バイオ医薬品 / 抗体医薬品の精製工程と次世代精製技術の研究開発動向
~開発実例をもとにコスト削減/効率化のコツと今後の開発動向を探る~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、バイオ医薬の精製プロセスについて、特に抗体医薬のアフィニティクロマトグラフィー精製工程を中心に概説いたします。
また、デファクトスタンダートリガンドであるプロテインAの代替リガンドの開発動向について、講師の試みを含めて紹介いたします。
開催日
-
2014年5月27日(火) 12時30分
~
16時30分
プログラム
モノクローナル抗体を治療用途に利用する、いわゆる抗体医薬品は、年間売り上げが300億ドルを超え、バイオ医薬品のなかで最大規模、医薬品産業全体の中でも最も急速な成長を遂げているセグメントである。現在まで、23種のフルサイズのモノクローナル抗体と三つの断片型モノクローナル抗体が上市され、その中のいくつかはすでに年間売上10億ドル超のブロックバスターとなっている。1995年から2007年までの間に治験が開始された医薬品候補のモノクローナル抗体は3倍以上に増加しており、その数はさらに伸び続けている。このような成長と拡大に伴って、製造プロセスのさらなる高度化と製造コストのいっそうの低減が強く望まれるようになってきた。
本セミナーでは、バイオ医薬の精製プロセスについて、特に抗体医薬のアフィニティクロマトグラフィー精製工程を中心に概説する。プロテインAアフィニティークロマトグラフィーをはじめとする各種の精製技術は、抗体医薬品製造における不可欠な単位操作であり、製造コストに占める比率も大きいことから、その科学的背景と実用上の詳細を理解することは、抗体医薬品製造の生産性向上あるいは経営的改善に有益である。また、デファクトスタンダートリガンドであるプロテインAの代替リガンドの開発動向について、筆者らの試みを含めて紹介する。
- バイオ医薬品の精製プロセスの概要
- バイオ医薬品の定義と特徴
- バイオ医薬品製造の全体像
- バイオ医薬品製造の留意点
- 精製プロセスの目的
- 不純物のタイプ
- バイオ医薬を構成する成分の基本概念
- バイオ医薬品精製のながれ
- 精製プロセスの単位操作
- 細胞分離、濃縮、最終精製、ウイルス除去
- クロマトグラフィー用ゲル
- プロセスの最適化
- 抗体医薬品のクロマトグラフィー精製
- 抗体医薬品の特徴
- 抗体の生産法
- 抗体医薬Remicadeの精製ステップ
- プロセスクロマトグラフィーの要件
- 精製プラットホーム
- 抗体医薬品のクロマトグラフィー関連市場
- アフィニティリガンドについて
- アフィニティリガンドとは
- プロテインAとは
- プロテインAアフィニティ担体
- 非プロテインAアプローチ
- 新規抗体結合タンパク質の開発実例
- プロテインGとは
- 安定性に優れたプロテインG改良タンパク質の開発
- 親和性に優れたプロテインG改良タンパク質の開発
- 計算機による分子設計
- 抗体親和性のpH依存性
- 抗体溶出評価
- 経産省プロジェクトについて
- 次世代抗体医薬等の製造技術プロジェクト
- 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
割引特典について
- R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
- 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
- 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
- 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)