技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

開発段階におけるTPP作成・改訂と初期段階からの開発/マーケティング部門の連携

開発段階におけるTPP作成・改訂と初期段階からの開発/マーケティング部門の連携

~コミュニケーションツールとしてのTPPの役割について考える~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年2月22日(金) 10時15分 16時30分

プログラム

第1部 開発段階におけるTPP作成のポイントとR&D/マーケティング部門の連携

(2013年2月22日 10:15〜12:15)

第一三共 (株) プロジェクト推進部 主査 塚本 淳 氏

 開発初期における初期チームとマーケティング部門の関連については、様々な考え方がある一方で、コミュニケーションツールとしての目標製品プロファイル (TPP) の重要性は広く認められているところです。
 限られたリソース・予算・時間を効果的に配分し、そして世の中に高い価値と利益をもたらす薬剤を世の中に届けるための開発戦略立案におけるいて、研究開発部門・マーケティング部門とのが連携し、その中でのとTPPの役割について、具体的にどのような項目が内容に含まれるべきかも含め、開発のタイムラインに沿った在り方を考察します。

  1. Target Product Profile (TPP) の目的と基本
    1. Target Product Profileの基本的な考え方
    2. FDAが考えるTarget Product Profile
    3. 企業に有益なTarget Product Profile
  2. Target Product Profileの種類 (定義)
  3. なぜTarget Product Profileが重要か?
    1. なぜこの化合物を開発したいのか (ゴールの設定)
    2. どのような情報をなぜ含めるのか?
    3. 意思決定 – 特にGo / No Go意思決定をするために
    4. チーム内外コミュニケーション
    5. ライフサイクルマネジメントへのヒント
    6. TPPから考えるRisk Management
    7. テンプレート例
  4. 研究開発戦略とマーケティング部門
    1. マーケティングとは
    2. 内部環境
    3. 外部環境
    4. マーケティング担当に求められること
  5. 部門間でのコミュンケーションのためのTPP活用方法
  6. ありがちな問題点
    1. なぜTPPが問題になる?
    2. なぜTPPが意思決定につながらない?

  • 質疑応答

第2部 テンプレート例をふまえたTPP/TPC作成と改訂のタイミング

(2013年2月22日 13:00〜14:45)

フェリング・ファーマ (株) 研究開発部門担当副社長 北村 幹弥 氏

 医薬品開発において、TPP/TPCは最初に考えるもっとも重要なことである。TPP/TPCを達成するための臨床開発が計画され、ビジネス計画書が作成され、これらは大きな投資の前のタイミングで見直される。
 TPP・TPCの事例およびビジネス計画書の事例について説明したい。

  1. 製品開発を進める上で必要な情報とは
  2. TPP/TPCの重要性と作成
    1. 臨床開発におけるTPP/TPCの重要性とポイント
    2. TPP/TPCの事例
    3. TPP/TPCの改定
  3. 製品開発計画書
    1. 臨床開発計画書の事例
    2. 薬事戦略所の事例
    3. 製品計画書の事例

  • 質疑応答

第3部 TPP・製品コンセプトをマーケティング・事業価値評価から考える

(2013年2月22日 15:00〜16:30)

Pharma Business Consaltant, NovAliX Liaison Officer, SK特許業務法人顧問 長江 敏男 氏

 医薬研究開発から承認取得、薬価収載、市販後の製品普及、医療貢献までには幾多の関門がある。開発段階における関門通過前後のTPP (Target Product Profile) 策定と検証更新は薬価戦略、事業価値評価、プロジェクトGO/No-go意思決定に対し決定的な役割を持つ。
 それらの相互関係や陥りやすい罠に嵌らない考え対策などを示唆提案する。会場におけるディスカッション大歓迎です。

  1. 開発段階におけるTPP (Target Product Profile) と開発・市販化シナリオ代替案
  2. TPPに基づく製品の立ち位置と予期する患者フロー、効能効果と薬価戦略
  3. Product-X製品コンセプトの策定と同コンセプトテスト
  4. 市場調査デザインと結果インプリケーション活用その勘所
  5. 市販後の製品普及と同プロセス仮説モデルと予見できる死の谷とハッピーバレイ
  6. 開発進行に伴うデータ追加更新とTPP検証更新
  7. 同TPPに基づくProduct-Xの売上げ予測、事業価値評価のポイント
  8. 医薬、他分野におけるGO/No-go的中・成功と間違い・失敗の分かれ目は何だろう?
  9. 事業価値評価GO/No -go意思決定プロセスと罠に嵌らない為に-  何が重要か?

  • 質疑応答

講師

  • 塚本 淳
    第一三共 株式会社 研究開発本部 開発統括部 開発薬事部
    部長
  • 北村 幹弥
    MKメディカルサイエンス
    代表
  • 長江 敏男
    Pharma Business Consultant

会場

三田NNホール&スペース

地下1階 スペースD

東京都 港区 芝4丁目1番23号 三田NNビル地下1階
三田NNホール&スペースの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,429円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 40,429円 (税別) / 42,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 化学プロセスにおけるスケールアップとコスト・設備投資試算・事業性判断/意思決定 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 信頼性の高い研究成果を得るための公正な研究プロセスとプロセスアプローチの考え方 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成・強化手法 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)