技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」査察対応準備セミナー

厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」査察対応準備セミナー

東京都 開催 会場 開催

新ガイドライン対応のためのSOPや供給者監査チェックリストなど、サンプルを配布いたします。
e-Learning教材にて復習を行っていただけます。

開催日

  • 2012年5月10日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」の対応担当者
  • 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」の基礎を学びたい方

修得知識

  • 新ガイドラインの高い要求事項と対応策
    • 回顧的なバリデーション
    • 供給者監査
    • システムアセスメント など
  • 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」施行までに実施すべき項目
  • 旧ガイドラインとの相違点
  • 新ガイドライン対応のためのSOPや供給者監査チェックリストなど、サンプルを配布いたします。
  • e-Learning教材にて復習が可能になります。

プログラム

 厚生労働省から、発出された「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」 (新ガイドライン) は、2012年4月1日から施行されました。
 今後は、業許可更新に伴う製造業の定期GMP調査では、この新ガイドラインの確認を主眼に実施されることになります。
 したがって、初回の業許可更新の定期査察を受けるまでには、新ガイドライン査察対応準備を終えておかなければなりません。
 しかしながら、いったい何をどのくらいの程度で準備しなければならないのでしょうか。
 新ガイドラインでは、旧ガイドラインでは対象とされていなかった、構造設備に搭載されている「ファームウェア」や「PLC」も対象になりました。
 また、「リスクアセスメント」や「供給者アセスメント」についても実施が義務付けられるなど、これまでにはなかった多くの要件が盛り込まれました。
 定期調査実施時には、事前に以下のものを提出しなければなりません。

  • GMP上重要なコンピュータ化システムの名称とその用途を記載したリスト等
    • 例えば、 システム名称:ERP, MES、LIMS、DCSなど
    • 使用用途:原材料・製品管理、試験管理、製造制御、出荷判定など
  • コンピュータ化システムバリデーションについて、製造所の簡潔な方針が分かる資料
    • 例えば、 「コンピュータ化システム管理規定」の要約、その内容が分かる資料であっ て、準拠しているガイドラインがわかり、手順書が整備されていることがわかるもの。

また新ガイドラインの査察時には、事前に以下のもの準備しておかなければなりません。

  • システム台帳
  • コンピュータ化システム管理規定
  • 運用管理基準書
  • コンピュータ化システムの品質保証責任体制と役割
  • 変更の記録 (過去2年分)

 本セミナーでは、新ガイドライン対応のための具体的なサンプルを配布し、解説のわかりやすさでは定評のあるCSVの第一線コンサルタントが、懇切丁寧に解説を行います。

  1. 新ガイドラインの概要
    • コンピュータ化システムの種類と特徴
    • 業許可更新査察までに対応準備を行わなければならない事項
    • 日本におけるコンピュータ化関連指針
    • 新ガイドラインの3つの業務
    • 新ガイドライン目次と新旧比較
    • コンピュータ化システムのライフサイクルモデル
    • 新ガイドラインの特徴
  2. 新ガイドライン逐条解説
    • 適用範囲と問題点
    • 適格性の確認方法と対象システムの例
    • カテゴリ分類表と対応例 (別紙2)
    • ソフトウェアカテゴリとシステムの例 開発業務
    • 検証業務
    • 運用管理業務
  3. 新ガイドライン査察
    • 新ガイドラインに基づく査察はこう行われる
    • 新ガイドライン査察までに準備しておく事項
    • 第30回医薬品GMP・GQP研究会
    • 定期調査に係る医薬品適合性調査時の提出資料について
    • 大阪府の緊急提言
    • 富山県の査察方針
    • 査察事前チェックリスト
  4. PIC/Sと新ガイドライン
    • PIC/S (医薬品査定協定および医薬品査察共同スキーム) とは
    • 厚労省がPIC/Sへ加盟申請
    • PIC/S加盟にあたっての課題
    • PIC/S加盟審査および再審査
    • FDAでもPIC/S加盟に5年超もの時間を要した
    • 厚労省のPIC/Sについてのスタンス
    • PIC/S加盟までの道程とインパクト
    • PIC/S加盟国 (2011年1月現在 39規制当局)
    • PIC/S GMPの今後
    • EU GMP Annex
    • GMP調査体制強化検討
    • GMP調査当局会議
  5. システム台帳の整備方法
    • システム台帳とは
    • システム台帳の作成・管理方法
    • システム台帳のサンプル・実例
  6. リスクアセスメントの実施方法
    • 規制コストの増大
    • リスクベースドアプローチとは
    • リスクベースドアプローチの効能
    • cGMPの改革と21 CFR Part 11の改定
    • 製薬企業のコンピュータ化システム関連リスク
    • 品質リスクマネジメントに関するガイドライン (2006年9月1日)
    • リスクとは、危害発生の確率とその危害の重大性の組み合わせ
    • リスクのとらえ方
    • 製品とプロセスの理解 ~ 初期リスクアセスメント
    • FMEAによる詳細なリスクアセスメント
    • トレーサビリティマトリックスと機能リスク評価

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/22 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/22 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/11/25 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/26 オーファンドラッグの売上予測と事業性評価 オンライン
2024/11/26 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -