技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造所におけるヒューマンエラー防止と異物混入対策

医薬品製造所におけるヒューマンエラー防止と異物混入対策

~エラー発生要因や混入経路ごとの対策など具体例から解説~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品製造の品質問題事例を交えてヒューマンエラー防止、異物混入対策について詳解いたします。

開催日

  • 2014年4月22日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の品質保証・品質改善担当者、管理者

修得知識

  • ヒューマンエラーの原因と対策、未然防止策
  • エラー防止のためのシステム、SOP作成
  • 異物混入の原因と対策、未然防止策

プログラム

 多くの品質問題は人のエラーが原因している場合があります。特に大きな品質問題は拝啓に幾重にも重なった人のエラーがあります。そのミスを防ぐのも人です。人がエラーを犯すリスクを下げることとエラーに気づくための人の資質を高めることについて一緒に学びながら考えます。幾つかのエラーとエラーを防いだ実例を紹介しながらどこに問題があり、どこに解決のヒントがあるかを紹介します。
 異物混入は食品・医薬品にとって重要な課題です。異物混入防止は製造の総合力と言っても過言ではありません。そのためには幾つかの方策があります。固形剤、注射剤の両方について説明します。品質保証/品質改善の基本は3ゲン・5ゲンとPDCAの品質サイクルの実践です。異物混入対策のためのその運用例について説明します。

  1. ヒューマンエラー防止
    1. ヒューマンエラーはどうして起きるか
      1. 方法
      2. 環境/設備
    2. エラーの具体例紹介
      1. 過去の大事故から学ぶ
      2. 医薬品製造における例
    3. エラーと違反の違い
      1. エラーにはミスと故意がある
      2. ミスと故意への対応の違い
    4. エラーを報告する風土創り
      1. 仕組みに魂が盛り込まれているか
      2. 逸脱の範囲をどこまでにするか
    5. エラー防止のためのシステム&SOP作成 (逸脱/CAPAなど)
      1. 逸脱/異常
      2. OOS
      3. CAPA
      4. その他の関連するSOP (系外排出品取扱い、テストサンプル品など)
    6. 逸脱処理/CAPA/苦情対応について
      1. 初期対応で確認すべき事項
      2. 原因究明と広がりの確認
      3. CAPAの実施
  2. 異物混入対策
    1. 異物クレーム・回収について
    2. 入れない、出さない、造らない
    3. 異物の許容限度
    4. 固形剤の異物対策
      1. 基本的な考え方 (原料/環境/人/方法)
      2. 原料対策
      3. 毛髪
      4. 選別方法
      5. 苦情対応 (毛髪/虫の苦情に備えて)
    5. 注射剤の異物対策
      1. 不溶性異物と不溶性微粒子の対策の違い
      2. 注射剤の異物試験方法
      3. 不溶性異物対策
      4. 不溶性微粒子対策
      5. フレークス (ガラス容器由来異物含む) 対策
      6. 選別方法
    6. 人づくり/研修
      1. 歴史から学ぶ (坂の上の雲など)
      2. 気づく、対処する、確実に行う力
      3. 人が創る品質

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/28 ライフサイクルを通じたプロセスバリデーションの実施法 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 標準品・標準物質における品質規格の設定方法と試験検査室の管理 オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2025/3/28 核酸医薬品や遺伝子治療薬などの薬価申請・戦略と当局の薬価妥当性判断の視点 オンライン
2025/3/28 医薬品等に関連する有害事象の収集・評価と集積検討 / 必要に応じての安全対策実施 オンライン
2025/3/28 バイオ医薬品の製造プロセスにおけるCMC開発戦略 オンライン
2025/3/28 QC工程表・作業標準書の作り方 オンライン
2025/3/28 臨床試験を行う上で知っておくべき臨床医薬統計 基礎講座 オンライン
2025/3/28 医薬品ライセンス契約の実務とデューディリジェンスの考え方及び事業性評価 オンライン
2025/3/28 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/28 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/3/28 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチやデータインテグリティ対応・留意点 オンライン
2025/3/28 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門