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ビッグデータ活用の動向と政策課題

全3回 日本復活に向けたビッグデータ活用戦略

ビッグデータ活用の動向と政策課題

~第1回~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年10月21日(月) 13時00分 16時30分

プログラム

 我が国は、産業競争力の強化、マーケティング高度化への対応、高齢化への対応など、さまざまな課題にスピーディに対応し、国際的な優位性を確保していかなくてはなりません。これらの課題を解決するツールとして期待されているのが「ビッグデータ活用」。
本勉強会は、日本復活に向けた新たなビジネス機会を発見するため、「ビッグデータ活用」をキーワードにした3回講座です。第1回目は「ビッグデータ活用の動向と政策課題」

1. ビッグデータ活用のパターンとビジネス機会

(2014年2月4日 13:00〜14:05)

 ビッグデータ活用は、産業・社会変革を加速する。個別マーケティングや製造業のサービス業化が急進展している。各種予知・予測・判断支援での活用は、マネジメントの精度をより高いものにしている。さらには、「予防」医療の展開やエネルギー問題対応など社会的課題解決での活用も始まっている。ビッグデータ活用には、いくつかパターンがある。経営戦略と照らし、価値が生じる部分を見極め、活用戦略を考える必要がある。講演では、ビッグデータの活用パターンとそれによって生まれるビジネス機会、ビッグデータ活用を進めるために必要な考え方について述べる。

  1. データ活用の本質
  2. ビッグデータ活用の典型的パターン
  3. ビッグデータ活用によるイノベーション例
  4. ビッグデータ活用戦略

2. データサイエンスによる感情的価値の理解と行動変容

(2014年2月4日 14:10〜15:15)

 データサイエンスがビジネスにおける武器として捕らえられる中、楽天ではお客様への価値を第一として考え、「お客様に最上のサービスを楽しんでいただくためのおもてなし」を提供するために解析を行っている。日本が世界に誇るサービスの質の高さをいかに世界に進出、提供し、評価してもらうのか。理性に訴えかけ、無機質になりがちなサービスと、感情価値を生み出し、有機的に発展するサービスとの違いと、その理解から生まれるマーケティングへの適応例を紹介する。

  1. 楽天市場の感情的価値
  2. ビッグデータは、お客様を理解するための手段
  3. お客様を説得すること=新しい価値を知ってもらうこと
  4. ビッグデータと行動変容

3. ビックデータによる成長戦略とパーソナルデータ

(2014年2月4日 15:25〜16:30)

 ICT (情報通信技術) の普及により、ライフログなど多種多様な個人に関する情報を含む大量の情報 (いわゆるビッグデータ) がネットワークを通じ流通する社会を迎えている。これにより、成長戦略の一翼として、新事業の創出、国民の利便性の向上、より安心・安全な社会の実現などが期待される一方、個人に関する大量の情報 (パーソナルデータ) が集積・利用されることによるプライバシー等の面における不安も生じている。本講演では、これらの背景を踏まえ、政府の取り組み等を中心に、ビックデータによる成長戦略とそのための課題等について概説する。

  1. 政府の成長戦略とICT
  2. ビックデータ利活用による成長戦略
  3. ビックデータとオープンデータ戦略
  4. パーソナルデータの利用・促進の課題
  5. ビックデータ利活用促進に向けて

講師

  • 稲田 修一
    東京大学 先端科学技術研究センター (前 総務省 大臣官房 審議官)
    特任教授
  • 北川 拓也
    楽天株式会社 執行役員 ビヘイビアインサイトストラテジー室
    室長
  • 渡辺 克也
    総務省
    大臣官房審議官(情報通信国際戦略局)

会場

SSK セミナールーム
東京都 港区 西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル 4F
SSK セミナールームの地図

主催

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