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ゴム・プラスチック材料の劣化と不具合、寿命の解析法と劣化対策

ゴム・プラスチック材料の劣化と不具合、寿命の解析法と劣化対策

東京都 開催 会場 開催

以下、「ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法」との同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、高分子材料の劣化と不具合、寿命について基礎から解説し、材料ごとの劣化・不具合の特徴、各種添加剤による劣化対策法について詳解いたします。

開催日

  • 2014年4月21日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • ゴム製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 防振ゴム
    • 建築材料
    • 医療機器・医療器具
    • 日用品
    • 家具 等
  • ゴム・プラスチックの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • 高分子材料の劣化の基礎
  • 高分子材料の寿命・分析・評価法の基礎

配布資料

ゴム・プラスチック材料のトラブルと対策―劣化と材料選択
ゴム・プラスチック材料のトラブルと対策―劣化と材料選択

※当日、配布致します。本書籍の代金はセミナー受講料に含まれております。

プログラム

 ゴム・プラスチックを代表とする高分子材料に生じる不具合を抑えて、最大限に活用するために重要となる劣化と不具合、寿命に関する基礎を解説し、劣化や不具合に対する材料ごとの特徴、各種添加剤による劣化対策法について述べる。
 また、解析法については実例を交えて数多く紹介する。

  1. 高分子材料の劣化メカニズム
    1. 各種劣化因子と自動酸化反応
      • 熱劣化
      • 光劣化
      • 金属による劣化など
    2. 成形加工時の劣化と環境劣化
    3. 劣化により生じる現象やトラブル
  2. 高分子材料の各種分析法
    1. 前処理法
    2. 材料分析法
      • 元素分析
      • 分離分析
      • 化学構造解析
      • 形態観察
      • 熱分析
    3. 劣化分析法
      • FT-IR
      • DSCによる酸化開始温度
      • GPC
      • TG
      • ESR
      • NMR
      • XPS
      • EPMA
    4. 分子量及び分子量分布分析法
    5. 架橋密度の分析・評価法
    6. ゴム組成分析法
  3. 劣化対策
    1. 劣化対策のアプローチ
    2. 劣化対策のための劣化原因解析
    3. 材料選択による劣化対策
    4. 添加剤の選択による劣化対策
    5. 対策の検証
    6. 各種材料の弱点
    7. ゴムの劣化対策
      • 老化防止剤の機能
      • 効果的な配合例
    8. プラスチックの劣化対策
      • 酸化防止剤
      • 光安定剤
      • 紫外線吸収剤の機能
      • 効果的な配合例
  4. 促進劣化試験法
    1. 光劣化 (耐候性試験)
    2. 熱劣化 (熱老化試験)
  5. 寿命評価法
    1. 寿命の考え方
      • 機能的寿命と商品的寿命
    2. 劣化評価と寿命評価の関係
    3. 寿命評価の流れ
    4. 寿命評価のポイント
      • 現実との乖離
    5. 寿命のばらつき
    6. アレニウス法による寿命評価
    7. アイリング法による寿命評価
  6. 劣化解析及び対策事例
    1. 加硫ゴムの劣化
      1. オゾン劣化
      2. 残存過酸化物によるエチレンプロピレンゴム (EPDM) の劣化
      3. 残存過酸化物劣化対策
      4. 天然ゴムの後加硫による物性変化 (劣化)
    2. プラスチックの劣化
      1. ポリアミドの水中での劣化 (加水分解、残留塩素による劣化)
      2. ポリプロピレンの酸化劣化と劣化度の分布
      3. ポリウレタンの光劣化
      4. ポリカーボネートの光劣化
      5. ポリカーボネートの白化 (発泡剤による加水分解白化)
      6. ポリ塩化ビニルの劣化
      7. 酸化防止剤の添加による耐久性向上
        (酸化防止剤の種類、組合せ、添加量の最適化)
    3. 接着の破壊
      1. アクリル系接着剤の耐水性不足による破壊
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 仲山 和海
    一般財団法人 化学物質評価研究機構 大阪事業所
    副所長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,685円 (税別) / 46,100円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。

全2コース申込割引受講料ついて

対象セミナー

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