踏まえた安全性確認、構造決定、報告の各閾値管理、並びに分析法バリデーションを踏まえた規格及び試験方法の設定について解説する。また、後発医薬品の不純物に係る規格及び試験方法の設定、並びに申請資料作成の留意点について解説する。

  1. 医薬品の品質保証と不純物管理
  2. 新医薬品原薬/製剤の不純物管理
    1. 新原薬の不純物に関するガイドライン (Q3A) の管理
    2. 新製剤の不純物に関するガイドライン (Q3B) の制定経緯と管理
    3. 不純物ガイドライン (Q3A&B) の改定 (Q3A&B ® ) と運用
    4. 新原薬/製剤の不純物の安全性確認、構造決定、報告の各閾値管理
    5. 新原薬/製剤の不純物の判定基準の設定
    6. 新原薬/製剤の不純物の試験方法の作成
  3. 後発医薬品及び日局収載原薬の不純物管理
    1. 後発医薬品及び日局収載原薬の不純物の規格及び試験方法の設定
    2. 後発医薬品の申請資料作成の留意点
  4. まとめ
    • これからの品質保証の考え方と査察対応
    • 質疑応答

講師

  • 東 秀幸
    株式会社 住化分析センター テクニカルソリューション本部 大阪ラボラトリー 組成解析グループ 医薬金属チーム
    試験責任者
  • 上杉 恵三
    グロファーマフィジクス
    主宰
  • 小田 容三
    NPO-QAセンター
    顧問 / GQP・GMPコンサルタント

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 42,500円 (税別) / 45,900円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 42,500円(税別) / 45,900円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 85,000円(税別) / 91,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 127,500円(税別) / 137,700円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/7 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/7 CTD-Q入門 / 外国作成CTD日本申請利用コース (2日間) オンライン
2025/11/7 米国の医薬品法規制の全体像および第二次トランプ政権の医薬政策の実務への影響 オンライン
2025/11/7 CTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2025/11/10 売上予測 (開発初期段階/導入・導出) コース (全2コース) オンライン
2025/11/10 医薬品開発時の導入・導出における売上予測・事業性評価の実際 オンライン
2025/11/10 医薬品における3極CTDの記載レベル差と外国で作成されたCTDの日本申請への利用の留意点 オンライン
2025/11/10 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2025/11/11 医薬品の費用対効果分析 (HTA) 習得講座 オンライン
2025/11/11 ICH Q1改定案の要求に沿った安定性モニタリングの進め方とOOS/OOT発生時の実務対応 オンライン
2025/11/11 GMPに基づく品質リスクアセスメント手法の選択と継続的改善のためのQRM オンライン
2025/11/11 バイオ医薬品・タンパク質医薬品の試験室におけるQC/QAと製造工程の変更に伴う同等性/同質性評価および変更管理 オンライン
2025/11/12 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン
2025/11/12 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/12 洗浄バリデーションでの残留限度値設定、残留物の評価法、査察不適合事例 オンライン
2025/11/12 医薬品と医療機器の製造現場とラボにおけるデータインテグリティ対応と監査証跡対応 オンライン
2025/11/12 承認申請にむけた (新指定/新範囲/防除用を含む) 医薬部外品の規格および試験方法の設定と指摘事例 オンライン
2025/11/12 脂質ナノ粒子 (LNP) 、リポソームによる核酸・遺伝子DDSと製剤設計 オンライン
2025/11/12 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/12 バイオ医薬品・再生医療等製品製造におけるシングルユースのリスク管理戦略・製造設計とE&L評価 オンライン