医療現場・薬剤部からみた医薬品包装/表示/剤形の 視認性・識別性・使用性と現場ニーズ
~臨床現場の評価・期待と採用基準の傾向 (何が現場で問題なのか) ~
東京都 開催
会場 開催
開催日
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2013年12月16日(月) 10時30分
~
16時20分
プログラム
第1部 医療現場・薬剤部でのニーズからみた医薬品包装/表示デザイン
―視認性・識別性・剤型から生じるリスクの具体例―
(2013年12月16日 10:30〜13:00)
製薬企業の包装デザイン設計に関わる担当者が、自社内で議論を重ね開発・採用に至った医薬品であっても、そのデザインが医療従事者から高い評価を得られるとは限らない。新規医薬品の開発が以前にも増して困難を極めるなか、医療現場での医薬品採用基準は、より安価でメディケーションエラーを誘発しにくい製品に重きを置く傾向が鮮明になっている。
そこで本講では、現在臨床現場で使用されている医薬品包装のデザイン、形態、使用感に関する医療医従事・患者からの評価を交え、当該包装の何が現場で問題なのかを具体的に提示する。同時に、医療現場で評価される医薬品包装や、現場で今後必要とされる医薬品包装のヒントについても提示したい。
- 新バーコードの表示を前提とした医療現場における医薬品の保管状況
- 病院薬局における保管状況
- 病棟における保管状況
- 保険薬局における保管状況
- 医療現場で問題となる医薬品包装・表示デザイン事例
- 現行医薬品の包装・表示ラベルの問題点
- 外見が類似している医薬品
- 包装形態に問題がある医薬品
- ラベル表示に問題がある医薬品
- 使用期限の表示に問題がある医薬品
- PTPシートの表示に問題がある医薬品
- ブリスター表示に問題がある医薬品
- ジェネリック薬品の問題点
- 薬用量の表記方法とメディケーションエラー
- 誤解を生みやすいラベル、商品名
- 使い方が難しい経口製剤の例
- 医療現場で評価される医薬品包装・表示デザインの例
- キット製剤・プレフィルド製剤の医療現場での評価
- ピッチ印刷によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
- カードブリスターによりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
- イラストやシンボルマークの導入によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
- 医薬品包装・表示デザイン改善策のヒント
- キット化が望まれる医薬品
- プレフィルド化が望まれる医薬品
- ブリスター化が望まれる医薬品
- 外部包装に工夫が望まれる医薬品
- 新バーコードの表示に伴う理想的な包装デザイン
第2部 プレフィルドシリンジ・キット製剤の経済効果をふまえた剤形改良と医療現場のニーズ
― 在宅自己注射療法、バイオ後続品なども視野に入れて ―
(2013年12月16日 13:50〜16:20)
医薬品の発売に際し、原薬の効能に関する基礎研究および臨床効果のデータが重要であることは言うまでもないが、注射製剤では、どのような規格・剤形で販売されるのかが臨床現場にとっては大きな関心事である。
医薬品購入管理や患者指導の体験を踏まえ、プレフィルドシリンジ・キット製剤に何が期待されるか、具体例をもとに検証を試みたい。
- 現行の薬価算定ルール
- 薬価算定ルールの概要説明
- キット加算の変遷
- 後発医薬品、バイオ後続品の薬価算定ルール
- プレフィルドシリンジ・キット製剤
- 薬価算定の視点から
代表的なプレフィルドシリンジ製剤
高薬価を取得できなかった具体例
- 医療現場から眺めたキット製剤
キット化の失敗例
現場が必要とするキット製剤
- 後発品・バイオ後続品のプレフィルド製剤の具体例
- 厚生労働省が狙う医薬品費用圧縮のからくり
- バイオ後続品薬価算定ルールの検証
- 市場実勢調査と薬価再算定
- 後発品の使用促進への取り組みの検証
- 医療機関における医薬品購入管理の一例
- 採用医薬品をどのように決めるか
- どのような経緯で後発品を導入するか
講師
下枝 貞彦 氏
東京薬科大学
薬学部 臨床薬剤学教室
教授
鎌田 泉 氏
国家公務員共済組合連合会 三宿病院
薬剤科
薬局長
会場
機械振興会館 地下3階 B3-6
東京都
港区
芝公園3-5-8
主催
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お問い合わせ
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受講料
1名様
:
42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
:
35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)
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