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樹脂の高熱伝導化・放熱材料の開発と熱伝導性フィラーの使いこなし方

樹脂の高熱伝導化・放熱材料の開発と熱伝導性フィラーの使いこなし方

東京都 開催 会場 開催

2014年3月18日「電子機器における正しい熱設計・熱問題への対策ノウハウ」との同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、熱設計の基礎から解説し、熱問題への対策、樹脂設計、熱伝導性フィラーについて詳解いたします。

開催日

  • 2014年3月24日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱対策が必要な機器を扱っている技術者
    • 電子機器
    • LED照明
    • 太陽光発電パネル
    • プラントなど
  • 伝熱に関連する技術者
    • 空調
    • 冷凍
    • 冷蔵
    • 太陽光集熱機など
  • 熱交換、電子機器の冷却、環境などに関連した業務を行っている方
  • 伝熱、除熱、熱の有効利用など幅広く熱に携わっている方

修得知識

  • 放熱の基礎となる伝熱工学知識
  • 電子機器の放熱手段の考え方
  • 放熱材料の使い方と課題
  • 硬化物の耐熱性向上機構や熱伝導率向上機構
  • 課題との関連性
  • 窒化アルミニウム・窒化ホウ素フィラーの特性
  • ハンドリング技術
  • ポリマーとの複合化技術
  • 熱伝導率測定技術
  • フィラーの熱伝導率、プロセス

プログラム

第1部 エポキシ樹脂における分子デザインと高熱伝導化・耐熱性向上

(2014年3月24日 10:30〜12:10)

 本講座においては電気電子材用向けエポキシ樹脂が必要とされる機能の一般的な耐熱性と熱伝導性の向上技術の紹介とその課題を解説したうえで、それぞれ相反関係にある機能を両立する分子デザインとその合成技術について解説する。
 基礎物性理論と硬化物データを関連付けながら、これら分子デザインを応用した最新の特殊エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤を紹介する。

  1. はじめに
    1. DICエポキシ事業の説明
    2. 代表的な既存エポキシ樹脂
  2. 各種電気電子材料の技術動向
    1. 半導体パッケージ
    2. 高周波基板
    3. パワー半導体デバイス
  3. エポキシ樹脂の一般的な耐熱性向上技術の紹介とその課題
    1. 官能基濃度の影響
    2. 官能基数の影響
    3. 骨格の剛直性の影響
    4. 硬化速度の影響
    5. 耐熱性に相反する重要特性
  4. エポキシ樹脂の高熱伝導向上技術と課題
    1. 高分子材料の熱伝導
    2. 分子デザインと高熱伝導化
    3. 開発事例と課題
  5. 相反関係にある機能を両立する分子デザインとその合成技術
  6. 相反関係にある機能を両立する分子デザインを応用した 最新の特殊エポキシ樹脂・エポキシ樹脂硬化剤の紹介
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 電気絶縁性熱伝導性材料の最適設定とフィラー選定

(2014年3月24日 13:00~14:40)

 絶縁系で2~最大18W/m・Kの高熱伝導を発揮する熱可塑性成形材料<ジーマ・イナス>に用いたフィラー型熱伝導構造は様々なバインダ・システムに応用できる。フィラー技術から出発して各種の絶縁系 高熱伝導材料を開発する材料設計思想について、熱可塑系の実用事例を始め、封止・接着用液状エポキシの2液型で最大7.3W/m・K、1液型で最大4.0W/m・Kという最高レベルの絶縁系熱伝導材料<リコ・ジーマ・イナス>の特性を中心に紹介する。

  1. フィラー技術で展開
  2. 熱伝導材のトレンド
  3. カスタムな事例
    1. 熱伝導は一般並みで軽くするという考え方
    2. 球を仕込んで15W/mkまで上げるという考え方
  4. 材料設計思想
    1. 多重的粒度構成術
    2. 電気絶縁系高熱伝導材料開発のポイント
  5. 熱可塑タイプの量産事例
  6. 各タイプの成形条件例
    • 熱可塑性
    • シリコーン
    • 熱硬化性
    • 熱硬化液状
  7. 最新の高熱伝導液状樹脂
    1. 液型と2液型
    2. 2液型の使用法
    3. 1液型の使用法
    4. 物性
    5. 温度と粘度
    6. 接着強さ
    7. 温度別可使時間
  8. 今後の開発の方向性
  9. 最新の高Tg技術
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 窒化アルミニウム・窒化ホウ素系熱伝導性フィラーの特性と使いこなし方

(2014年3月24日 14:50〜16:30)

 高熱伝導率フィラーでありながら、ハンドリンが難しい窒化アルミニウム・窒化ホウ素フィラーの特性、ポリマーと親和性、ポリマーとの複合化技術を紹介します。

  1. サーマルマネージメントの重要性
  2. 高熱伝導率無機/ポリマー複合体の熱伝導率 (現状)
  3. プロセスの各因子とフィラーとの関係
  4. なぜ窒化物フィラーが良いのか?
  5. 窒化物フィラーの官能基を有効に活用した無機/ポリマー複合体の開発
  6. 高熱伝導AlNフィラーの開発
  7. フィラー1個の熱伝導率評価技術の開発
  8. 高熱伝導AlNフィラーとポリマーとの複合化
  9. 今後の方向性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 有田 和郎
    DIC株式会社 R&D統括本部 アドバンストマテリアル開発センター
    シニアサイエンティスト
  • 小堺 規行
    住友大阪セメント(株) 建材事業部 事業推進グループ
    部長
  • 渡利 広司
    独立行政法人 産業技術総合研究所 イノベーション推進企画部
    総括企画主幹 (プロジェクト推進担当)

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,429円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 40,429円 (税別) / 42,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,000円(税別) / 7,350円(税込) 割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,000円(税別) / 10,500円(税込) 割引
  • 同一法人に限ります

複数コース同時申込割引受講料ついて

  • 全2コース受講料 90,095円 (税別) → 申込割引受講料 66,476円 (税別)
  • 全2コース受講料 94,600円 (税込) → 申込割引受講料 69,800円 (税込)

対象セミナー

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