技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料の絶縁破壊・劣化原因と対策および信頼性評価

高分子材料の絶縁破壊・劣化原因と対策および信頼性評価

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、高分子絶縁材料について基礎から解説し、電気、機械、熱や外部環境 (汚損塵埃・湿気) による高分子絶縁材料の劣化現象から信頼性評価技術まで、経験豊富な講師が分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2014年5月22日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子絶縁材料の応用分野の技術者、研究者
    • 電力 (発電機、変圧器、開閉装置)
    • 交通 (電車、自動車用電機品)
    • 産業 (モータ、インバータ)
    • 半導体デバイス (IGBT、パワーモジュール,SiC)
    • 宇宙 (人工衛星) など

プログラム

 電気・電子機器・デバイスに広く採用されている高分子絶縁材料は、長期的に電気、機械、熱や外部環境 (汚損塵埃・湿気) によるストレスを受けて劣化する。劣化現象を理解し、各種電気・電子機器の絶縁設計に反映することが、機器の信頼性を維持するためのキーと言っても過言ではない。製品は広範囲に及び、使用される高分子絶縁材料も多義に亘っている。
 電力 (発電機、変圧器、開閉装置) 、交通 (電車、自動車用電機品) 、産業 (モータ、インバータ) 、半導体デバイス (IGBT、パワーモジュール,SiC) 、宇宙 (人工衛星) 等に適用されている高分子材料の信頼性評価技術について説明する。

  1. はじめに
  2. 高分子材料を用いた電気絶縁設計の概要
    1. 電気・電子機器に適用される各種絶縁材料の性質
    2. 各種絶縁媒体 (気体、液体、固体) の破壊電界と設計電界
    3. 高分子材料を使用した各種製品 (電力、交通、産業、宇宙) の劣化要因
  3. 高分子絶縁材料の劣化と評価技術
    1. 短時間絶縁破壊特性
      1. 電極形状の影響
      2. フィラーの影響
      3. 異種材料との接着界面の影響
    2. 長期劣化現象
      1. 部分放電劣化 (ボイド放電、沿面放電)
      2. 環境要因 (トラッキング) 劣化
      3. 機械的劣化
      4. 熱劣化
      5. マイグレーション劣化
  4. 高分子絶縁材料を適用した機器・デバイスの絶縁設計と信頼性評価法
    1. 電気機器 (回転機、変圧器、開閉器)
      1. 回転機の絶縁設計と信頼性評価技術
      2. 変圧器の絶縁設計と信頼性評価技術
      3. 開閉器用の絶縁設計と信頼性評価技術
    2. パワエレ機器 (電車、HEV、EV)
      1. 電車用インバータ、パワーモジュールの絶縁設計と信頼性評価法
      2. EV、HEV用インバータ、パワーモジュールの絶縁設計と信頼性評価法
        • 熱伝導シート (エポキシ/フィラー)
        • 封止 (シリコーン、エポキシ樹脂/シリカフィラー)

会場

タイム24ビル

4F セミナールーム

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 ケミカルリサイクル可能なポリマーの作製とその特性 オンライン
2025/3/31 セラミックスの破壊規準と強度信頼性評価の基礎 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/3 半導体、回路基板、電子機器における各種部材トラブルのメカニズム、対策、解析 オンライン
2025/4/7 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/7 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/4/8 半導体パッケージ基板における「層間絶縁」材料および実装、その評価 オンライン
2025/4/8 ガラスの機械的性質、破壊メカニズムと高強度化 オンライン
2025/4/8 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 レオロジーの基礎と測定法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用