技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品のLCM / 延命特許・研究開発戦略における併用薬

日欧米の動向からみた

医薬品のLCM / 延命特許・研究開発戦略における併用薬

~併用薬における知的財産戦略~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品のLCM・延命策として注目される併用薬について基礎から解説いたします。
また、特許、延長登録、再審査/データ保護など、日本と欧米での相違点について解説し、動向・実務を比較して詳解いたします。

開催日

  • 2011年9月27日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する技術者、知的財産担当者

修得知識

  • 併用薬の基礎
  • 日本と欧米での相違点
    • 特許
    • 延長登録
    • 再審査
    • データ保護

プログラム

 医薬品のLCM・延命策として併用薬が近時注目されている。併用が実質的に「業界標準」となれば、これ程有効な延命策はない。他方、併用薬の知財の権利化・権利行使は、各成分が既存薬であるため、新薬と異なり困難な側面がある。
 併用薬の欧米の実務は、特許、延長登録、再審査/データ保護等で日本と異なる面も多く、併用薬のグローバルな対策は、三極の実務・動向を押さえておくことが重要である。
 本講座では、併用薬を知的財産の側面から分析し、知財からみたグローバルな医薬品研究開発戦略の一環として活用して頂くことを目的とする。

  1. 医薬のLCM/延命のための知的財産戦略
    1. 概論 医薬品の研究開発プロセスから特許を俯瞰する
    2. 各論 各段階における特許出願の類型、審査上の問題等を検討し、併用薬の位置づけをみる
    3. 延長登録制度
      1. 従来型~従来型低分子特許の延長登録
      2. 先端分野型~従来型低分子特許の応用で済むのか検討する
    4. 知的財産としてのデータ保護 (Data Exclusivity) ・再審査制度
    5. 先発企業・GE企業の対策~LCM/延命の観点から併用薬をみる
  2. 併用薬の特許出願戦略・権利取得
    1. 併用薬の医薬開発の側面~知的財産の目で見た類型・科学技術
    2. 特許出願戦略~クレーム類型・審査基準
    3. 延命戦略としての併用薬~通常出願と延長登録
    4. 日本の判決例・審決例等
      1. 特許要件の判決例
      2. 延長登録の判決例
    5. グローバルに見る~併用薬は普遍的なのか
      1. 米国の例
      2. 出願戦略
      3. 延長登録戦略
      4. 欧州の例
      5. 出願戦略
      6. 延長登録 (SPC) 戦略
  3. 併用薬特許の権利行使
    1. 併用薬特許の権利範囲~合剤と併用~クレームから考える
    2. 侵害類型~直接侵害と間接侵害
    3. 判決例~用途発明の判決例から考える
    4. グローバル戦略
      1. 米国
      2. 米国訴訟での併用薬
      3. 直接侵害のほか寄与侵害・誘引侵害等間接侵害がありうる~近時の判例から考える
      4. 欧州
      5. 国ごとの温度差
      6. 欧州司法裁判所判決の判決例から今後を考える
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 馰谷 剛志 (駒谷 剛志)
    山本秀策特許事務所 特許部門 (化学・バイオ・医薬)
    リーダー / 弁理士 (侵害訴訟代理付記)

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/12/4 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/12/4 SDS・ラベル超基礎講座 オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン
2024/12/5 特許情報調査の基本と競合他社調査および技術テーマ調査、技術動向分析の進め方 オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/6 共創の知財戦略による新規事業の創出と実施体制の構築 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)