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GMP工場の設備適格性評価と保守管理 / 高活性物質の取り扱い・封じ込めと洗浄

GMPハード対応コースⅠ・Ⅱ

GMP工場の設備適格性評価と保守管理 / 高活性物質の取り扱い・封じ込めと洗浄

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、GMPの設備適格性評価・高活性物質の取扱のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 94,500円 → 割引受講料 63,000円

開催日

  • 2011年11月28日(月) 10時45分 16時45分
  • 2011年11月29日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品工場建設から保守点検まで一貫した管理手法を習得したい方
  • 設備構築・保守点検の担当者、管理者
  • 処方開発、製法検討の担当者
  • GMP適合の設備構築手法を習得したい方
  • 医薬品製造業への参入を予定されている方
  • 製造販売業・製造業にてGMP監査に関与されているQA担当者
  • 高活性物質を扱う現場の担当者、管理者

修得知識

  • 医薬品工場の法的要求事項・要求仕様書
  • バリデーションマスタープラン
  • DQ、IQ/OQ/PQ/校正及び生産保全のポイント
  • 製剤設備 (流動層乾燥装置) 、包装設備 (PTP包装) に関する設備適格性評価の事例
  • 校正、保守点検の具体的な方法
  • 高活性物質の取り扱い・封じ込めの基礎
  • 高活性物質の品質管理
  • 最新の封じ込めの方式・洗浄評価
  • リスクアセスメントの適用事例検証

プログラム

2011年11月28日 「医薬品GMP工場における設備適格性評価 (設備バリデーション) 事例と保守・点検管理の実際」

講師 : 若山 義兼 氏

 医薬品工場の構造設備にどのようなことが要件なのか、そのために必須条件である設備適格性評価にどのように取り組めばよいか、また、設備適格性評価を設備の保守・点検にどのように結びつけ実施したらよいかなど設備管理の仕方について、初級者を対象に講師の経験にもとづき分かり易く解説します。
 法的要求事項、要求仕様書、バリデーションマスタープラン、DQ、IQ/OQ/PQ/校正及び生産保全のポイントに加え、具体事例として、製剤設備 (流動層乾燥装置) 、包装設備 (PTP包装) に関する設備適格性評価、校正、保守点検の具体的な方法について解説します。

  1. GMPハードの目的
    1. 優れた構造設備
    2. 優れた品質経営基盤 (GMPハード)
    3. 査察で重視される構造設備サブシステム
    4. 医薬品の開発~製造ステージにおける設備管理の位置付け
  2. 行政から指摘を受けやすい事例 (指摘事例から)
  3. レギュレーションで要求されている医薬品構造設備の要件
    1. 法規制要件
      1. GMPハード
      2. 薬局等構造設備規則
      3. GMP省令 (構造設備)
      4. 原薬GMPガイドライン
    2. GMPハードの技術的要件
      1. 汚染・混同防止
      2. 製薬用水
      3. 試験検査設備
      4. 計測機器の校正
      5. 保守・点検
      6. 原薬GMPのガイドライン (Q7A)
  4. 医薬品構造設備 (工場) の構築及び保守点検の留意事項
    1. 汚染要因とその分析
    2. 区域の清浄度
    3. 防虫・防鼠対策
    4. 動線で考慮すべきこと
    5. ゾーニングで考慮すること
    6. 清浄度基準
    7. 清浄度区域の差圧
    8. 製薬用水
    9. 計測機器の校正
    10. 検査機
  5. 設備適格性評価 (設備バリデーション) の留意事項と事例
    1. 設備構築と設備適格性評価との関係
    2. バリデーション基準
    3. 原薬GMPガイドライン (Q7A)
    4. 要求仕様書
    5. バリデーションマスタープラン
    6. 設備適格性評価の対象
    7. 設計時適格性評価手順書の事例
    8. 設計時適格性評価 (DQ)
    9. 設計時適格性評価の事例
    10. 設備据付時適格性評価 (IQ)
    11. 設備据付時適格性評価事例
    12. 校正
    13. 運転時適格性評価 (OQ)
    14. 運転時適格性評価の事例
    15. 実生産設備による最適化実験 (工業化研究)
    16. 性能適格性評価 (PQ)
    17. 製剤設備 (流動層乾燥) の設備適格性評価の事例
    18. コンピュターシステムバリデーション
  6. 包装設備 (PTP包装) の設備適格性評価の仕方の事例
    1. ブリスター設備の適格性評価の基本的な考え方
    2. ブリスター設備の機能分析
    3. 直接要因となるかどうかの判断基準
    4. 設備適格性評価計画書の事例分析 (機能と機構の関係図)
  7. 設備の保守・点検のポイント
    1. 保守・点検の基本事項
    2. 保守・点検体系 (生産保全体制確立) のポイント
    3. 保守・点検で考慮すべき事項
    4. PTP設備における校正の仕方の事例
    5. 充填・包装設備の保守・点検の仕方の事例
  • 質疑応答・名刺交換

2011年11月29日 「高活性物質を扱う現場での品質管理・GMP要件としての交差汚染防止と労働安全衛生の視点からの曝露防止」

講師 : 島 一己 氏

第1部 高活性物質の取り扱い・封じ込めと品質管理

 高活性物質を扱う現場では、GMP要件としての交差汚染防止と労働安全衛生上の作業員曝露防止の2つの視点から、封じ込め設備をバランスよく実現していく必要がある。
 封じ込めを巡る国内外の動向、基本的な事項、封じ込め設備の設計、設備構築事例、設備設計上のポイント、OQ時に必要とされる薬塵測定のポイントを紹介する。

  1. 高活性物質と封じ込めを巡る最近の動向
    1. 品質管理の視点からは何が重要か
    2. 労働安全衛生の視点からは何が重要か
    3. 世界の動き・日本の動き
  2. 封じ込めの基本的な事項
    1. ハザード物質とは
    2. 封じ込めに用いる各種指標 (OEL/ADIなど) :簡単なトキシコロジー
    3. 封じ込めの基本的な戦略
  3. 高活性物質の区分け
    1. コントロールバンディング
    2. リスクフレーズ
    3. GHS区分
    4. 区分けのいろいろ
  4. 封じ込め設備の設計
    1. リスクベースアプローチによる封じ込め設備の設計
    2. 空調設備の設計
    3. 更衣室の設計
    4. 呼吸保護具の選定
    5. ミストシャワーの設計
  5. 構築事例
    1. 原薬工場
    2. 固形製剤工場
  6. 封じ込め設備のエンジニアリングにおけるポイント
    1. エンジニアリング全般的な事項
    2. 設備設計における留意事項
  7. 薬塵測定におけるポイント
    1. SMEPACによる薬塵測定
    2. 試験の準備計画
    3. 実施の際の留意事項
第2部 新しい封じ込めの方式および洗浄評価、リスクアセスメント

 マルチパーパス設備で高活性物質を扱う場合、交差汚染防止のためにより確実な洗浄が必要とされる。一方で、洗浄作業の軽減を図っていくのがポイントである。このために新しく提案されている封じ込めの方式について、基本的な考え、各種の方法などを具体的に紹介する。
 洗浄評価の新しい動き、封じ込め機器についてのリスクアセスメントについて紹介する。

  1. 新しい封じ込めの方法
    1. ハードタイプの封じ込め
    2. ソフトタイプの封じ込め ~ フレキシブルコンテインメント
    3. それぞれの特徴と使い分け
  2. フレキシブルコンテインメントについて
    1. フレキシブルコンテインメントとその動向
    2. バグインバグアウトという手法
    3. フレキシブルコンテインメントのための道具たて
    4. 道具の使いやすさとその比較試験
    5. 経済性評価の具体的な事例
  3. フレキシブルコンテインメントの原薬工場への適用事例
    1. 原薬工場で粉体を扱う工程とリスクの評価
    2. 原料秤量小分け
    3. 原料投入周り
    4. 遠心分離機周り
    5. 乾燥機周り
    6. 充填設備周り
    7. IBC周り
    8. 改造事例
  4. 高活性物質を扱う場合の洗浄と評価
    1. 高活性物質を扱う設備での洗浄作業 ~CIP・WIP~
    2. 洗浄評価基準の新しい動向
    3. 目視検査VRL
    4. 洗浄評価の事例
  5. 封じ込め機器のリスクアセスメント
    1. リスクアセスメントの適用事例検証 その1
    2. リスクアセスメントの適用事例検証 その2
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表
  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 63,000円 (税込)
複数名
: 53,000円 (税別) / 55,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
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本セミナーは終了いたしました。

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