技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

風力発電システムの事業動向と経済性、市場参入におけるビジネス戦略

風力発電システムの事業動向と経済性、市場参入におけるビジネス戦略

東京都 開催 会場 開催

日本では発展進度の遅い風力発電ですが、世界市場としては洋上発電の活発な開発や米独中印といった風力発電先進国の事業展開など、近年でもさまざまな動きが見られます。
国内外の風力発電市場にどのように関わっていく余地があるかを趣旨として、情報や統計の不足と言われる風力発電産業の実情を紐解きます。

概要

本セミナーでは、「国内外の事業動向・政策・需給状況」、「系統連系の課題と対策」、「ビジネス戦略と経済性」の3部構成で風力発電産業の実情を解説いたします。

開催日

  • 2011年2月24日(木) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 風力発電システムに関連する技術者
  • エネルギー、スマートグリッド関連の事業を検討している方

修得知識

  • 国内外における風力発電事業動向と政策・需給状況
  • 風力発電における系統連系の課題と対策
  • 風力発電への参入におけるビジネス戦略と経済性

プログラム

第1部 世界・日本・アジア諸国における風力発電事業動向と政策・需給状況 (10:30~12:00)

 地球温暖化防止の強力な手段として、風力発電が世界的に急伸長しており、これまで10年以上にわたって年率25%以上の伸びを示している。2010年現在、世界の風力発電の総設備容量は1億7千万kWを超えている。特に、オバマ大統領のグリーンニューディール政策施行後の米国、アジアの経済発展を続ける中国およびインドの急進展状況には目を見張るものがあり、さらに2008年以降グリーンエネルギー立国を標榜し、風力発電をはじめとする再生可能エネルギー産業を加速しつつある隣国韓国の動きも注目される。
 本セミナーでは、世界各国の風力発電産業と風力発電事業の動向を明らかにすると共に、わが国の固定価格買取り制度施行後の風力発電事業の将来展望や洋上風力発電などの動き、さらには風力発電産業の現状と今後の展望について解説する。

  1. 地球環境問題の現状
  2. 低炭素化社会の実現には?
    1. 再生可能エネルギー
    2. 原子力発電
  3. 風力発電の歴史
  4. デンマークの風車産業の成立
  5. 風力発電の最新動向
    1. 世界の最新動向
    2. 日本の最新動向
    3. 中国の最新動向
    4. インドの最新動向
    5. 韓国の最新動向
  6. グリーンニューディールと風力発電
  7. 風力発電と国内産業
  8. 風力発電の技術とコスト
  9. 風車の大型化
  10. 洋上風力発電
  11. 小型風力発電の状況
  12. 風力発電の国際標準化について
  13. 21世紀の風力発電と将来展望
  14. 足利工業大学の取り組み
  15. 将来に向けて
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 風力発電における系統連系課題と対策 (12:45~14:15)

  1. 各国の電力系統との連系状況・条件
  2. 国内風力の賦存量とポテンシャル
  3. 日本の政策動向
    • FIT
    • 規制緩和
    • 中長期導入目標
  4. 周波数変動と電圧変動 (電力会社が風力事業者へ設備要求する根拠)
  5. その他 (主に電気制御系、電力系統関係)
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 風力発電への参入におけるビジネス戦略と経済性 (14:30~16:00)

 風力発電関連産業への参入にあたって最初に検討が必要な事項を解説する。
 まず、主要な市場の成立要因と動向を概観する。次に、どのような業種の企業が参入しているか例を挙げる。風力発電事業の経済性については、費用・収益構造を説明し、続いて事業リスクと代表的なビジネスモデルを紹介する。
 そして、発電事業と風車製造の両方の観点から重要な風車設計ガイドラインについて解説する。
 最後に、最近の世界動向を分かりやすく把握するために、風車メーカーの動向を見てみる。

  1. ターゲット市場
    • 北米
    • 欧州
    • 中国
    • インド
    • 新興市場
  2. 参入業種
    • 事業家
    • 投資
    • 融資
    • 運転保守管理
    • 風車製造
    • コンポーネント製造
    • 素材供給
    • 工事 等
  3. 費用・収益構造
  4. 事業リスクとビジネスモデル
  5. 風車設計ガイドライン
  6. 風車メーカー動向
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

連合会館

4階 404会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/23 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2024/12/23 研究開発におけるポートフォリオ・マネジメントの方法とその具体的な活動 オンライン
2025/1/10 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2025/1/10 新規事業を生み出す社内起業家の育成と必須スキル オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/21 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/21 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/24 新商品アイデア創出・選別の方法と仕組みづくり オンライン
2025/1/27 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン
2025/1/30 特許情報からみた5G・6G材料開発戦争 2022 オンライン
2025/1/30 特許情報からみたBeyond 5G 材料開発戦争 2023 オンライン
2025/1/30 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/30 熱利用技術の基礎と最新動向
2018/2/26 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場
2018/2/23 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/9/29 触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略
2017/9/22 2017年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2017/8/25 2017年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2017/7/21 2017年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望
2017/5/26 2017年版 HEMS市場・関連機器の実態と将来展望
2017/3/24 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2017/2/24 2017年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/1/27 2017年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/9/23 2016年版 スマートハウス市場の実態と将来展望
2016/8/26 2016年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2016/7/22 2016年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2016/5/27 2016年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/1/29 2016年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2015/12/18 2015年〜2016年版 電力自由化市場総覧 (2016年 新春号)