技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

超微細気泡の基礎と各種分野への応用

マイクロバブル、ナノバブル

超微細気泡の基礎と各種分野への応用

~解明進む機能と効果で、農水産業・環境・医療・食品分野にアプローチ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医療、食品、水質浄化、農業、養殖など、幅広い分野での応用が期待されるマイクロバブル、ナノバブルについて、気泡特性や気泡発生方法などの基礎から応用まで幅広く解説いたします。

開催日

  • 2013年5月31日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 超微細気泡、マイクロバブル、ナノバブルの応用が期待される分野の技術者、事業企画担当者
    • 医療
    • 食品
    • 環境分野、水質浄化
    • 農業分野
    • 漁業分野、養殖 など

修得知識

  • マイクロバブル、ナノバブルの基礎
    • 気泡特性
    • 気泡発生方法 など
  • マイクロバブル、ナノバブルの応用
    • 生物・医療への応用
    • 環境分野への応用
    • 農業分野への応用
    • 漁業分野への応用

プログラム

 近年、マイクロバブルやナノバブルといわれる超微細な気泡が注目を浴びるようになってきましたが、これは従来見過ごされていた気泡の性質が大きく発現してきたためです。その大きな特徴は、食品分野から医療分野、環境分野とさまざまな分野に超微細気泡が利用され、その応用範囲が広いことです。具体的な利用技術としては、船舶の摩擦抵抗低減、水質浄化、生理活性・殺菌、洗浄・物質分解などがあげられます。しかしながら、その作用メカニズムの多くはいまだ明らかになっていないのが現状です。
 本講演会では、その超微細気泡の基礎から産業応用にまで焦点を当て、この超微細気泡の技術を広く知っていただくことを目的としています。

  1. マイクロバブルの基礎
    1. マイクロバブルとナノバブルについて
    2. マイクロバブルの発生方法とその性質
    3. マイクロバブルの挙動
    4. 単一気泡の寿命
    5. マイクロバブルに及ぼす温度の効果
    6. マイクロバブルで処理した水の性質
    7. 水の表面張力に及ぼすマイクロバブルの効果
    8. 水溶液に及ぼすマイクロバブルの効果
    9. マイクロバブルによる新しい機能水の創造
  2. マイクロバブルを応用するために
    1. マイクロバブルはどんなことに応用できるのか
    2. マイクロバブルはどんな発生装置を用いても同じ性質を示すか
    3. 機能性を有するマイクロバブルの性質とその応用
  3. 生物への応用技術
    1. 微生物に及ぼすマイクロバブルの効果
    2. マイクロバブルを用いて造った焼酎
    3. ヒトに及ぼすマイクロバブルの効果
    4. マイクロバブルとタンパク質との相互作用
  4. 環境分野への応用技術
    1. マイクロバブルによる水質の浄化
    2. マイクロバブルによる有機物の分解
    3. マイクロバブルによる貧酸素水塊の解消
    4. マイクロバブルによる浮上分離
    5. マイクロバブルによる洗浄技術
  5. 農業分野への応用技術
    1. トマト・ナス・キュウリへのマイクロバブルの効果
    2. ナシ・イチゴへのマイクロバブルの効果
    3. モヤシへのマイクロバブルの効果
  6. 漁業分野への応用技術
    1. マイクロバブルによる有明海再生プロジェクト
    2. エビ養殖への適用
    3. ノリ養殖への適用
    4. 赤潮対策用マイクロバブル発生装置
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 氷室 昭三
    有明工業高等専門学校 物質工学科 教授 博士(工学) 上級教育士

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/25 食品安全と問題解決を実践するための食品工場の品質管理セミナー オンライン
2024/12/27 設計・開発担当者向けの承認認証申請書作成のポイント オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/13 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/15 気泡の発生と防止、泡沫の特異的な性質の理解 オンライン
2025/1/17 ファインバブルの基本的特性と発生装置および活用法 オンライン
2025/1/17 非ニュートン流体中における気泡・液滴の運動機構・特性とその制御、スケールアップへの対応 オンライン
2025/1/17 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/22 医療機器の日欧米市販後安全対策と不具合報告・添付文書の作成方法 オンライン
2025/1/23 医療機器QMSで有効な統計的手法とサンプルサイズ決定 オンライン
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/24 ファインバブルの基本的特性と発生装置および活用法 オンライン
2025/1/24 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/1/27 プログラム医療機器 (SaMD) の開発と保険適用戦略のポイント オンライン
2025/1/27 ファインバブルの特性・挙動と発生技術・測定評価法・活用のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2021/3/15 体温計
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集