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技術ポートフォリオ・ロードマップ策定のノウハウとその実践演習

技術ポートフォリオ・ロードマップ策定のノウハウとその実践演習

~技術戦略、有望技術の見極め方~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年3月15日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プロジェクトの企画・選定の担当者、責任者

修得知識

  • 研究開発テーマ及び技術戦略の分析評価と管理
  • 有望技術の見極め方

プログラム

 技術経営、つまり、技術をマネージメントする上での目的は、技術を如何に経営に生かしていくかである。すなわち技術が経営計画あるいは事業計画を担保するための方策を見出すということである。
 そのためには研究開発テーマの選択が非常に重要である。一度選択されテーマ化された研究開発テーマは、毎年研究開発費の投入を余儀なくされる。昨今のように経済状況、技術の進展、技術領域の拡大など環境の変化が劇的に起こる状況では、定期的に研究開発テーマの見直しが必要とされる。
 しかし、材料系の研究開発などのように、研究開発期間が10年以上掛かる場合には、長期的な研究開発が必要である。研究開発費の投入バランスを如何にしていくかが大きな課題である。
 また、研究開発テーマは、各種の技術から成り立っており、その技術体系を整備することは、保有技術と外部活用技術を明確化し、さらに、そのテーマの評価に役立つ。
 研究開発テーマの優先付けは、そのテーマ評価により判断されるが、その評価は非常に難しく、かつ、絶対的方法が見いだせていない。
 その評価法の一つとして、技術ポートフォリオがある。
 技術ポートフォリオは、研究開発テーマ評価の見える化であり、それにより技術出身及び技術出身以外の経営層が研究開発テーマの選択などに技術経営という視点で参加することができる。
 本講演では、技術体系の構築及び技術ポートフォリオを基にした研究開発テーマ及び技術戦略の分析評価と管理、有望技術の見極め方について説明する。

  1. 「研究開発とは」 ~構造、評価、フェーズ管理、生産性指標~
    1. 課題認識と貢献の構造
      • 研究開発の構造を示し、課題認識との関係性を明らかにする。
    2. 研究開発の評価
      • 研究開発の評価を構造化して、関係性を示す。
    3. フェーズ管理
      • フェーズ管理の概念を理解する。
    4. 技術の生産性指標
      • 一般的な生産性指標について概説し、研究技術の生産性指標の事例を提示する。
  2. 「研究開発テーマ」 ~顧客提供価値、企画書、評価例、見直し~
    1. 顧客提供価値
      1. 顧客要求から顧客感動へ
        • ら顧客の感動を与える価値づくりの概念を提示する。
      2. 技術優位性から技術突出性へ
        • 提供価値への貢献を提示する。
      3. 顧客提供価値の考え方
        • 技術の関係を構造化して示す。
    2. 研究開発テーマ企画書
      • 研究開発テーマ企画書の適応フェーズと事例を示す。
    3. 研究開発適応領域とテーマ評価例
      • 研究領域の区分を示し、その区分に沿ったテーマ評価例を概説する。
    4. 技術ロードマップ
      • 研究領域の区分に沿った技術ロードマップの例を概説する。
    5. 研究開発テーマの見直し
      • 価による修正法やそのタイミングなどについて解説する。
  3. 「研究開発テーマの評価」 ~技術体系、技術ポートフォリオ~
    1. 「技術体系」
      • 構築の考え方、構築のキーポイント、事例を示す。
        1. 技術体系の構築の概要
        2. 技術体系の構築の実際
    2. 「技術ポートフォリオ」
      • トフォリオの様々な例を提示する。
        1. 技術ポートフォリオの種類
        2. 自社に必要な技術ポートフォリオ
    3. 「技術ポートフォリオの分析」
      • ートフォリオ分析・有望性の見極め方とその事例を概説する。
        1. 技術ポートフォリオ分析方法とその視点
        2. 技術テーマの分析 (経営的、技術的視点)
        3. 有望性の見極め方
    4. 「技術体系をベースにした技術ポートフォリオ分析」
      • とポートフォリオの関係性と必要性を概説する。
    5. 「技術ポートフォリオの課題/限界」
      • ォリオの今後の進め方を提示する。
    6. 「技術ポートフォリオの作成の演習」
      • 術ポートフォリオ作成練習を通じて、ポートフォリオの考え方を深く考える手助けとする。
    7. 「技術貢献度の作成の演習」
      • 献度を見える化する一方法の作成演習を行う。
  4. 「全体のまとめ」

  • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

連合会館

2F 205会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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