技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高活性物質を扱う現場での品質管理・GMP要件としての交差汚染防止と労働安全衛生の視点からの曝露防止

GMPハード対応コースⅡ

高活性物質を扱う現場での品質管理・GMP要件としての交差汚染防止と労働安全衛生の視点からの曝露防止

~高活性物質を扱う場合の洗浄・評価の実際とフレキシブルコンテインメント工場適用~
東京都 開催 会場 開催

以下、セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2011年11月29日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高活性物質を扱う現場の担当者、管理者

修得知識

  • 高活性物質の取り扱い・封じ込めの基礎
  • 高活性物質の品質管理
  • 最新の封じ込めの方式・洗浄評価
  • リスクアセスメントの適用事例検証

プログラム

第1部 高活性物質の取り扱い・封じ込めと品質管理

 高活性物質を扱う現場では、GMP要件としての交差汚染防止と労働安全衛生上の作業員曝露防止の2つの視点から、封じ込め設備をバランスよく実現していく必要がある。
 封じ込めを巡る国内外の動向、基本的な事項、封じ込め設備の設計、設備構築事例、設備設計上のポイント、OQ時に必要とされる薬塵測定のポイントを紹介する。

  1. 高活性物質と封じ込めを巡る最近の動向
    1. 品質管理の視点からは何が重要か
    2. 労働安全衛生の視点からは何が重要か
    3. 世界の動き・日本の動き
  2. 封じ込めの基本的な事項
    1. ハザード物質とは
    2. 封じ込めに用いる各種指標 (OEL/ADIなど) :簡単なトキシコロジー
    3. 封じ込めの基本的な戦略
  3. 高活性物質の区分け
    1. コントロールバンディング
    2. リスクフレーズ
    3. GHS区分
    4. 区分けのいろいろ
  4. 封じ込め設備の設計
    1. リスクベースアプローチによる封じ込め設備の設計
    2. 空調設備の設計
    3. 更衣室の設計
    4. 呼吸保護具の選定
    5. ミストシャワーの設計
  5. 構築事例
    1. 原薬工場
    2. 固形製剤工場
  6. 封じ込め設備のエンジニアリングにおけるポイント
    1. エンジニアリング全般的な事項
    2. 設備設計における留意事項
  7. 薬塵測定におけるポイント
    1. SMEPACによる薬塵測定
    2. 試験の準備計画
    3. 実施の際の留意事項

第2部 新しい封じ込めの方式および洗浄評価、リスクアセスメント

 マルチパーパス設備で高活性物質を扱う場合、交差汚染防止のためにより確実な洗浄が必要とされる。一方で、洗浄作業の軽減を図っていくのがポイントである。このために新しく提案されている封じ込めの方式について、基本的な考え、各種の方法などを具体的に紹介する。
 洗浄評価の新しい動き、封じ込め機器についてのリスクアセスメントについて紹介する。

  1. 新しい封じ込めの方法
    1. ハードタイプの封じ込め
    2. ソフトタイプの封じ込め ~ フレキシブルコンテインメント
    3. それぞれの特徴と使い分け
  2. フレキシブルコンテインメントについて
    1. フレキシブルコンテインメントとその動向
    2. バグインバグアウトという手法
    3. フレキシブルコンテインメントのための道具たて
    4. 道具の使いやすさとその比較試験
    5. 経済性評価の具体的な事例
  3. フレキシブルコンテインメントの原薬工場への適用事例
    1. 原薬工場で粉体を扱う工程とリスクの評価
    2. 原料秤量小分け
    3. 原料投入周り
    4. 遠心分離機周り
    5. 乾燥機周り
    6. 充填設備周り
    7. IBC周り
    8. 改造事例
  4. 高活性物質を扱う場合の洗浄と評価
    1. 高活性物質を扱う設備での洗浄作業 ~CIP・WIP~
    2. 洗浄評価基準の新しい動向
    3. 目視検査VRL
    4. 洗浄評価の事例
  5. 封じ込め機器のリスクアセスメント
    1. リスクアセスメントの適用事例検証 その1
    2. リスクアセスメントの適用事例検証 その2
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/8 医薬品開発における中国薬事規制・申請資料作成の留意点 オンライン
2024/7/8 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/7/8 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/7/9 医薬品におけるサンプリングの基礎知識と全梱同一性確認への対応 オンライン
2024/7/9 医薬品市場予測・マーケティング 基礎と応用 オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2024/7/9 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/9 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2024/7/9 米国での現状と展望をふまえた吸入剤/点鼻・経鼻剤の開発と評価 東京都 会場
2024/7/9 吸入剤における薬物動態と薬効:前臨床評価と臨床へのトランスレーション 東京都 会場
2024/7/9 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/7/9 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/7/9 点鼻・経鼻剤の開発と評価:米国での現状と展望 東京都 会場
2024/7/10 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2024/7/10 分析法バリデーション基礎講座 オンライン
2024/7/10 製薬関連企業とアカデミアにおける共同研究実務およびトラブル防止策 オンライン
2024/7/10 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/10 データインテグリティの具体的な手順書作成セミナー オンライン
2024/7/11 GVP基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)