技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3極に対応した洗浄バリデーション実施と標準作業手順書作成・目視検査

3極に対応した洗浄バリデーション実施と標準作業手順書作成・目視検査

~3極規制比較から基準値設定・目視検査員の教育まで網羅!~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、洗浄バリデーションについて基礎から解説し、実施の流れ、洗浄作業手順書・バリデーション計画書・報告書などのドキュメント作成、教育訓練までを網羅して解説いたします。

開催日

  • 2012年4月13日(金) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 医薬品・製薬における洗浄バリデーションの担当者、管理者
  • 洗浄バリデーションに関連するドキュメントの作成担当者、管理者
    • 洗浄作業手順書
    • バリデーション計画書
    • 報告書 など
  • 目視検査員の教育担当者、管理者

修得知識

  • 洗浄バリデーションにおける3極の規制
  • 洗浄方法の選定
  • 製造設備の洗浄方法
  • 許容基準の設定
  • 注射剤、固形製剤設備の洗浄バリデーション事例
  • 洗浄バリデーションのトラブル事例
  • 作業手順書作成のポイント
  • 目視検査員の教育訓練のポイント

プログラム

 医薬品は少量、多品種の生産が多く製造設備も専用設備が少なく共用設備が多い。
 このため製造設備の品種切り替え洗浄が頻繁に実施されるがこの洗浄を確実に実施しないと次製品とのコンタミネーションが発生する。
 このコンタミネーション発生を防止するために洗浄バリデーション及び洗浄作業手順書作成が重要である。
 また許容基準値設定に「0.1%基準、10ppm基準、目視基準」の3法があるが目視基準については目視検査員の教育訓練が必要である。
 本講座では日米欧三極に対応した洗浄バリデーションについて解説するとともに各許容基準設定根拠とその計算例及び洗浄作業手順書作成、目視検査員教育訓練について実例を挙げて説明する。

  1. 医薬品のGMPと洗浄バリデーション
    1. 洗浄バリデーションにおける日米欧の規制
    2. 洗浄バリデーションに関する厚生労働省指導要領・事例
  2. 洗浄方法の決定
    1. 洗浄の基本的な考え方 (洗剤・溶媒)
    2. 手動洗浄と装置洗浄
    3. 洗浄の構成と要素
  3. 製造設備の洗浄方法
    1. 洗浄水の選定
    2. 空気のクリーン度
    3. 注射剤製造設備の洗浄方法
    4. 固形製剤製造設備の洗浄方法
  4. 許容基準の設定
    1. イーライリリー社法による許容基準の設定根拠
    2. サンプリング方法
    3. 分析方法と分析機器
  5. 注射剤、固形製剤設備の洗浄バリデーション事例
    1. 注射剤 (薬液調製タンク、ろ過器、充填機)
      • 洗浄バリデーションの計画書・報告書の作成例
    2. 固形製剤 (混合器、流動層造粒機、ふるい、Wコーン混合器)
      • 洗浄バリデーションの計画書・報告書の作成例
  6. 洗浄バリデーションに係るトラブル事例の紹介
  7. 作業手順書作成のポイント
    1. 作業手順書とは
    2. 手順書を作成する必要性
    3. 作業管理と作業標準
    4. 作業手順書作成ポイント
  8. 注射剤製造設備洗浄作業手順書作成事例の紹介
  9. 目視検査員の教育訓練
    1. 教育計画の作成
    2. 教育内容
      • 洗浄バリデーションの概要
      • 目視検査員教育の必要性
      • 目視検査の習熟
    3. 目視検査員としての適性評価
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 長岡 明正
    元 塩野義製薬 株式会社 製造部 次長

会場

ドーンセンター

5階 セミナー室1

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/26 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品における品質・安全性評価とLNP/DDSの設計・評価の留意点 オンライン
2025/5/26 無菌医薬品の製造管理・環境管理の留意点とCCS戦略の策定 オンライン
2025/5/26 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/5/26 抗体薬物複合体 (ADC) の技術動向および特許戦略 オンライン
2025/5/27 低分子医薬品化合物の結晶多形と非晶質化 オンライン
2025/5/27 半導体洗浄の基礎と要点、困ったときの対策 オンライン
2025/5/27 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門と効果的かつ効率的運用 (2日間) オンライン
2025/5/27 医薬ライセンスのデューデリジェンス入門講座 オンライン
2025/5/27 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門 オンライン
2025/5/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2025/5/27 医薬品製造におけるバリデーションの進め方とシステム対応及びグローバル対応手法 オンライン
2025/5/27 核酸医薬品製造の基礎および合成オリゴ核酸の品質評価のポイント オンライン
2025/5/28 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 東京都 会場・オンライン
2025/5/28 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2025/5/28 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/5/28 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/5/28 中東主要国の薬事・薬価比較と現地対応手法 オンライン
2025/5/28 Unmet medical needs (がん、変形性関節症) に対する創薬戦略 オンライン
2025/5/28 日欧米各国DMFの制度の違いと作成・登録・管理の留意点 オンライン
2025/5/28 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術