技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品における米国特許法改正と特許侵害訴訟実務

特許法改正 対策セミナー

医薬品における米国特許法改正と特許侵害訴訟実務

~2011年改正をふまえ大きく変更された出願実務を中心に抑えるべき要件を解説~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品における米国特許法改正による実務対応について訴訟事例を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2011年12月8日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 製薬の知的財産担当者、管理者、特許申請担当者

修得知識

  • 米国特許法改正を踏まえた実務の対応
  • 米国特許侵害訴訟の実務と訴訟事例

プログラム

第1部 日本の実務担当者としての米国特許法改正をふまえた米国実務の対応

(2011年12月8日 10:30~13:00)

 米国特許法がついに改正され、いわゆる「先発明主義」が「先願主義」に移行したといわれている。
 しかし、内容を精査すると、そもそも今回の改正では「先願主義 (First-to-File) 」ではなく「先発明者出願主義 (First Inventor to File) 」とされていることからも明らかなように、米国以外の「先願主義」とは異なる側面も有している。
 そこで、本講座では、日本の医薬の知財実務担当者として気をつけるべき点を、2011年改正をふまえ、大きく変更された出願実務を中心に現在の米国実務を見ながら考えたい。

  1. 医薬の知財実務
    1. ビジネス環境整備の一環としての知財戦略
    2. ビジネス環境整備の一環としての知財のLCM
  2. 医薬の知財実務~グローバル戦略の中の米国実務
    1. ラボノートの重要性 (発明日の立証、発明者の特定等)
    2. 出願日・発明日・優先権主張
    3. グレースピリオド
    4. 特異な出願制度~仮出願、継続出願、継続審査、CIP
    5. クレーム戦略~限定要求
    6. 明細書の記載要件~実施可能要件、Written Description、Best Mode
    7. 情報提示義務 (IDS)
    8. 衡平法
    9. 訴訟~虚偽表示訴訟等
  3. グローバルな知財実務
    1. 日本の実務
    2. 相違点・一致点
    3. 米国実務の特異点を考慮した日常実務
    4. 年米国特許改正法
    5. 「先願主義」か?
    6. 有効出願日 (Effective Filing Date) ~優先権
    7. グレースピリオド (先発表者保護主義)
    8. 異議申立 (Review)
    9. Best Modeの取り扱い~無効理由と衡平法
    10. Interference (先発明者決定手続) からDerivation (真の発明者決定手続) へ
    11. 国内公用から世界公知・公用
    12. 先使用権の拡大
    13. 人体除外要件
    14. 虚偽表示訴訟の終焉
  4. 判例の動向
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 米国特許侵害訴訟の実務と訴訟事例 (ANDA訴訟他)

(2011年12月8日 13:50~16:30)

  1. 医薬品に係わる米国特許訴訟
    1. ANDA訴訟
    2. ITC訴訟
    3. その他の訴訟
  2. 訴訟における実務
    1. 訴訟の流れ
    2. 原告 (特許権者) の主張
    3. 被告の抗弁 (非侵害、ベストモード違反、inequitable conduct)
    4. ディスカバリー
    5. 訴訟の終結 (判決、和解等)
  3. Leahy-Smith American Invents Act
    1. 訴訟に関係する改正
    2. 訴訟における主張・抗弁への影響
    3. 訴訟手続に対する影響
  4. 訴訟の実例
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 馰谷 剛志 (駒谷 剛志)
    山本秀策特許事務所 特許部門 (化学・バイオ・医薬)
    リーダー / 弁理士 (侵害訴訟代理付記)
  • 大澤 健一
    大澤国際特許事務所 所長 弁理士 米国弁護士 (NY・DC)

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 分割出願の戦略的な活用による特許戦略の策定方法 オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/22 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/22 GMP監査・無通告査察実施時におけるポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2024/11/22 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/25 知財ポートフォリオの構築と知財戦略の策定・遂行の仕方 オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2024/11/25 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/11/25 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/31 経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発