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超臨界二酸化炭素利用技術入門講座

超臨界二酸化炭素利用技術入門講座

~超臨界二酸化炭素の基礎から応用技術まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、超臨界二酸化炭素の利用における溶媒特性やその測定法・計算法の基礎から分離精製、材料創製、分析、エネルギー媒体への利用への応用まで詳解いたします。

開催日

  • 2014年1月30日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 超臨界二酸化炭素に関連する技術者、研究者
  • 超臨界二酸化炭素の応用分野に関連する技術者、研究者
    • 微粒子製造
    • 薄膜製造
    • 乳化技術
    • 高分子成形加工
    • 高分子の発泡
    • 超臨界染色
    • 高分子・繊維の表面加工
    • セラミックの脱バインダー
    • 塗装
    • 分析 (超臨界流体クロマトグラフィー)
    • ヒートポンプの冷媒
    • 殺菌

修得知識

  • 工業化に必要となる超臨界二酸化炭素に関する基礎知識
  • 超臨界二酸化炭素+固体溶質系の基礎知識
  • 超臨界二酸化炭素を利用した装置設計・製作技術
  • 超臨界二酸化炭素を利用した応用技術の現状理解
  • 超臨界二酸化炭素を利用した分離精製技術
  • 超臨界二酸化炭素を利用した材料製造技術 (微粒子,薄膜,乳化,高分子加工)

プログラム

 本講座では、これから超臨界二酸化炭素利用技術を始めようとする技術者・研究者を対象に、超臨界二酸化炭素に関する基礎事項 (溶媒特性やその測定法・計算法など) ならびに高圧装置の設計・製作に必要な基礎知識について解説する。
さらに、超臨界二酸化炭素を利用した応用技術として、分離精製、材料製造 (微粒子創製、薄膜創製、乳化技術、高分子加工など) 、分析、エネルギー媒体への利用、殺菌などの研究成果について概説する。

  1. はじめに
  2. 超臨界二酸化炭素の基礎事項
    1. 超臨界二酸化炭素とは
    2. 超臨界二酸化炭素研究の歴史と現状
    3. 超臨界二酸化炭素のミクロ物性
      • 超臨界二酸化炭素の溶媒構造
      • 二酸化炭素の溶媒構造と色の関係
    4. 超臨界二酸化炭素のマクロ物性
  3. 超臨界二酸化炭素の平衡物性とその計算法
    1. 平衡物性の特徴
      • 状態図 (pT関係・pvT関係)
      • エンタルピー
      • エントロピー
      • 熱容量
      • 音速
    2. 平衡物性の計算法
      • pT関係
      • pvT関係
      • エンタルピー
      • エントロピー
      • 熱容量
      • 音速
  4. 超臨界二酸化炭素の輸送物性とその計算法
    1. 輸送物性の特徴
      • 粘度
      • 熱伝導度
      • 自己拡散係数
    2. 輸送物性の計算法
      • 粘度
      • 熱伝導度
      • 自己拡散係数
  5. 超臨界二酸化炭素+固体溶質系の物性
    1. 超臨界二酸化炭素+固体溶質系の平衡物性
      • 二酸化炭素+固体系の相平衡
      • 超臨界二酸化炭素に対する固体溶質の溶解度 (超臨界二酸化炭素+固体溶質の固気平衡)
      • 共溶媒 (エントレーナ) 効果
      • 超臨界二酸化炭素+固体溶質系の平衡物性の測定方法
      • 超臨界二酸化炭素に対する固体溶質の溶解度の計算方法
    2. 超臨界二酸化炭素+固体溶質系の輸送物性
      • 超臨界二酸化炭素中の固体溶質の相互拡散係数
  6. 超臨界二酸化炭素を利用した技術で用いる装置-装置の構成とその製作-
    1. 実験装置の種類
    2. 実験装置の要素 (容器・配管・継手・バルブ・圧力計等)
    3. 実験装置の例
    4. 関連法規 (高圧ガス保安法)
  7. 超臨界二酸化炭素を利用した応用技術
    1. 分離精製技術
      • 超臨界二酸化炭素抽出
      • 超臨界相吸着分離
      • 逆行析出分離法
      • 超臨界二酸化炭素洗浄 (精密機械の洗浄,クリーニングなど)
    2. 材料製造技術
      • 超臨界二酸化炭素を利用した材料製造技術の種類
      • 応用例-微粒子製造 (薬物・化粧品の微粒子創製) –
      • 応用例-薄膜製造 (有機薄膜創製,金属薄膜創製,めっき技術) –
      • 応用例-乳化技術 (エマルション分散相の微粒化) –
      • 応用例-その他 (高分子成形加工,高分子の発泡,乾燥,染色,高分子・繊維の表面加工,塗装) –
    3. その他の応用技術
      • 分析 (超臨界流体クロマトグラフィー)
      • エネルギー媒体への利用 (ヒートポンプ,発電)
      • 殺菌
      • 殺菌剤の木材への含浸
  8. 超臨界二酸化炭素を利用した技術の現状と今後の展望
  9. おわりに
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。